ジャム

 
悪い足癖

 
Dec.30,2001

先ずは嬉しいご報告!里親募集していたあのシェパードが里子に行けたのだ。これからデータを『里子に行った猫たち(犬だが(笑))』に移行するのだが、先にお知らせしたくてここで書いてしまう。既に5匹の先住のワンコがいるお家らしいのだが、そのワンちゃんたちともうまく行ったようで、正式に貰われていったという報せが届いた。良かった・・・。寒さと飢えの中で母犬を無くし、それでもおとなしく繋がれていたというあの子には、暖かい家族の元で今までの分まで幸せになて欲しい。応援して下さっていたみなさん、有難うございました。

さあ、次は夢見センセイが預かりしている犬の「たまちゃん」の番だぞ!!虐待されて捨てられたというのに、その家族のところに戻ってしまったたまちゃん・・・保健所にやられるところを救われたたまちゃんに、どうか優しい家族を与えてください!!

しかし寒い。今日から野良たちのご飯の量をまた倍にしてみる。毎日すっからかんに綺麗に食べ尽くされているから、もう少しあげても良いような気がする。たくさん食べて、寒さに負けるな。しかし路地裏には陽もあたらず、吹きつける風も強くて、ハナクソたちの身の上を思うと辛い。せめてカロリーだけは摂って、それを熱に変えて欲しい。どこかでちゃんと風を除けて寝ていられると良いけれど、どこにいるのかはさっぱり判らない。

もう6年もあそこでエサやりし続けているというのに・・・。みょーこ姉ちゃんは、自分がエサやりしているお山では交通事故もないし、最近ではハウスも置いて雨風防げるように工夫したし、自分が責任持ってエサやりしてやるから連れて来いと言ってくれている。しかし瓢六のように遠距離を戻ってしまったら却って危ないし、たとえ姉ちゃんだろうと人任せにしてメデタシメデタシとは思えないのだ。あくまでもハナクソは私が責任を持ちたい。むしろ1箇所だけでは鶴見までのガソリン代が勿体ないから、道中に別のエサやり場を持ちたい位だ。しかしこの先、生活も仕事もいつどうなるか判らないからには、やたらと手を広げられない。鶴見は色んな意味で私の原点でもあるのだから、やはりコツコツと通おう。

昼のニュースを見ていたら、NHKの若い男性アナウンサーが「魚市場」を「サカナいちば」と言っていた。しかも3度も口にした。いつの間に「うおいちば」は「さかないちば」と言うようになったのだろう?こういう揚げ足をとると如何にも口うるさいおばさんか小言幸兵衛のようで嫌なのだが、受信料をとっているNHKくらいは綺麗な保守的な日本語を守って欲しいと思う。アナウンサーのくせに滑舌の悪いのも聞き苦しいが、「十把一絡げ」を「じゅっぱひとからげ」などと発音されると、日本語を大切にしたいと思う私は辟易する。十手は「じって」、五十歩百歩は「ごじっぽひゃっぽ」である。「ごじゅっぽ」などと言わないで欲しい。これも初歩だろ、ワトソン君?私が汚い言葉も遣えるのとは次元が違うのだよ。

まだ年賀状が書けない。もう元日に届くのは諦めた。正しくない日本語は許せないと言いながら、いつからこんなに融通が利く性格になったのだろう(笑)?融通利きついでに、お正月には何も作らないつもりでいたのだが、今日スーパーに行ったらやはりあれこれ買い込んでしまった。お煮〆と黒豆、お雑煮くらいは作るか。あとは安いブロック肉とほんの1回分のマグロの中トロのサク、そして塩分の少ないロースハムを買う。ロースハムは早速ミュウたちが欲しがるので、ほんの少しだけあげる。カツブシや煮干し、カニカマなどを貰っている猫もいるのだし、そんなにしょっちゅうではないのだからと弁解しながら与えてしまった。お刺身も欲しがるだろうなあ・・・。

ジャムがミュウに寄り添っておとなしく眠ったのでやっとこうちゃんは仕事を始めたのだが、突然目を覚まして大声で啼いては遊べと要求している。そして書類の上に寝そべってしまい、仕事は続行不可能になる。「こっちにおいで!」と私が呼ぶと一応は来るのだが、私の肩に乗って高いところのモノに飛びつこうとしては怒り、降ろされたと言っては怒る。そして結局、大好きな紙がいっぱい出ている場所に舞い戻ってしまう怒りん坊のジャム。

「駄目だよ、そこに乗っちゃ!」「こらこらこら・・・!」と優しく叱るこうちゃんの声を背中に聞きながら、私はせっせと更新を急ぐ。こうちゃんは時々ホーミーなどして追い払おうと努力しているが、その声はやがて哀れな悲鳴に変り、どっちの根気が勝る事やら・・・(勝負ははなから目に見えているようなものだ)。 


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