お腹が空いて仕方ない。いや正確に言うと、お腹はいっぱいなのに血糖値が下がる感じがする。明け方にラーメンを食べて寝たのに、朝にはお腹が空いて寝覚めた。もっと寝ていようとするのだが、いろいろと気になって眠れない。先ずは起きて更新を始める。こうちゃんは気持ち良さそうに寝ているので、「こうちゃん、具合悪いの?」等とわざわざ意地の悪い事を言って起こしてしまう。ひどい妻である。そうまでして一体何を食べたんだっけ?今朝の事がもう思い出せない。 何だか絶望的なご相談が増えている。良く考えてみると、人に相談してもどうしようもない事を相談するというのは、とても酷い事だと思う。相談されて何ひとつ力になれないのはとても辛い。つい何か出来る形で出来る事をしようとしてしまうが、根本的な解決には程遠い場合、私もいたずらに苦しいばかりだ。 ご相談コーナーは避妊の為の捕獲のご相談を中心にしているつもりだが、全然違ったご相談が来る。昨日は、ある有名企業の工場内の野良猫の駆除が行われるので何とかしたいというご相談があった。情報が確実なものなのか、きちんと裏をとって欲しいとお返事したが、その後の連絡がまだ来ない。企業側に何らかの働きかけをするにしても、不確実な噂だけではとても動けない。しかしこの件は、意外なところでも話題になった。 夜、診療時間の終わる頃を狙ってみょーこ姉ちゃんも連れてマルコとピコに会いに行ったのだが、そこである避妊ボランティアさんと会った。以前にも一度、獣医さんの引き合わせでお会いしていた方だ。今日も一人で3匹を捕獲して避妊の為に連れて来ていたのだが、同じ問題で何とかしたいと思っているらしかった。私が既に知っているので驚いていた。その方は、その企業のエサをあげている社員の一人から偶然話を聞いたらしい。そして、近くの愛護協会の方と相談すべく、病院で待ち合わせていたのだ。 こうちゃんやみょーこ姉ちゃんも含め立場はそれぞれ違う5人でしばらく話をするが、先ずは確かな情報を確認する事から始めないと、私の立場では何も出来ない。みょーこ姉ちゃんも、ワシらに出来る事ではないと言って私を引き戻してくれた。こうちゃんも、最近の私の忙しさには心配をし通しだ。大丈夫、捕獲器担いで●芝に捕獲に行く・・・なんて事はとても出来ないから。私には私の出来る事をするしかないのだ。今でも100パーセントを越えている。私に出来る事は潜在的にやる気のある人の相談相手になり後押しをする事か、広報活動で協力する事、もしくは素人レベルのノウハウではあるが、それを伝授して行く事、個人の支援を橋渡しする事だけだと割り切っているから。(それだけでも死にそうなんだし・・・。) 病院に行った目的は、マルコの顔を見る事と、「センセイ、うちのマルコを宜しくお願いします」としつこく言う事だった。センセイはあきれたように笑って「はいはい」と言ってくれていた。手術は今後何度もする事になるだろうから、容態が落ち着いて病院でなくても家で安静にしていれば良い状態になれば、直ぐにでも一旦退院させてくれる事になった。ゴリ押ししただろうって?そりゃそうさ。でも、一日も早くうちに連れて帰りたい。
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