ジーコ

逆光モグラ

Mar.28,2002

自分で言うのもナンだけど、比較的几帳面で勤勉なはずの私なのだが、どんどん仕事が溜まってきている。このままではマズイ。有能美人秘書か有能美人アシスタントがいないと駄目だ。だけど給料が払えない。猫の手も借りたいが、うちの猫では役に立たない。役に立つどころか、さっきもファイル保管するところでミュウがキイボードの近くを歩いたら、デブなので身体のどこかでどこかのキイボードを押してしまったらしく、いきなり落ちた。何度も自動的に立ち上がるのだが、また落ちるという現象を繰り返し、ついには強制的に再起動した。案の定スキャンディスクが起動して、また時間が余計にかかってしまった。

そのミュウは今夜、晩ご飯用に焼いた鮭を盗んだ。ちょっと目を離したスキに、口にくわえて持ち去ってしまった。殆ど食べないうちに奪還したが、デブの割にはすばしっこい。油断ならないデブである。それに比べて、ジーコはスリムなくせに鈍くさい。アインにもゴマにも勿論ジャムにもしてやられている。そんな弱虫だけに、自分から毛布の中に潜って落ち着いている。隠れたつもりで安心出来るのだろうか。

アインは歯石を取らせて、耳掃除をさせた。こういう事を我慢してさせるのはアインだけだ。しかしそのアインが、車に乗せて病院に行く事はどうしても出来ないのだ。先生が家に来てくれれば注射をするのはアインが一番楽だし、錠剤でもスポイトで液剤でもお薬は飲ませ易いのに。ミュウはお利口でおとなしいが、口だけは触らせない。勿論歯石など取れないし、薬も飲ませられない。誰にでも得手不得手はあるのだ。ジーコは息子だけあって、何に関してもミュウとアインの中間である。顔だってどちらにも似ている。アインと並ぶとアインにそっくりになり、ミュウと並ぶとミュウと生き写しに見える。血のつながりは不思議だ。

しかし血がつながっていなくとも、ジャムの柄はゴマにそっくりだ。あんなに大きくなってしまっても、ゴマは相変らずジャムが愛おしいようだ。ジャムは恩知らずだからそんなゴマを困らせてばかりだが、ジャムはそれでも許されている。得な立場だなあ、ジャムは。人間しか知らずに育つと、こういう図々しい性格になるのだろうか?

このジャムを育ててくれて、昨日バースデイケーキを持ってきてくれた大崎さんの家の老犬が、今朝静かに息を引き取った。もう立てなくなっていて、オムツをして点滴しか受け付けない状態だったのに、昨日は自分でお皿から食べたそうだ。ローソクが燃え尽きる直前に、最後の輝きを見せるようだったと言う。天国には、たくさん仲間がいるからね。安らかに眠ってください、うめちゃん。大崎さんにも、今年は悲しい事が続いている。いっばい保護犬・保護猫がいるから、そういう時期もあるのだろうが・・・。

スキャナーで取り込まなくてはならない写真がたくさんあるので、週末には頑張ろう。まだお手元に返却されて来ないとご心配なさっている方は、どうかあと数日お待ち下さい。目と手の状態が悪くて、今はあまりPCに向かえていないのです。少し休めば、またガンガンに行けますので!
アインの独り言

あたし今日、とっても怖い夢を見たのよ。だから目が醒めた時に、うんと大きな声で啼いたの。でも誰も応えてくれなかったものだから、何度も何度も大声で啼いちゃった。そしたらパパとママが同時に「アインちゃん、こっちおいで」と言うから、どっちに行こうか迷っちゃったわ。一応、低いところで寝ているパパに挨拶してから、ベッドの上のママのところに行ってあげたの。どっちも無視したら可哀想だものね。

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