ミュウ

お邪魔虫

May.29,2002

昨夜は顔が痛いので早く寝るつもりだったのだが、10時半頃にどうしても気になってエサやりに出掛けた。夜のパトロールもしておきたかった。小さな保冷剤をハンカチでくるんで顔を冷やしながら、運転はこうちゃんに任せて夜道を急いだ。現地で懐中電灯を頼りにトレイを洗っていると、ハナクソが来ていることに気付いた。ライトで照らすと、小さな背中を向けて、短い尻尾をピョコピョコさせながら逃げようとする。「ごめん、ごめん。今ご飯あげるよ。」と言いながら持っていった缶詰を2缶だけ開け、あとはドライにする。ハナクソが真っ先に食べてくれたから、行った甲斐があるというものだ。しかも道が空いている時間帯なので、往復の所要時間は30分で済んだ。行って良かった。やはり頑張って毎晩通わなくちゃ。

顔が痛くて食べられないと昨日は書いたが、実はちゃんと食べた。だって霜降りカルビとキムチがあるんだもの。しかし珍しくお腹をこわした。一体ぜんたい、どうなってしまったのだ。

今日からミュウにもフラワーレメディを飲ませ始めている。アインの追加分とミュウの初回分を、またまたリエさんに貰って来させてしまった。エサやりの時に鶴見で受け取り、その後3人で駅ビルの食堂街でご飯を食べた。リエさんというのは、大変に思考も言語も明晰な人だ。話していると気持ちが良い。しかし私らは、猫嫌いな人たち(あるいは猫なんかには無関心な人たち)から見たら、きっと変人なんだろうな・・・といつも思う。リエさんだって、きっとそう見られているぞ。来春には、定年退職で寮母をやめる人の飼い猫を、平然と捨てていくと宣言されているものだから、引き取る予約をして嬉々としている。もう4匹プラス保護猫もいるのに・・・。こうしてどんどん多頭飼いの家では、猫の密度が高まっていくのだ。

ミュウの心にどういう問題があるのかはまだ良くわからないのだが、一番我慢強いことだけは確かだ。それだけ色んな事を吸収してしまっているような気もする。去年さんざん悩まされたひどいアクネだって、一時的に免疫力が低下していたとしか思えない。みんなに少しでも元気でいて欲しい。味がないせいか、スポイトでチュッ!と飲ませることが出来た。この方法だったら楽だ。アインはすっかり飲み上手になっているし、次はジーコかな?

それにしても、ミュウは知能犯だ。朝、私やこうちゃんを起こしたい時には、先ず私を責める。私の髪をゴムで結わえたところからグチャグチャに引っ張り出して、それでも私が起きてあげないとアインの寝ているところに行ってちょっかいを出す。それを制止すると、今度はPCデスクに飛び乗って電話のスパイラルコードをガブガブと噛む。何をすれば私達が困るかを良く知っているのだ。今もようやくキイボードを枕にするのをやめて戴いた。大王のご機嫌を損じるとなかなか大変。

しかし人間の心の問題は、猫よりももっと深刻だ。各地でニュースになっている動物虐待事件の犯人たちは、現実の生活では普通にしていては人の関心も惹けなければ、自分の存在意義も確認出来ないと思っている。自己表現のステージを持たないと、安直で歪んだ方法で実表現をしようとするのだ。抵抗出来ないような小さな命を玩んで殺すなんて事の出来る人間は、もし社会に置いておくとしたら去勢してしまえば良いのに。

そして、そんな犯人の犯行に至る背景も何かと言えば家庭環境のせいにしがちだが、ならば親をも罰したらどうなんだ?!自分の子供をまともに育てられないような人間が生殖能力だけ発揮して、害毒のような子供を世に送り出しているのは、ハッキリ言って迷惑だ。野良猫の存在が猫嫌いにとって「迷惑」なのと同様、悪い事をする人間を育てている人間にも「目障りで迷惑なんだよ!」と言ってやりたい。子供を持たなかった私は特にそういう親に厳しいのかも知れないが、親が堂々とした価値観を持っていないから子供が迷うのだ。子供をのびのびと健康な心に育ててくれよ、世の中の親たち。

相次いで逮捕された物虐待犯人だが、掲示板で残虐な手口を公開した福岡の猫殺しの正体をここで公開して告発している。(お知らせ下さったumiさんに感謝します。)http://www.tanteifile.com/diary/2002/05/25/index.html
書類送検で終わってしまうだろう事件だが、こういう男が世の中にしらばっくれて生きているのだから、猫を放し飼いにしている人は呉々も知って欲しい。あなたの捨てた猫は、こういう奴に無残に殺されているかも知れないのだ。交通事故よりももっと苦しんで、なぶり殺しにされているかも知れないという事を、是非頭の隅に留めておいて欲しい。

避妊して、外には自由に出さず、そして決して捨てない。これだけは守って猫を飼おう。そして野良猫をなくしていこうよ。私は町に野良猫がいたって良いじゃないかと思う事もあるけれど、やっぱり冬には風邪をひいてバタバタと死んでいったり、猫嫌いの人がますます猫を嫌うネタにし、虐待とも思わずにワナを仕掛けたり毒を撒いたり平気でしている一般人が多いのを知るにつけ、やっぱり愛玩動物として家の中で大切に飼った方が良いと信じている。
ジャムの独り言

ジャムは最近、とっても眠いの。さっき気が付いたら、ママがジャムのお腹に顔を埋めて寝ていたのよ。ジャムのお腹は、と凄く気持ち良いんだってさ。でも、その後は念入りに舐めないといけないんだ。別に汚くなっていないでしょ!とママはプンプンしているけど、そういう問題じゃないんだ。猫らしくしないと、またトドだなんて言われちゃうからね。

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