アイン

まだ眠い

Apr.27,2002

朝から絶不調。色々あって結局徹夜だったので、朝の用事を済ませてからやっと少し寝ておこうかと思い、9時頃横になったら、9時45分に電話が鳴った。せめて束の間、電話に出なくて済むようにと留守電をセットしてあったのだが、姑がヒステリーを起こして電話していたのだ。いきなり攻撃的な口調である。聞いていると、こちらまで血圧が上がりそうだ。何なのだ、一体?!

内容を良く整理してみると、土木工事に来てくれている職人さんに10時のお茶を出そうかという時に回覧板が届いたので、お茶を出して欲しいという趣旨らしい。しかし回覧板を回すのは何も時間制限がある訳じゃなし、お茶を出してからゆっくり内容を見たらどうなのか?(ちなみに嫁は余所者扱いで、回覧板を見せて貰えないまま10年目である。必要ないならば見たくもないが。)お茶を淹れるよりも回覧版を持っていく方が、足の利かない姑には難儀な仕事であろう。

要するに、お茶出しを頼んだのが気に食わないままパニックを起こしたので、そういう唐突な展開になったらしい。回覧板は結局誰も見ないまま、即座にこちらが隣に回した。その後、義姉に「来て欲しい」と電話をしたようだが、もっと落ち着きなさいと言われたようだ。くだらない嫁と姑の諍いは避けたいので、私は相手にしない。本当に冷たいのは、こういう嫁かも知れない。

姑に対しては、本当に言いたい事を言った事はない。無駄だと思うからだ。端から身構えている姑は、いつまで経っても他人のままだ。自分の夫の下の世話をして貰った事など、完全に失念している。と言うよりも、夫のオムツ交換など自分は関係のない仕事だと考えていたようだ。葬儀の一切、遺族年金の手続き(これは一番面倒臭かった)、相続の手続きや家の工事・・・その都度、誰か相談に乗ってくれる人がいないかしら?等とたわけた事を言う。誰がいちいち相談に乗ってくれると言うのだ。自分(たち)でやるしかないのだという事を、何一つ自覚していない。お姫様ではないのだ。普通の大人は、自分の事を自力で頑張るしかないのだ。

思えば舅も姑も、いわゆる「コネ」が好きな人たちであった。私やこうちゃんは、その「コネ」というものが大嫌いだ。根回しも嫌い、「外堀から埋める」などという言葉も嫌い。およそ政治家や大物にはなれないだろうが(当り前だ)、サバサバとしていたいのだから仕方ない。

ムシャクシャするので、そのままお茶を飲んで、みょーこ姉ちゃんに電話してみる。昨夜姉ちゃんの家にお泊まりした「8匹のかあたん」とは、1時間半も一緒にエサやりを回り、駅前でコーヒーを飲んでから別れたらしい。楽しい夜を過ごしたらしい事は、さっきかあたんからも電話があって聞いている。いいなあ、合宿みたいで。姉ちゃんは時々、私にも「泊まって行けよ」と言ってくれるが、甘ったれ猫たちやこうちゃんと離れてはいられないし、更新もあるから、きっと実現しないだろう。姉ちゃんちのの猫たちと寝るのも魅力だが、今度「昼寝」をしに行こうかと思う。目覚めたら、姉ちゃんがご飯を作ってくれていると良いなあ・・・。(甘ったれなのは、猫ではなくて私の方か・・・)

とりあえず、もはや体力の限界に来ていたので、昼からは少し眠った。寝ていたら、久し振りで舅の夢を見た。私の夢には愛するこうちゃんよりも、舅の出演回数の方がずっと多い。もちろん、嫌な夢である。恐怖の舅の夢を見なくなるには、まだ何年もかかるだろう。日々の暮らしはずっと明るいものとなったが、潜在意識にはまだまだ舅への不安や嫌悪が残っているのだろう。

昼ご飯は、焼きうどんにした。昨夜うどんすきを作るつもりで持っていったうどんが、具が大量にあり過ぎて、しかも春雨を一杯入れたので余っていた。ベーコンとキャベツ、玉葱、ピーマン、えのきだけを具に、カレー用のスパイスと醤油で味付けた焼きうどん。これが美味しかった。また明日作ろうかと言っている。気に入ると、何日も続けて食べたりする変な癖があるのだ。

さて、待ちに待った「白猫ユキちゃん」の、お輿入れの当日であった。元親さんが大阪で飛行機に乗せ、里親さんが羽田で無事に受け取ってくれた。里親さんからは、早速家に落ち着いた様子を写真と共に知らせて頂いている。

里親さんがこの写真からご判断頂けた方は、かなりの《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》通であろう。この2階建てのケージの上にある、巨大な黒いシルエットは誰か?いや、この黒いシルエットが里親さんだという意味ではない。

ヒント1:この黒いものは猫です。

ヒント2:黒猫の名前は「シバ」といいます。

ヒント3:シバの飼い主には、五月人形にも名を残す英雄の名前がついています。(『バカ一覧』を参照)

という訳で、金時・多佳子姫は、大渋滞の246をユキちゃんと共にベンツに乗せられ、東京都の一番すみっこまで無事ご帰還あそばされた。

シバは数日前から、このケージとだけは慣れ親しんでいたのだが、そこに入ったユキちゃんには、多少恐れを感じて啼いていたようだ。電話を頂いた時には、私が階下に降りて姑さまのお世話をしていたのだが、こうちゃんはしっかりとシバの啼き続ける声を聞いていたようだ。シバ、頑張って。

ユキちゃんは大変に堂々と落ち着いているようだ。女の子は、肝が座っているのかな?以下に、シバとユキちゃんの初日の様子を知らせてくれた多佳子姫からのメールを引用させて頂く事にする。

Subject:うちの「ゆき」です。
Date:
Sat, 27 Apr 2002 22:43:03

ゆきは車に乗ってからはついに一声も鳴きませんでした(ベンツだからというわけでもあるまい)。
うとうとしながら落ち着いていて、固まるシバよりは外出し慣れている感じがしました。公滋さんがお聞きになったように、ず〜っとシバは威嚇の声で鳴いていました。

「フェー!」をしたのを聞くのもニナちゃんご対面以来です。声はややダミ系で、こればかりはシバの美声のほうが素晴らしいです(いけないな、今からひいきしていては)。

シバが座ることしかできなかったケージの三角コーナーに、小さなゆきは寝ることができます。パソコンデスクの横に置いてあるので、いまは私のことをながめながらまずまず落ち着いています。水もフードもトイレもまだですが、生理現象ですから欲求が生じればおのずと解決できると思います。

(中略)

さてさて、今日はシバにいつもよりずっと優しくしてやらなくちゃ!
いろいろお世話になり、ありがとうございました。ゆきを幸せにしたいと思います。

ちなみに先住猫のシバはの誕生日は私の妹と同じ3月28日であり、妹は名前を「ゆきえ」と言う。何か不思議な縁を感じる組合せだ。

元親さんからも、見送った後に寂しさを隠しきれない気持ちでお礼のメールが届いている。ユキちゃん「ゆき」ちゃんとなり、東京の子として生きていく。3歳にもなってから里子に出される事になってしまったが、その美貌と強運と里親に名乗りを挙げてくれた多佳子さんのお陰で、これからより一層幸せに暮らしていけるだろうと思う。シバという巨体の割に気の弱いお婿さん(かな?)とも、きっとうまく馴染んでくれると信じたい。皆さん、ご声援有り難うございました。

そして秋田の兄妹猫にも、どうやら里親さんが決まりそうだ。離乳まで頑張って母猫と共に育てて貰いその後にまた遠くに旅立つ予定である。頑張れ、中学生の元親さん。
ゴマの独り言

あたしね、またベッドの下に入れるようになったの。アメショー軍団と同居が始まった頃は、軽々と入れたの。でもあの頃と比べて大分大きくなったので、きっともう入れないと思っていたのよ。

でも今日、あまりにもジャムがしつこく追いかけるものだから、つい逃げ込んでしまったの。あたしが啼いていたら、ママは「ゴマが出られない!」と慌てて、パパにベッドを持ち上げさせて、助け出してくれたつもりみたい。だけど本当は自分で入ったのだから、自分で出られるのよね。

ベッドを持ち上げたその時に、ジーコもジャムも入ってしまって、パパもママもこれには苦労していたわ。ジャムは腹がつかえて出られないし、ジーコは頭がデカくて出られない。ジャムはレーザーポインタで簡単におびき出せたけれど、ジーコはベッドの下が落ち着くみたい。バカね、自力じゃ脱出出来ないのよ。アメショーって、やっぱりおバカさんなのかしら?

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