ジャム

無敵

Feb.16,2002

ロールオーバー
します

ミュウ大王あわてず

快晴が続く。だけど夜になったら月が雲をかぶっていた。明日は雨だろうか?風もなく暖かで静かな夜だが、野良猫たちは出て来なかった。どこかでのんびりと休めていると良いけれど・・・。

アインが珍しくジャムを舐めてやっていた。しかしジャムは遊びたくて、そんなアインに飛びかかって噛もうとする。見れば、ゴマのハゲと同じような場所に噛みつこうとしていた。ゴマハゲの隅っこには、小さなカサブタがあった。牙の痕らしい。「可哀想だね、ゴマちゃん・・・」と毎日慰めている。でも「ゴ〜マゴマ、ハ〜ゲハゲ、ゴ〜マハ〜ゲハゲ〜♪」と歌ってしまう私もいる。私は悪くない。悪いのはジャムだ。

納棺までの2晩、舅が寝ていた布団をどうするか相談していたのだが、姑は自分では使いたくないと言うので、まさか客を寝かせる訳にもいかないと思い、勿体ないようではあるが捨てる事にした。みきこちゃんにも意見を尋いたら、お母様が亡くなった時に数時間寝ていたお布団は、お父様が使ったそうだ。父は母を愛していたから・・・と言っていた。いいなあ、そういう話は。私もこうちゃんのパンツを頭にかぶる事は出来るぞ。愛しているから(笑)。

その布団だが、今日の夕方、わざわざ義姉が取りに来てくれた。義姉の住む**市は、まだ粗大ゴミが無料で捨てられるのだ。横浜は申込み制でそこそこ料金がかかる。車に積める大きさのゴミは、捨ててくれると言うので、有り難くお願いする事にした。義姉は長女として本当に一族の事を良く考えてくれる。他家に嫁いだ後、これほど親の心配をして自分でも世話をしてくれる娘はそういないだろうと思う。この義姉がいてくれたから、私は耐えられたところが大きい。こうちゃんといい義姉といい、非常に我慢強くて優しい。相手から何か言われても、えげつなく言い返す事はしない。みきこちゃんにも言われた。こういう出来の良い作品(義姉とこうちゃん)をこの世に残した功績は、舅・姑ともに大きいのではないかと。私も、その事に感謝するからこそ、短気を起こして出て行かないで耐えられたのだと思う。

義姉はたくさんの自分の思いは心にしまいこんで、常に周囲の調和を計ろうとしている。そういう姿を見て来たから、私は義姉の事は尊敬も感謝もしているし、大好きな女性である。私にはああはなれないが、こうちゃんの幸せは何が何でも守りたいと思い努力しているので、多少出来の悪い部分は大目に見て頂こう(笑)。今日はこうちゃんの仕事の為に、最新の辞書をプレゼントしてあげた。こうちゃん、喜んで辞書を読み耽っている。辞書は面白いよね。

しばらく音信のなかった友人から、さっき電話を貰った。明るい声で、気掛かりだった事も報告してくれたので、久し振りに嬉しい気分だ。心を通わせるには、メールよりはやはり電話が良いと思う。メールではどうとでも取り繕えるが、声の調子まで誤魔化せる人はそうはいないと思うから。今は詳しくは書けないけれど、いつの日かこの事も書いておきたいと思う。人の心は、他人からは推し量れない部分も多い。だからこそ自分の価値判断だけで他人を斬って捨てずに、そういう事もあるだろう・・・という許容の幅があると良いと思う。自分も許されて生きていると思うから、私も人の揺れ幅は受け入れたいと思う。綺麗事だが、人を許せないと自分が苦しいだけなのも確かだ。

願わくば、人も猫も出来るだけ幸せな気持ちでいられますように!

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