ゴマ

子育ては任せろ

May.23,2001

実はちょっと困った事態が起きた。

昨日産まれたチロちゃんの仔猫たち・・・全部で5匹。実は、チロちゃんが子育てを放棄してしまったようだ。捕獲した直後の出産だったせいだろうか?3階のロフトは無人で、ビデオカメラで様子を観察してくれていたのだが、仔猫はどうも放っておかれているらしい。れいさんから知らせを聞いて、人工授乳に切り替える決心をした。チロちゃん、ごめんね。やっぱり怖いんだね。チロちゃんがそのうち迎えに来ておっぱいをあげてくれるかも知れないから・・・といつまでも迷っていて、仔猫がすっかり脱水状態になってからでは遅い。決断しなくちゃ、しかしこれは大変だぞ。

獣医に哺乳瓶とミルクを買いに行き、れいさんの家に急ぐ。仔猫たちは、本当に小さい。ゴマの仔猫もこんなだったな・・・と思い出し、しかし母猫が全て世話をしてくれたお陰で、私は授乳中は本当に楽をさせて貰ったのだ。アインですら、おっぱいだけはあげていた。とても苦しそうだったが・・・。

仔猫を1匹ずつ抱き上げて、先ずはオシッコとウンチを出させる。お尻をトントン叩くのには、獣医は脱脂綿が良いと言っていた。授乳前にオシッコさせ、飲んだ後もオシッコさせるように言われて、その通りにやる。初乳は飲んでいたらしく、お腹がペシャンコという事はなかった。

しかし哺乳瓶の乳首をくわえさせるのは一苦労だった。元気で動きまわろうとしていて、あるいは母猫の身体を探してうごめいているのかも知れないのだが、なかなかじっとして乳首をくわえてくれない。1匹1匹、時間をかけて、何とか少し飲ませてはオシッコをさせる。

5匹は身体の大きさにも差があり、大きい子は元気も良い。しろ猫で頭部にだけ柄が入った子が2匹、真っ黒ちゃんが1匹、黒キジが1匹、そしてベンガルのような見事なサバ模様が1匹。どの子も本当に小さくて可愛い。子スズメほどの大きさである。ようやく乳首に吸い付いてくれて、少しでも飲んでくれると感動的に嬉しい。何とか育って欲しい。

思えばジャムも母親のおっぱいを知らずに、大崎さんにミルクで育てて貰ったのだ。どんなにか大変だっただろうと推測される。今では大きくなっちゃって・・・。パンチング用のネズミのおもちゃのネズミと見間違っていた頃とは大違い。今では今日の仔猫から見たら、怪獣のようだろう。性格も・・・(笑)!

れいさん一人で、5匹の授乳は相当大変だろうと思う。子育て猫(乳母)がいると良いのだが・・・。私は今日は仕事を休んだのだが、明日からもずっと・・・という訳にもいかず、心を残しながら夕方には帰宅した。れいさん・・・何とか頑張って。乳母も含めて里親募集も始めるからね。

変な姿勢で授乳を試み続けていたせいで、背中が痛い。歳はとりたくないなあ・・・!

今рオて確認したら、夜にはたくさん飲んでくれたと言う。良かった!
その調子で頑張って、仔猫ちゃんたち、れいさん!


inserted by FC2 system