ロイ改め「のんき」

Apr.7,2002

昨夜ぴーさんの家に泊まった加納さんだが、今日はロイとの辛いお別れの日。アーニャちゃんのパパとママであるさか夫妻が、ロイ君と加納さんに会いに行ってくれた。さか夫妻は、先日ジェイ(現・タロウ)が羽田に着いた時にも、お迎えをして搬送してくれたのだった。その際ぴーさんも一緒に行ってくれているので、さか夫妻とぴーさんは「愛の聖火ランナー」同士のようなものだ。

日頃から加納さんを応援してくれているアーニャちゃんママの「アニャーニャ」さんだが、ロイを引き取ってくれたぴーさんのサポートも快く申し出てくれている。なので、今日ぴーさんのお宅を見て頂いて、しかも親交も深めて頂けるのは有り難い。私ももう一度ロイに会いのはやまやまだが、今日は工事関係の相談もあり一旦お茶出ししてから出掛ける事になったので、待ち合わせ場所のファミレスに午後2時半に向けて出掛けた。こうちゃんも一緒に行けると良かったのだが、工事が入っているので留守には出来ない。ゴマも寂しがって仕方ない。

待ち合わせのファミレスは最近このあたりにも進出して来たイタリアンレストランで、価格も安い事から昼時をはずれているというのにもの凄く混雑していた。しかし着席した頃から、ポツポツと周囲に空席が出来て来た。銘々が好きなものを注文する。アニャーニャさんと加納さんが別種のリゾット。アーニャパパがバニーニと泡立つ飲み物、そしてワカメサラダ、私はスパゲッティアラビアータとアスパラサラダ。ドリンクバー180円も利用する事にした。感心した事に、値段の安い割にちゃんとした料理だ。

ロイは、ぴーさんのフィアンセから「のんき」という新しい名前を頂いたらしい。今日からは、もうロイではなくて「のんき君」だ。確かに呑気な様子ではあったが、今夜はどうしているだろう?その名の通り、呑気にしていてくれると良いのだが・・・。

加納さんは、特別に手を掛けて来たロイとお別れしたのでちょっとナーバスにもなっていただろうし、何と言っても寂しいだろう。私も保護猫を里子に出す時は、何度経験しても泣く。

加納さんに対してもっと優しいねぎらいの言葉を掛けてあげたいが、毎日張りつめた気持ちで頑張っているのが判るから、そこに優しさは禁物だ。一瞬だけど、どっと崩れてしまうだろう。こういう時は、バカ話でハイにさせておこう。しかし私がそうしなくとも、加納さんは昨日から大分自分で自分をハイテンションにさせていたような気がする。

バカ話と言えば(ここで思い出すのはかなり失礼)、アーニャパパのキャラクターは抜群だ。ギャグのセンスもぶっ飛んでいるし、奥さんや猫の為には直ぐに動いてくれる身軽さと思いやりもある。アニャーニャさんは穏やかで優しい、笑顔の素晴らしい女性だし、このご夫婦の写真を公開出来ないのが何とも残念で堪らない。写真・・・撮ったのに・・・!

アーニャちゃんのキャラクターも、その愛くるしいお顔からは想像出来ない位お転婆で我が儘で気紛れで、大人しい聞き分けの良いロイの爪の垢を飲ませたいと言っていた。流石に女の子だ。しかしさか夫妻には、是非またお会いして盛り上がりたいものだと切実に思う。我が子(猫)の話だけで全く退屈しない仲間であるのも嬉しい。話のテンポも良く、ご夫婦共に良く笑う人なのも素敵だ。

私が加納さんを新横浜に送るつもりだったのだが、さか夫妻のどデカイ車で送って行って下さった。大きな車・・・とは伺っていたけれど、目の当たりにすると本当に大きかった。キャンプ仕様の車である。捕獲器は30台くらい乗りそうだ。しかしホイールベース、我が家の近くのクランクは通れるかしら?クロネコヤマトの配送車よりも大きく見えたもの。

その車が見えなくなってから自分の車に乗り込み、真っ直ぐ家に戻った。私の心にも、一抹の寂しさがこみあげる。加納さんは「今年中にもう一度出て来ます。」と言っていた。里子に行った子たちの家を回りたいだろうし、関東の支援者たちもきっと加納さんに会いたいだろうと思う。その時には、お預かりしている子がいない状態で、気持ちにも身体にも余裕があるといいね・・・と話す。いや、そういう状態の時も意識的に作らないと、いずれ身体を壊してしまう。人の事は言えないが、幾ら若いからと言っても(若いのは私ではなくて加納さんであるが)寝ないと死ぬそうだぞ。

加納さんは新横浜から新幹線に乗って奈良へと帰って行ったのだが、今夜は帰りも遅いだろうし疲れ切っているはずだから、写真付日記『NARA天』は今夜もお休みしなさいね・・・と説得する。という訳なので、明日以降の加納さん自身からの報告を楽しみにお待ち下さい。今夜も私のレポートで我慢して寝て下さい。まあ、これも更新が遅いし格調に欠けるのが申し訳ないけれど・・・。

加納さんがさかさんのデカ車で向かった方向には、実はシャスケの里親・ももちゃん邸がある。嗚呼、シャスケにも会いたいなあ・・・と思っていたところ、先日ももちゃんから素晴らしい写真を送ってくれた。シャスケの大恩人であるももちゃんのご主人が、遂に愛しのシャスケを抱っこした写真が撮影出来たらしい。しっかりとモザイクがかかっているのが残念ではあるが、それでもご主人の嬉しそうな様子はちゃんと伝わる。

ミュウのように大きなシャスケだが、ももちゃんのご主人はとても大きな人なので、あまりシャスケが大きく見えない・・・でもないか。やっぱり大きなシャスケ。最近は足元にスリスリしてくれたり、少しずつ少しずつ馴れて来ている様子だ。良かったね、シャスケ。ももちゃん夫妻も猫を最優先で考えてくれる人達なので、イシイさんも安心して下さっていると思う。私も早く、生のシャスケに会いたい。

さて、里親募集の掲載依頼もたくさん届いているので、可能な限り更新したら、今夜は程々で寝たいと思う。あんまり寝ないと、死んでしまうんだよ・・・と言ったみきこちゃんの言葉を、私にも加納さんにも、こうちゃんにも、そしてみきこちゃん自身にも言い聞かせたい。

こうちゃんは、工事の立ち会いで遅れていた分を取り戻すべくせっせと仕事をしているが、猫たちは全員寝ている。ジャムがこうちゃんのPCにもたれかかりながら眠る姿はとても可愛い。お尻をポンポンしてやりながら「可愛いから起こしちゃうかな?」と言ったら、「起こすな!やっと寝たんだから・・・」とこうちゃん。ジャムの寝姿は、馬が横になって寝ているかのような姿だ。ゴマが小さく見えて仕方ない。
ジーコの独り言

最近、ボクよりもジャムの方が大きいのではないかってママは言うけど、ボクだって男の子(おじいちゃんという噂も・・・)だからね、まだまだジャムよりは大きいよ。顔も身体もね。態度は負けてるけど・・・。

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