ミュウ 

ボケボケ 

Sep.15,2001






ポインタを置いて下さい。 
ロールオーバーします。

ボケているのはミュウか写真か?・・・と禅問答をしているのではない。答は「どっちも」。フラッシュ点灯させずに撮した結果、ここまでしか撮れないのはカメラのせいか技術の無さか?何だか悲しい冒頭になっちまったなあ・・・・。

今日は、SUNちゃんの取材に大変な遠方からSさんが来た。主役はSUNちゃんなので、私は下調べのお手伝いである。近日中には、SUNちゃんママとSUNちゃんに取材が行くと思うし、今日は私だけでなくSUNちゃんの保護主・みょーこ姉ちゃんにも同席して貰った。3人とも良く喋った。記事が出るかどうかは確定ではないのだが、SUNちゃんの存在が、多くの人の心に響いた結果こういう成り行きを生んだだけでも嬉しいと思う。

SUNちゃんはその名の通り、今は太陽のように輝いている。先日の台風の日にひっそりと死んでいったSUNちゃんの母ドロシーは(かねてより具合が悪いとは聞いていたが・・・)、生まれ育った場所に埋めて貰って、今ではSUNちゃんの兄弟の五郎を見守ってくれているだろう。8月8日には、SUNちゃんのバアちゃんも死んだ。みんな野良猫としては長寿と言えるかも知れない。だけどSUNちゃんは家猫となり、これから15年以上は生きるのだ。運の強いSUNちゃん。やっぱり福猫かも知れないね。

Sさんには我が家にもちょっとだけお立ち寄りいただき、ミュウ達を代わる代わる撫でた後にはジャムには真剣に遊んで貰い、その後でみょーこ姉ちゃんと待ち合わせて話を聞いたら、かなりの強行軍で北国に帰って行った。お疲れさまです。

Sさんを新川崎までお送りする途中で、みょーこ姉ちゃんを降ろす。例の(霊の?)場所である。しかし今夜は平気だと信じていた。お数珠も着けていたし、私もぼーっとしていないつもりだったので。今のところこうして元気にしている。本当は先日みょーこ姉ちゃんに借りたマンガの続きを借りたかったのだが、新幹線の時間が迫っていたので諦めた。マンガは初期の時代からのサザエさんである。

昭和21年に連載開始したというこのマンガには、「配給」だとか「引き揚げ」「代用食」などの言葉がしきりに出てくる。会社には「給仕」が、街には「MP」がいる時代だ。手を真っ黒にして何を大人が丸めているのかと思えば「炭団」らしい。しょっちゅう停電があり、電話は「呼び出し」がまかり通り(意味が判るかなあ?どこの家にも電話がある訳ではないので、店などで借りる訳だ。かけるのもかかって来るのも。)、「洗い張り」している板が立てかけられた風景が目につく。他にもその当時では時事であっただろう「(サンフランシスコ)講和条約」だの「男女同権」だのと社会派の一面も見せる。先日ここでも話題に出た木製の氷の冷蔵庫の絵も見られたし、洋装に足袋を履いている姿も目立った。懐かしく思い出せる時代風景もあり、自分の知らない時代の事もある。私の子供時代には「銭」という貨幣単位はなかったのだが、駄菓子屋では1個50銭の飴玉は売っていた。当然2個で買うものである。スイカを風呂場で冷やした想い出もあるし、保温出来る炊飯器はなかったので、炬燵の布団の下に置いて保温した事も覚えている。我々は、日本が貧しかった時代を知っている最後の世代かも知れない。

しかし、本当に日本は豊かになったのだろうか?!

昨日の「猫雑記」を見た多くの人から、心配してメールや電話を頂いた。もう大丈夫・・・だと思う。この場を利用して、改めてお詫びとお礼を申し上げます。


inserted by FC2 system