ゴマ
ピンクのマットで

Jan.17,2002

寒さが戻って来た。うちの猫たちは過保護なせいか、ちょっとして気候の変化に弱い。サクラが咲きそうな位に暖かかった直後のこの冷えこみでは、またお腹が緩くなったり涙目になったりしたらいけないと、暖房を入れっ放しである。乾燥もいけないからと加湿器と濡れバスタオルを使い分けているが、エアコンの吹き出し口近くに干したバスタオルが結構良いみたいだ。もちろん、部屋が極度に狭いからこそ使える手である。何が幸いするか判らないものだ。

早朝、誰かが寝ている私のお腹の上に乗った。アインかジャムだろうと目を開けたら、何とゴマだった。「ゴマちゃん、どうしたの?」と尋くと、私の手をペロペロする。アインのようにガリガリと思い切り舐めたりしないので、やりたいようにさせておく。しかし、アインのようにしつこくもない。しばらくお中の上で考えていたのだが、私の枕元に移動して丸くなった。一応、ここは猫たちの中では「特等席」とされているのだ。このところずっと、一人だけダイニングの椅子で眠る日々だったゴマが、触る事の出来る場所で寝ているのは嬉しい。猫に囲まれて眠る幸せを噛みしめて、束の間の眠りに就くと、あっと言う間に起きる時間だ。

晩ご飯の前に、みきこちゃんと電話で話した。お互いのバイオリズムが似通っているのか、昨日あたりから二人とも気持ちが沈んでいて、偶然同時に電話しようとしていたのだった。切る直前に、生牡蠣があるからどうしよう・・・と悩んでいたので、粉をふってバターで焼けと言い、私の方は白菜と豚肉のさっぱり鍋にした。えのきと春菊も加え、ポン酢で頂く。鍋は片付け物が少なくて、しかも野菜もたっぷり食べられて良い。しかし牡蠣も良いなあ・・・実はSUNちゃんのママに牡蠣を注文したのだが、PCトラブルでメールが受信出来ていないようだ。早く届かないかなあ・・・。季節のものだし、牡蠣は死ぬほど好きなのだから嫌と言う程食べたい。何事も過ぎたるは尚及ばざるが如しと言うが、過ぎる位が好きなのだから仕方ない。

またもエイズキャリアの子が保護されていて、本日新たに里親募集に掲載したので、是非見てあげて下さい。また、沖縄県やんばる地区で始められた『移入動物対策としての野良猫およびマングースの駆除殺処分』に関して、『猫も夢見る』1月16日付の日記でも夢見さんが書いてくれていたが、現状を知って頂けるようにと思い、《cats information》でもお知らせを掲載する事にした。こちらもご参照下さい。

尚、希少動物・絶滅危惧種の保存の為に野良猫や他の動物を捕殺して良いとは、私には到底思えない。数の多い少ないで、種の優劣はあり得ない。トキの命もカラスの命も同じ重さであるはずだ。ましてや、環境保護の為にと錦の御旗のもとで生き物を捕殺するのはおこがましい。開発と汚染で環境を破壊して、最も希少動物を絶滅の危機に追いやっているのは人間である。しかもマングースも猫も、本来野生種として存在していたものではないはずだ。人の手で持ち込まれて、それが繁殖して生態系を破壊しているとしたら、そのツケは動物の命ではなく人間の知恵で以て支払うべきだろう。自然界のバランスをとる為の殺生をするなど、いつからヒトは神の代理をするようになったのだ?

私個人としては、『動物を守る会 ケルビム』の主張する代替案が取り入れられるよう応援したいと考えている。先ずは、関連各所に抗議メールを送るとするか。全国で一斉にやらなければ駄目だ。みなさんはこの問題・・・どうお思いになるだろうか?


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