ジャム

みきこに撫でられ

Nov.10,2001


会社が寒いっ!北向きの1階のオフィスは、昨日くらい寒かったら暖房いれようよ!上司のおっさんは寒くないらしい。風邪ひいてるくせに、あったかくして仕事しようよ!あんなに寒くちゃ、また顔面神経痛どころかあっちこっち神経痛になっちゃうよ〜!ただでさえ二人きりで、しかもおっさんは口数が少なくて声も小さくてひっそりしているものだから、寒々しいんだよ!昼休みだって無言なんだよ。暗〜い顔してさ。悪い人じゃないけれど気詰まりなんだよね。

繁華街ならばいっそ昼は外食したいところだけれど、ラーメン屋しかないしなあ・・・。しかもおっさんであふれかえっているのだ。仕方ないから、コツコツと仕事しちゃったりして・・・馬鹿みたい。でも早く終わらせて帰りたいからなあ。ブツブツ・・・・結局昨日も、一日中エクセルで集計表を作り直していたら結構疲れた。関数もバッチリ。あとはマクロも使って、もっと月次処理が楽に間違いなく出来るようにするのだ。

専務をネスケ派に引き込もうと企んでいる。PCのハードディスクを入れ替えたら、毎度パスワードを入れないとアウトルックが送受信できなくなってしまったという。何度設定し直しても駄目らしい。それで私に電話をよこして、今度ネスケのROMを貸してくれるかな?と言う。勿論喜んで!一人でもネスケ派が増える事を心から望んでいる私なんだからね。ちなみに我が妹もネスケである。しかし妹はこれを読んでも、ネスケってなに?と思っている事だろう。実は、今夜は我が家に泊まりに来ているのだ。

妹は日吉の歯医者に定期検診に来たのだが、舅がショートテスイしているはずだったので「たまにはお泊まりしたら?」と誘ってあったのだ。しかし舅は家に居る。また騒動があるかも知れないけれど、そこは我慢して貰おう。誰が来ているかは、どうせ説明しても判りやしないのだ。

妹は夕方でないと来られないのだが、昼にはみきこと待ち合わせて、色々と食べ物を持って来てくれた。お弁当プラスおかずをどっさり。ケーキまである。嬉しい。しかし健啖を誇る私でありながら、今日は調子が悪くてあまり食べられない。上司のおっさんの風邪をうつされたのか、兎に角寒いオフィスで身体が冷えたのか、雨の中を昨夜はいっぱい歩いたせいか、風邪気味なのだ。熱があって鼻声である。洟も咳も出ないのだが、頭痛と熱で何ともだるい。糞忌々しい。

それに懲りて、駅ビルの中の安売り店で遠赤外線ヒーター(スチーム付)を買い込んだ。そのまま車のトランクに入れてある。月曜日からは、一人でぬくぬくさ!

みきこは、ご主人の「しんちゃん」にお願いして買って貰ってあったカメラのレンズ保護フィルターとスマートメディアのカードリーダーを持ってきてくれた。何と太っ腹な事に、両方とも転職祝いにプレゼントだと言ってくれる。ううう・・・このご恩は、来世では牛馬に生まれ変わってお返し致します(笑)。

ケーキも食べ終わった頃、妹から電話が入り、こうちゃんがピックアップに行ってくれた。みきこ曰く、誰の事も当たり前のようにさっとお迎えに行ってくれるようなダンナ様なんか、そうそう居ないよ!という事で、改めて感謝してみたりしている。そうか・・・そうなんだ!

みきこに先日のY新聞を見せると、初めて「ちょっと貴女の顔とは違うなあ・・・」と言ってくれた。曰く(「曰く」が多いな、今日は)怪しげで老練な巫女のようだというのだ。カラー写真であれば、真っ黄色のトレーナーを着ていてとても巫女には見えないはずだが、白黒だと白いローブを着ているかのようだ。ヘアスタイルも巫女っぽい。巫女は巫女でもウブな娘の巫女ではなくて、あくまでも「怪しげな」巫女だと言う。ついでだから昔の写真も見せると、なるほど昔は「怪しくない巫女のようだ」と言う。どのみち巫女かい。

そう言うみきこはちょっと面影が私の母親に似ているので、母親の写真も見せたところ、美人なので喜んでおった。しかも、私が母親似ではないと、人々と同じ事を言う(怒)。我が家もご多分に漏れず、娘達は父親似なのだ。恨むぞ、母め!自分だけ一生「美人」の誉れを受けて、ずるいではないか。娘を産むならば、美男子と結婚して欲しかったぞ。まあしかし、父親も味のある顔ではあるのだが。と言うことは、私も「味」で勝負するしかないのか?

菊名のYMCAで『ともに歩む会』の会合に出席するみきこを、6時半頃日吉駅まで送り、名残惜しいがバイバイする。妹は予定通りお泊まりである。ジャムが初対面の妹にやけに懐いて、寄り添って眠ったりしている。妹はゴマを見るのも初めてなのだ。我が家に来るのは、実に7年振りである。母だって同様だし、父など来た事すらない。気難しい舅たちに遠慮していたのだ。

来て貰ってもヨメの私も落ち着かないし、母からの心づくしの手土産を、母が帰った後で「これ食べないから要らないわ」と返された時には、2度と家には呼ぶまいと思ったものだ。舅・姑ともに惚けてしまった今だったらそう気兼ねなく来て貰えそうだが、今では病気の父親を置いて母が来る事は叶わなくなってしまった。

ゴマもようやく、フェイクファーのマットで寝るようになった。ジャムは相変わらず、こうちゃんの枕の隣にひとつ枕を置いているとそこが自分の場所と決めているらしく、お気に入りのおもちゃを自分でそこまで運んで寝ている。お気に入りのおもちゃとは、私の歯間ブラシである。隠しておくのだが、上手に発見して運び、自分の枕の上にポトリと落とす。困ったちゃんだが可愛いではないか。

inserted by FC2 system