アイン

復活

May.28,2001

やっとアインの涙目が回復して来た。今年は、気が付いた時からマメに目を洗い、短い鼻筋をマッサージしつつ、涙で濡れた部分をそのままにしないように心掛けていたので、余りにもひどくなるのが防げたようだ。それでも、抵抗力が落ちているのが判った。寝てばかりいたし、その眠りもとても深かった。フードにはプロポリスとエキナセアの両方を混ぜている。こうしたサプリメントで、日々免疫力をつけさせるしかないと思っている。いたずらに抗生物質など使いたくはない。たとえ目薬にしても同様だ。

元気になると、毛繕いも良くするし、自分で顔も洗うようになる。そうなると、みるみる顔が綺麗になった。濡れて黒ずんでしまっていた目頭から鼻筋も、すっかり綺麗になった。美しいアインの復活だ。

それにつけても、純血種は弱いと感じる。歳もとってはいるが、仔猫の頃から直ぐにお腹を下しがちだったし、僅かな距離の車での移動でも下痢とヨダレが凄かった。そうなると、精神的にも弱いのだろうか。アインの場合は、何しろ身体も小さい。しかも過保護に育ててしまった。色んな要因が考えられるが、いずれにしても健康に今後も過ごさせてやる事は、私の責任である。いつまでも元気で長生きして欲しい。弱い可愛いアインちゃんなのに色々とガマンもさせているから不憫でならないが、その分もますます愛情を注ぐしかないのだ。

さて、チロちゃんの赤ちゃん達の続報。れいさんの母親振りは素晴らしく、2時間おきの授乳とお尻の世話、そして寝かしつけるまでの子守りを見事にやっている。仔猫たちは順調に成長しており、れいさんをすっかり母親だと思って吸い付いて来ているらしい。もう間もなく目も開くはず。最初に目に入るのはれいさんの顔だろう。手放せなくなる程可愛がって手を掛けているのだが、既に予約も入りつつある。私のところで充分吟味させて頂いてから、れいさんに里親さん候補としてご紹介したいと思う。小柄な身体に溢れるパワーと情熱で母猫役を務めているれいさんに、私は敬意を持ってエールを送りたい。ゲンちゃん、赤ちゃんにれいさんを独占されてもガマンしてね。まあゲンちゃん自身も、きっと母親になりきっているかもね。

昨日、夢丸くん(旧サバちゃん)の保護者の方が、この可哀想な猫を家に置いて貰える事になったので、里親募集は取り下げますという内容のメールをくれた。ご両親も、彼女の熱意に折れて下さったようだ。そしてSOS自体は完了としたのだが、まだまだ夢丸くんには治療費もかかる事だろう。先日お送りしたカンパの後にも寄せられた支援金が少しあるので、《猫の手倶楽部》から補充して、もう一度送金させて頂いた。保護者はカンパも辞退しているのだが、全盲でエイズ、しかも事故の傷も癒えきらない夢丸くんを飼う事にしてくれた彼女には、今後もずっと支援をしたいと考えている。

同様に、今度《Catpeople Net Magazine》のメンバーとなってくれた淳子さんもまた、ハンディを持った仔猫を里子にして頑張っている。こういう人を支援しないでいては至誠に悖る。まともな考え方をして頑張っている人にこそ、声援を送るべきなのだ。そしてそういう人たちからは、とてもパワーや勇気を貰えるのだ。今夜は図らずも、困難を乗り越えて頑張っている女性3人の事に触れた訳だ。みんな頑張って。そして有難う。


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