ミュウ

またも按摩

May.24,2002

早起きは三文の得?
昨夜はPCの電源も落とさずに、ちょうと手足を伸ばして休憩するつもりが朝まで寝てしまった。5時に目覚めると、こうちゃんは仕事をしていた。「何時に起きたの?」と訊くと「3時頃かな?」と言う。熱いほうじ茶を淹れてあげて、私はゆめりんに貰った『更年ヘルプ』を飲む。大豆イソフラボンが主成分のサプリメントだ。

折角5時起きが復活したのだから、朝から更新に励んだ。まだまだ里親募集が多い。可愛いサビ猫の姉妹(募集 No.347 右写真)もいるので、要チェックです!

美女の病気?
昨日の午後、たまたま見たTV番組に元宝塚の男役スター安奈淳が出ていた。すっかり顔が丸くなったと思いきや、膠原病で闘病生活をしていたと言う。しかも全身性エリテマトーデス・・・う〜ん、みょーこ姉ちゃんに「エリテマは美人がなるんだぞ、良かったな(お前も美人のエリテマで)」と言われたが、なるほどなあ。ふっふっふ・・・羨ましいか?

やはり調子が悪いのに無理を続けていたらしいが、酷い時にはオシッコが全く出なくなっていたと言う。下半身に水が溜まって、それを注射器で抜いたと聞いてぞっとした。私もこのところ浮腫みが酷いので、他人事ではなかった。兎に角、注射は嫌いだ。オシッコをしよう!スイカを食べよう!しかしスイカはいつも食べたいもののひとつではあるのだが、冷蔵庫に空きがないので、なかなか買えないでいるのだ。そうだ!みなさん、私を家に招待してスイカを食べさせて下さい。

男らしさと好き嫌い
実家の父はスイカが嫌いだ。家族で食べていても、決して口にしなかった。若い頃、食べ過ぎたからだと言っていたが、昔スイカを貨車に積んで運んだものを、今度はトラックに積み直す手伝いをしていて、喉が渇くと割れたスイカを水代わりに食べていたのだそうだ。そしてスイカの腐ったものの臭いは、もの凄く臭かったと言っていた。しかし時代錯誤な武士道を重んじる男の割には、随分とひ弱な胃袋であると言いたい。私達子供には、出されたものは黙って残さず食べろと言う人だった。食べ物の事でゴチャゴチャ言うのは、一番みっともないと良く言っていた。

しかし彼は人参も食べないし、青ジソやセロリも食べられない。私の実の父とは思えないくらい、香りの強いものが苦手である。昔の人だから・・・とは思うが、食べられないものがあるというのは私の考える「男」としてはカッコ悪い。

その点、こうちゃんは何でも食べる。酸っぱいものも臭いものも、辛いものも食べる。酒も飲むしお菓子も食べる。私が作って出して、食べられなかったものはない。そして決して残さない、美味しい美味しいと誉めてくれる、ついでに食器も洗ってくれる。そういう意味でも非常に楽な夫である。

カレー登場
その夫のリクエストで、とうとう禁断のカレーを作った。何故に禁断かと言うと、手間もお金も掛かる料理だからだ。何故お金が掛かるのか?スパイスを大量に使うからだ。私も以前は市販のカレールウを使っていたのだが、どうしても再現したいと願わずにはいられない『思い出のカレー』が2つあった。

ひとつは昔、女子高生だった頃に桐生で食べた『ポケット』というジャズ喫茶のカレー。黒くてビリッ(「piri」ではない、「biri」である)としていた。もうひとつは、渋谷の百軒店にある『ムルギー』のカレー。どちらも黒い。そして具は全て煮溶けており、中身はスパイシーで濃いのだが、食感はさらっとしたソースだ。自己流で、ああいうカレーを作ろうと長い間苦心した。実は今でも記憶の中のあの味とは違っているのだが、工夫しているうちに我が家なりの独自のカレーが出来上がった。

スパイス以外の材料は、きわめて安いものだ。我が家はチキンカレーである。それも鶏の手羽元という部分。むろん骨付きで使用する。玉葱は大体6個から大きさによっては8個、全て紙のように薄く切っておく。セロリと人参はみじん切り、ニンニクと生姜はすりおろす。そして必殺、生のパイナップルを1個、みじん切りにしておく。

そして先ずは玉葱を弱火で徹底的に炒める。このときにはサラダオイルで良いと思う。焦がさないように、濃い飴色になるまで時間を掛けて木ベラを使って炒める。この作業で早くも足腰が疲れて、手がだるくなる。しかしここで手を抜くと、全然別物のカレーになってしまう。オニオングラタンスープを作る時のように炒め続けると、玉葱のかさが三分の一くらいになる。かさが減って来たところで、途中で人参とセロリ、最後に生姜とニンニクも加えて炒める。手間が大変なのはここまでで、作業らしい作業は殆ど終わったようなものだ。後は鍋と火が作ってくれるようなもの。

煮込み用の深鍋に移して、今度は手羽元を炒める。表面に軽い焦げ目がつけば良い。全部を鍋に入れたら、水を加える。どうせ煮込んで行けば水の量は減るから、最初は鍋いっぱいに満たす。乾燥ローリエとパイナップルも入れて、きわめて小さい火で気長に煮込む。初日はここまで。ここまでを昨日しておいた。

2日目の今日は、冷めて鍋の表面に溜まっている余分な油を、火にかける前に取り去ることから始める。別にそのままでも良いのだが、この後まだ脂を加えることになるので、うちの場合は取れるだけ取ってしまうようにしているのだ。そして再び点火。煮込みを再開したら、その間にスパイスを調合する。手作りカレーセットなどと称して市販されているが、あんな分量では全然足りない。多分、あのセットの30倍位使うだろう。

小型のすり鉢に、カレーの為に買い置きしてあるスパイス(20種類位かな?)を殆ど全種類、ひとつひとつ匂いを嗅ぎながら、その時の気分が配分を適当に決めてくれる。絶対に欠かせないのは、丁子(クローブ)の甘い香りだ。クミンシードやキャラウェイシード、コリアンダー、シナモン、ナツメグ、黒胡椒、あとは名前もよく覚えていないようなスパイスを、鼻だけを頼りに混ぜていく。粒のままのものを先に入れて、すり鉢ですり潰しながら、パウダー状のものを後から加えると楽だ。お茶漬け丼程度の大きさのすり鉢は殆ど一杯になる。そのくらいの分量と思っていただければ良い。

このスパイスの五分の四を、缶詰のギー(動物性の脂だ)で炒める。五分の一は、仕上げ用に残しておく。スパイスを炒めてねっとりしたものを煮込み鍋に入れるのだが、その前にお玉で鍋を良くかき混ぜて、手羽元から骨をはずしてしまう。ゆっくりと長時間煮込んだ結果、労せずスルリと骨だけがはずれるので、それは捨てる。そしてスパイスを混ぜ込む訳だ。ここまでで以下の写真程度。まだ今夜は食べられない。時々火を止めて寝かしては、また煮込む。すっかり玉葱も人参も形がなくなり鶏手羽元はほろほろに崩れてから、仕上げはまた明日。

そして今夜は何を食べたかと言うと、炒り卵ご飯にキムチなのだ。急いで食べて、これからエサやりだ。行こうとした時に雷になってしまい、結局時間がずれ込んでしまった。さっさと更新してしまって、ゆっくり夜のドライブと洒落こむか。
カレー
スパイス第一弾投入後
まだ煮込み途中
ゴマの独り言

夕方に雷が鳴って、あたしはとても恐かったの。他のみんな平気で寝ていたけれど、あたし以外はお外で暮らした経験がないものね。全くいい気なものだわ。

その分、あたしは今夜もママのPCデスクを独占。ママも独占。

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