ジャム

ジャムモデル

Oct. 1,
2001

凄い雨。洗車したばかりなのに・・・!夜になっても一向に止む気配はない。ハナクソや野良猫たちは、どこで雨宿りをしているのだろう・・・。野良猫ばかりではない。鳥だって、こう大雨では濡れずにはいられないだろうし、エサだって獲れなかろう。東京都ではカラスの捕獲作戦が始まったらしいが、愛護団体の反対に遭っているらしい。カラスは猫の目を狙って憎らしい事が多いが、カラスも生きる為に必死なのだ。捕獲したカラスは、その後どうするのだろう?

古今亭志ん朝が死んだ。一番好きな落語家だったのに、63歳の若さで逝ってしまった。肝臓ガンだというが、個人的には凄く残念だ。私の世代では志ん生の『火焔太鼓』はレコードでしか聞いた事がないが、志ん朝のものは聞けた。テンポの良い芸は父親よりも上手いと思ったが、世間はなかなか父親を越えたとは言わないものだろう。父親の歳を越えるまでは。

ジャムの発情もどきは、2〜3日で鎮まってしまった。1晩に1声くらい「あお〜ん」なんて鳴いてみせたが、それっきりだった。やっぱりまだ子供か。『JAM』と名前入りの仔猫用ネックレスをして、動くモノ全てに飛びかかっていくいつも通りのジャムである。

昨夜から、猫たちにマッサージを徹底してやってあげている。先ずはミュウ大王に試した。背骨に沿って、血行を良くするように充分撫でてから、少しずつ深いところに届くようにローリングを加える。後ろ足の大腿部は、かなり強く揉んでやる。嫌がるどころか、ヨダレを流して喜んでいる。「気持ちいいの?」「お客さん、凝ってますねえ・・・」などと声を掛けながら、1時間ほどマッサージする。ストレスが免疫力を低下させるのだったら、気持ちが良くて幸福な気分であれば、きっと免疫力も高まるだろうと勝手に考えている。

ミュウを終えてアインに移ると、あまりの身体の小ささに驚く。華奢で筋肉量がまったく違うのだ。マッサージするのは心許ないから、繰り返し背中を撫でて血行を促し、あとはひたすら「気」を送り込むつもりであちこちに手を当てていた。淳子さんに送って貰った『猫マッサージ』の本にも、「気功マッサージ」の事が書かれていた。気を送るイメージと、猫が良い状態になったところをビジュアル化して思い描く事が大切だとあった。

ジーコとゴマは、こうちゃんが担当。ジーコは情けない顔をして、まるで苛められているのをじっと我慢しているかのようだったが、ゴマは大喜びで興奮していた。ゴロンゴロン転げてしまってまともにマッサージにはならないが、嬉しそうだからまあいいか。

手を動かしていると、その間ずっとジャムが手を狙っている。ジャムにもしてみたが、おとなしく揉まれている訳がない。さんざんキックと噛みつき攻撃を受けて終了とした。大人になったらちゃんとしてやるからな!

昨夜遅く、「SOS隼人・大和」をひっそりと終了した。隼人も退院して四谷に戻り、治療費を病院に振り込んで、あとは美保さんが責任あるエサやりと観察に努める事になるだろう。里親さんを探すには至らなかったものの、怪我の治療と去勢は出来たのだし、何よりも美保さんが今後の保護精神に自信を持って続けて貰えるならば、これは大きな収穫であったと思う。

さあ、次はきららちゃんとグリコちゃんの里親さん探しと、チョロちゃんの治療がうまくいくように気合いを入れ直さなくちゃ。


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