アイン 

アイン子さま

Dec. 8,2001

色々と考える事・するべき事が重なり、寝るのが朝になってしまった。そういう事はやめようと思っているのだが、どうしても時間が足りない。もしかしたら現世では、思うようにはやり終えないかも知れないな(笑)。しかしいずれは呆けて何がやりたかったのかさえ忘れてしまうか、ある日ボックリ逝ってしまうかのいずれかだろう。どちらが良いのか、正直なところ判らない。もちろん、人に迷惑を掛けずにポックリ死にたいという美意識はある。しかし呆けて行くというのは、ある意味では今までの苦労から解放されるというご褒美のようにも思える。もしかしたら、今から既に呆けてご迷惑を掛けている部分もあるかも知れないし・・・。ま、いい歳をして未熟ゆえなのか、それとも呆けているのかは別として、不完全である事は他人様にお許し戴きながら生きて行くのだ。そんな事はお互い様だ。

今日も明美さんと会って話していて、不寛容な社会、不寛容な人間は厭だわね・・・という事を話した。それは許容量の無さを意味する。幅のない人というのは、つき合っても疲れるし面白くもない。どうして面白くないのか・・・イメージが貧困だから、許容量を狭めているという事もあるせいではないか。自分の生活、自分の能力、他人の心の状態・・・それをイマジネーションを働かす事で良くしていけるような気がする。もちろん、場数も必要だろう。思考だけではイマジネーションは膨らまない。そこには意志的な思いやりや愛情が必要である。

しかしそんな理屈っぽい事を話しながら、美味しいご飯を食べていた訳ではない。今日のランチは、明美さんのお土産である韓国料理のランチボックス数種(キムチチャーハン、ビビンバ、チヂミ3種、そしてミックス弁当)と、朝から作っておいたけんちん汁に急いで焼いたカルビである。もちろんリュウ君もこうちゃんも一緒で、ジーコも何か欲しそうにしていたけれど、遂にテーブルから下ろされた。アインはいつものように、テーブルの下をグルグルと回っては、背伸びして私や明美さんに「ねえねえ・・・!」と言わんばかりにチョイチョイを繰り返していた。

明美さんと前回会ったのは、明美さんの家でだった。今回は私の家にお招きする。来て戴くのも申し訳ないが、お互いにお招きし合うのは楽しい。明美さんは忙しい仕事の傍ら、日々の食事をとても大切に生活しているのが素敵だ。明美さんの家で手料理を戴く時にも感心してしまうが、彼女の日記『にゃんことごはん』を読んでいても常に感じる。世に言う「ご馳走」というのではなく、毎日食卓に上るご飯に手間を惜しまない。その結果、息子のリュウ君はすっかり舌が肥えてしまい、お米の味の違いまで判る小学生だ。しかし決して嫌味な子供ではない。むしろ控え目でとても可愛い。いつまでもオバサンと共に食事してくれる可愛いリュウ君でいてくれるかしらん。「次は、又うちに来てね!」と言って、明美さんはまたあの黒米のお握りを仄めかす。行く行く。すぐ行く・・・と言いたいところだが、早くても年明け松の内が明けてからなんだろうな・・・。

大量に食べるものがあったので、ランチは晩ご飯にも充分まわせる位に残った。これからその残りを温めて、もうひとつのお土産であるキムチ各種を戴くのだ。どーだ、羨ましいだろう。ぐふふ・・・。

このところ、アインが大部元気なので嬉しい。昨日みんなにあげたササミも、アインだけは吐かなかった。あとは全員が、すっかりゲロッパしてしまったのだ。吐かせる為にササミを買ってきてチンして熱いのを我慢して小さく裂いて、フーフーして差し上げたようなものである。但しジャムだけは一欠片も食べなかった。野菜だとすっ飛んで来る猫だが、ササミは好きではないらしい。本当に猫か?「もうササミ買うのよそうね」と話し合う。どうせ栄養的には不十分なのだし、そういう物で満腹にさせてしまうのは良くないのは判っている。ゲロッパの元だしね。

さて、昨日ご紹介した加納姉妹(笑)は、やはり白ちゃんも茶白ちゃんも揃って人気が高そうだ。あの子達の里親募集(募集 No.256)は今夜これからアップすると言うのに、日記『NARAの天使たち』だけ見て既に問い合わせが入っているらしい。2匹一緒にという引き合いもあると言う。遠くても身元のしっかりした人(その時は私も間に入ります!)ならば縁組み加納・・・いや可能ですので(オヤジギャグ?寒かった?)、どうか諦めないでお問い合わせ下さい。決して早い者勝ちであろうはずかないが、里子に出すという事にはタイミングもある。年末・年始を控えたこの時期、新しい家族と新年が迎えられるのかな?しばらくはあの姉妹の写真付きレポートが続くはずなので、たっぷりご堪能頂けます。

そして今夜は、私の大好きなミミコ・シスターズ3匹が勢揃いで掲載出来た。いずれも愛くるしくて、掲載処理をしていて胸が一杯になった。3匹の中には辛い過去を持つ子もいるのだが、優しいお母さんの手元で少しずつ癒されている様子が写真でも判る。是非ご覧下さい。

皇太子妃雅子さんの赤ちゃんは「愛子」という名前になり、我が家の内親王はアイン(子)ちゃんという事で、オヤジギャグ寒波もますます厳しくなりそうだからこれにてご免。


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