ジーコ

また痛いの

Jan.23,2002

可哀想なジーコ・・・顎の完治の日はまた延びた。これはイカンと思い、せめて少しでも家の中から黴菌を無くそうと決意して、早朝から二人掛かりで大掃除をした。こうちゃんは水フィルターの掃除機で、床から布団から徹底的に吸う。私はスチーム式の掃除機で、あちこちにスチームを噴射して殺菌(しているつもり)。カーテンも洗い、毛布類も洗えるだけ洗う。ついでだから、キッチンの鍋や道具を磨く。これだけで午前中はあっと言う間に過ぎた。パンとミルクコーヒーで簡単に昼を済ませて、バタバタと舅の病院へ。天気が良いので、洗濯物はベランダに干したままで出掛けた。しかし午後の3時には取り込まないといけないだろうから、一旦戻る。そしてまた出掛ける。まったく慌ただしい。しかし幾ら忙しくても、生産的な労働ではないのが20年余勤め人であった私にはもどかしい。人生には色々な季節があるのだ・・・と思おうとしても、なかなか馴染まないのだ。

夕方戻って、またまた慌ただしく晩ご飯を食べたら頭痛復活。ホッとしたのがいけないようだ。それで服のまま布団に入ってしまった。ぐっすり眠った。電話で目覚めて、こうちゃんがとると玄関に多佳子姫がお越しになっているらしい。寝惚けた頭(実は人には言えない位、素敵な夢を見ていたのだ)で「上がって貰って」と言い、こうちゃんが降りて行くがなかなか戻って来ない。そろりそろりと降りて行くと、《猫の手倶楽部》の募金をお届けしただけだと言って姫はもうお帰りになっていて、姑がキッチンでひっくり返っているのをこうちゃんが助け起こしていた。

しかしこの寒空をわざわざこの山の中まで来て頂いて、そのまま帰す訳にはいかない。そんな事をしたら、私のオトコが廃る。追いかけようという事になり、急いでガレージから車を出す。バス停までの道中には姿がない・・・バス発着所には2台のバスが待っているが、その中も無人だ。よし、駅まで行けば捕えられるだろう・・・と思い、近道をして駅まで急ぐ。もし駅に戻るタクシーが拾えていたら、既に電車に乗り込んでしまったかも知れないという一抹の不安はあったが、やるだけの事はやってみよう・・・と駅のバスターミナルでしばらく待っていると、駅到着2台目のバスから多佳子姫が降りて来た。ホッ!!

多佳子姫は、予想外の事でぶったまげただろう。強引に腕を掴んで、家に連れて来る。せめてお茶でも飲んで行って貰いたい。聞くと今日は日吉の歯医者で定期検診の日だったらしい。それにしても、駅から家までの道中は簡単ではないのだ。急いでコーヒーを淹れる。猫たちは、次々に5匹とも出て来て歓迎モード。多佳子姫は相変らず小さくて華奢であった。当たり前か・・・成長期ではないのだ。

こうちゃんが駅まで送っている間に、私はメールチェックをして更新を始めた。実は夜によんどころない用事が出来そうだったのだが、今日のところは免れた。夜は家に居たい。猫たちと眠りたい。猫のいない場所には行きたくない。

久し振りに肉体労働をしたら、早速に腰が痛い。最近すっかり高貴な身体なのだ(笑)。気が付くと頭痛は消えていた。慌てさせてくれて有難うね、多佳子姫。今度はゆっくりお会いしましょう。


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