ジーコ

キザな顔

Sep.16,2001

午後、捕獲器の貸し出しに出掛けただけで疲れてしまった。凄く暑いんだもの。モスバーガーに行こうとしたが、今日までフレッシュバーガー250円とかで、えらく混んでいた。頭の中はフレッシュバーガーになっていたのだが、仕方なく諦める。クルマが停められなくてはどうしようもない。スピード違反はしても駐禁は犯さないのだ。

暑くてエアコンをつけているが、昨日からミュウが連続してクシャミをしている。鼻の頭が真っ赤になってしまった。プロポリスを飲ませるが、とても嫌がる。どうしちゃったのかな?歳をとると、ちょっとした事でも心配になる。あまり寒くないように気を付けながら、夕方になってから少し私達も横になる事にした。すると途端にジャムがやって来る。私の膝の後ろの窪みにすっぽり入って、ドテッと横たわる。ジャムの重みを心地よく感じながらうとうとしていると、電話が鳴る。やはり時ならない時間には、なかなか眠らせて貰えないものだ。

しかし、今日貸した捕獲器で首尾良く目当ての野良猫を捕獲出来たという報告を聞いて、とても嬉しい気分だ。来週、もう1台の捕獲器も貸し出す。こちらはマンションの敷地内で増えている野良猫を避妊し、きちんとエサやりするという計画を立てて、マンションの住民に対しても理解を求める動きを取り始めている友人に貸すものだ。今まで出来ないと思っていた事を、勇気を出して始めたその友人に、心からの応援をしたいと思う。

昼寝していた時、私の顔の脇にいたのはアインだが、ジーコが傍に来たら怒って追い払っていた。可哀想なジーコ。母と息子で10年以上も一緒に暮らしていても、こういう事もあるのだ。しかし昨夜みきこちゃんと電話していたら、ミーシャが遂に爪切りをさせるようになったという話を聞いた。最初に家に来た時には、女帝ロミ様に邪険にされて可哀想な状態だったのが、みるみる大きくなって威風堂々たる女丈夫(しかも美しい)となり、今では年老いたロミが幾ら威嚇しようと平然としている。そして後から来た仔猫だったシルビアを今もとても可愛がるという。みきこちゃんが辛抱強く愛情を注いで来た事が、月日をかけて結実したかのようだ。どうしてもさせなかった爪切りをさせるようになったといのも、なかなか象徴的ではないか。

みきこちゃんの家では我が家と同じ5匹の多頭飼いであるのだが、複数いるとその社会性を見ているだけでも楽しいね・・・と話していた。お互いの思いやりや牽制のし合い方、そして猫ダンゴになって眠る姿は、飼い主の心に多くのものを与えてくれている。赤ちゃんだったトムが大部青年らしくなったものの、可愛がられて甘やかされた末っ子「おトム様」は、誰よりも先にご飯を食べないと気が済まないし、叱っても「この僕を叱るなんて!」と怒るそうだ。どこかの末っ子とあまりに似ているので可笑しい。

そして帰省していたヒデちゃんが起きて来たので、電話を代って貰ったら、お約束の「トム赤ちゃん!」を歌うように言ってくれた。心がほころぶ。今夜はもう、七沢学園に戻って、また指折り数えて家に帰る日を楽しみにしている事だろう。ママが一番だもんね。今回の里帰りでも、ママのカレーをいっぱい食べたようだね。送迎しなくても自分で行き来出来るヒデちゃんなのに、学園側では何かあると困るという事で親の送迎を義務づけているようだ。高速を乗り継いで、運転が好きでもないのに、みきこちゃんもお疲れさま。だけどヒデちゃんの為に取った免許だからと、せっせとヒデちゃんを乗せるみきこであった。ちゃんちゃん。

そして晩ご飯の後、みょーこ姉ちゃんに電話してみた。みょーこ姉ちゃんは一人暮らしだから、死んだら蛆がわいてから発見されるだろうと言っていたが、蛆と共に発見するのは嫌だから、時々生死を確認しなくちゃいかん(笑)。今日は酒も飲まず、紅茶を飲みながら私の身体を心配してくれていた。私の代謝を良くするツボを研究してくれると言う。だけど痛いのは嫌だからね!自慢じゃないけど、我慢強くないんだから(知ってるだろうけど)、私は。


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