ジャム

すやすや

Jul.12,2001

昨夜寝苦しくて起き出してTVをつけたら、BBC制作の「鳥」のドキュメンタリーを放送していた。こ昨夜は、猛禽類のハンティングの様子を丁寧にカメラが追っていた。鳥の世界では食物連鎖の頂点にある猛禽類だが、素晴らしい武器を持っている割には猟の成功率は意外と低い。難を逃れた野ネズミやイグアナ、ペリカンたちを観ながらホッとしたり、かと思えばハンティングする側も子育ての為にエサの確保に必死だったり、自然界の営みは大変に厳しいと改めて思う。そういう理屈は別として、隼の芸術的な空中飛行には見惚れてしまった。時速300qにもなるスピード、羽をたたんでの垂直急降下・・・なるほど日本の戦闘機に名前をつけたくなるだけの事はあると思った。大きな翼を持つ鳥が、着地寸前に見せるホバリングの姿が私は好きだ。鳥も綺麗だ。生き物の造形はあまりに見事で、創造主のイマジネーションには舌を巻く。人間ももう少し綺麗に造って欲しかったなあ・・・。

サンちゃんの里親さんから、素敵なお便りを頂いた。サンちゃんが階段で危なくないようにと、早々と今日ドアをつけて貰ったと言うのだ。ご家族みんな猫好きで、抱っこも大好きだと言う。甘えん坊のサンちゃんには、この上ない里親さんだろう。日曜日を楽しみにして下さっている。もう会えなくなっちゃうけれど、寂しがってはいけないのだと自分に言い聞かせる。獣医さんご夫妻も、さぞ寂しがるだろうな。

他にも朗報があった。まだ正式発表は出来ないのだが、お友達が当HPの里親募集コーナーで掲載中の仔猫を里子に迎えてくれる事になりそうなのだ。既に2匹の素敵な猫がいるお家で、猫のHPも公開している。乞うご期待と言うことで、正式に貰われて行った暁には、ここでもお祝いさせて頂きたいと思っている。こういうニュースが何より嬉しい。

階段にドア・・・と言えば、我が家でも遂に階段の下にドアを付ける事になった。猫や子供が下に落ちては危ないから・・・という目的ではないので、我が家では階段の下に付けるのだ。そう、徘徊中の舅が上がって来ないように。同じドアを叩くのでも、寝ている部屋のドアを叩かれては堪らないので、上り口にドアを付ける事で申し訳ないがシャットアウトする事にした。今まで付けていたカーテンは、既にレールごと引きちぎられてしまっている。念願のドアだ。こんな事ならば、8年前に欲しかった。突然思いついたように(実際突然思いつくらしいが・・・)攻めてくる敵に、どれだけ戦々恐々とした事か。しかし「オレの目の黒いうちは」と威張って、風呂の蓋ひとつ替えさせない舅であった。目はまだ黒いが大部訳が判らなくなって来たので、もはや決行してしまうのだ。しかしボケてはいても、訳の判らない電話攻勢は治まらないのだが。一体どういう頭の構造なのか・・・原因も対策も、なかなか単純にはいかない。

ジャムはもうじき生後4ヶ月。すっかり我が儘娘で、寝ている時だけ平和である。だけどゴマのオシッコは治まっているし、ジャム効果は凄い。私達も、ジャムを見ているだけで心が和む。解決のつかない問題をたくさん抱えている時だけに、ジャムはもうひとつ幸せを運んできてくれた天使だ。アインは相変わらず怯えてしまうが、やっと少し免疫が出来てきたようにも見える。頑張って、アイン。そして健康でいて欲しい。


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