ユキちゃん

Apr.18,2002

これを更新するのは、これから寝て、また起きて、そのずっと後になるのだが、兎に角今は昨日からの連続で起きている。少し前から(多分、またも戦争が始まったあたりから?)NHKの深夜過ぎ・夜明け前に、時間つなぎのようにただ流しているという感じで、それぞれの年代の流行歌を当時の画像と共に流している。今夜は70年代だ。吉田拓郎、浅丘めぐみ、甲斐バンド「ヒーロー」、山口百恵、キャンディーズ・・・と続いている。

当時、私は10代後半だった。自分で好んで聴いていたのはプログレッシヴ・ロックだったけれど、日本のヒット曲は否応なしに耳に飛び込んで来るから、ジャンルを問わず古い曲はいずれも良く覚えている。もはや「なつメロ」である。嫌だなあ・・・もう30年も前なのだ。当時は生意気にも「早く40代くらいの大人の女になりたい」等とほざいていた。子供扱いされるのが嫌だったし、発言を「若い」というだけで軽く見られる事に反発しての思いだったと思う。

しかし本当に自分がそういう歳になるという実感は、当然の事ながらなかったはずだ。努力せずとも歳をとり、嫌でも責任ある大人とならねばならない。百恵ちゃんも蘭ちゃんも、もはや私と同じ押しも押されもしないオバサンである。それを思うと、私がオバサンでも仕方ないな。

今夜は人工授乳されている仔猫の写真を撮りに行き、そのままデジカメを1台預けて来るつもりでいた。しかし仔猫を拾って相談してくれていた大学生の母親から昼に電話があり、生き残っていた1匹も死なせてしまったと言う。だんだん衰弱して行って、もう硬直していると泣いている。どうしてそうなる前に連絡してくれないのだろう?よくよく聞いてみると、哺乳瓶の乳首を吸っているのに、ミルクが減っていないんです・・・と言う。バカな・・・。それでは出が悪いのだと思わないのだろうか?

最初の時に行ってあげるべきだった。母親がいるので安心していたけれど、母親にはあまり「気」がなかったようだ。息子の方は、逐一詳しく相談してきていた。それで大丈夫だと思ったのだが、こんな事になるのだったら、いっそ私が預かってやるべきだった。色々と話した後、「今度また仔猫を見つけたら、是非また拾い上げてやって下さいね。」と余計な事を言った。すると案の定「いいや、もう・・・」と泣いている。早く電話を切りたい様子だった。

息子にはまだ連絡が出来ていないと言っていた。息子はどう思うだろう?母親を責める事はないだろうが、頼りにならないとは思うだろうな。人間の子供を育てた母親が、どうして仔猫1匹授乳も満足に出来ないのだろう?乳首を吸わないというのならばまだ判る。必死で吸っていたのに、どうして飲めていない事を不思議に思わないのだろう。もの凄く口惜しい。

母親は、きっと私くらいの年齢だろう。きっと「たかが猫」なんだろうな・・・。そうでないなら、お金がかかったとしても獣医に相談しても良いだろうし、衰弱してきているならば「どうしたら良いでしょう?」と電話して来い。要するに必死ではないのだ。気の毒だけど、そう断言させて頂く。

腹立ち紛れに「こうちゃん、仔猫引き取ろうか?」と言ってみたが、乗って来てはくれなかった。何度も話し合って、今の状況では無理だと諦めた事だ。状況が何も変わっていないのに、感情だけで蒸し返す私が悪い。

夕方家を出て鶴見に行き、エサやりを済ませてから食べるものを色々と買い込み、みょーこ姉ちゃんの家に行く。最近、馴れてくれた愛次郎も実々子も傍に来るようになってとても嬉しい。猫談義をひとしきりして、虎ノ門『岡埜栄泉』の豆大福をお土産に貰って帰って来た。

戻ると、大学生からメールが入っていた。殆ど使っていない哺乳瓶とミルクを貰って欲しいという内容だった。喜んで頂こうと思う。受け取る時にお願いしてみよう。いつか自立する時が来て、もしも可能であるならば、ペット可住宅に住んで猫を飼ってね・・・と。これに懲りてしまわないで欲しい。

白猫「ユキ」ちゃん・・・とても綺麗でしょう?きっと良い里親さんと出会えると信じているけれど、もう1匹迎えても良いと思う方がいたら、是非お問い合わせ下さい。愛されて安心して暮らしていたのに、住宅の事情の為だけに手放されなければならないなんて・・・契約の特約条項を付けて貰って、猫の1匹くらい何とかならないのだろうか?と思う気持ちはあるけれど、飼い主さんに闘う気持ちがなければとても無理だろう。先ずは里親さん探しが先決だ。

もし家に受け入れても良いとお考えの方がいらしたら、私のところにでも結構ですので是非メールして下さい。大人猫では懐かないというのは嘘です。少しのんびり待ってあげれば、どの猫も必ず新しい家族に懐いて可愛い子になります。暴れてどうしようもない仔猫に比べると、とても飼いやすい部分もあります。そして多頭飼いは、予想しているよりも楽しいですよ!
ジャムの独り言

ジャムは恵まれていたんだって。ママがいつも言うよ。もう少しのところで、カラスに食べられちゃうところだったんだってさ。今のジャムだったら、カラスなんかズタボロにしてやれるけどね。ふふん。

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