ジーコ

寒いのは嫌い

Jul.8,2002

朝から旱々照りの晴天。梅雨はどこに行ったの?例年だとそろそろ梅雨明けしても良いはずだが。暑いのでエアコンをつけっ放しだが、猫は涼しすぎると感じれば、一番快適な場所に避難している。ジーコが一番敏感で、「夏の別荘」と呼んでいる籐の大型キャリーに何時の間にか避暑に行っていることが多い。そこには冷気が及ばないのだ。もしくはエアコンから一番遠い場所にある洗濯機の上もお好みだ。洗濯機は衝立で目隠ししてあるので、当然冷気除けにもなるのだろう。全く猫の為にエアコンをつけっ放しなのだが、温度の管理は大変に難しい。始終、温度調節をしているのだ。

ここ数日、エサやりは深夜に行っている。少しでも涼しい時間帯に、且つ空いている道を走りたい。そして深夜に意外と猫が出て来ることも判って(夜行性の連中なのだから少しも意外ではないか・・・)、それならば人通りの途絶えた深夜に安心して食べて貰おうと、丑三つ時のエサやりとなった。この季節、缶詰は残すと腐り易いので、ドライフードを主にしている。

私のエサ場とは別に誰かがドライを置いてくれていた場所は、どうやらエサやりを止めているらしい。ピンクサロンの裏手のマンションの建物の隙間なのだが、水の容器は干上がり、フードが山盛りになっていたダンボール箱は捨てられてしまっていた。昨夜は、新しい箱を用意して行って、水容器も綺麗に洗い、セットし直して来た。明日点検して、ちゃんと残っていれば、特に問題ないだろう。なにしろ、人間の不法廃棄した粗大ゴミ置き場のような場所だ。自転車やら布団やら、訳の判らないゴミの散らばる汚い町で良かったね。

たまに掃除してあげているけれど、兎に角「どうしてこんなものまで落ちているのだろう?!」と思うようなゴミばかり。教科書の入ったスポーツバッグ、弁当の空容器、スナックの安テーブルやスツール、少年(または青年)漫画雑誌、エアコンの室外機・・・洋服や下着も多い。それがいつまでも片付けられないで残っている町だ。悲しい町。しかし野良猫には住み易いのかも知れない。明日はちょっとだけお掃除をすべく、箒を持って行こう。

朝からずーっとある電話を待っていた。私だけではない、みょーこ姉ちゃんもだ。マルコとピコ改め七生(ナナオ)の保護主さんが、昨夜の姉ちゃんへの留守番電話の内容では今日両家に来たいと言っていたそうなので、二人ともそうと決まればさっさと段取りしないと落ち着かない性分である。しかし相手の電話番号が判らない。私も昨日の電話の時に伺おうと思ったら、相手の携帯が鳴ってあわただしく切ってしまった。

9時になったら獣医に電話して確認しようね・・・と言って、姉ちゃんが確認をしてくれた。そしてようやく夜8時に双方の家を訪ねたいというご要望を確認出来たので、そのつもりで待っていたのだが、待てど暮らせど連絡も来ない。9時近くに姉ちゃんから再び連絡が入り、今まだ動物病院にいるのでこれから伺いたいという事であったが、今夜はお断りしたよと言う。姉ちゃんは午前2時には喘息の発作で目覚め、そして4時には起床、6時から1時間エサやりして出社するという毎日なので、就寝は早いのだ。私の場合も、予め時間と待ち合わせ場所の約束が出来ていてそれが守られないと、時間に追われる日々なのでちょっと辛い。結局、今日の訪問は延期された。

飛び込みのご相談は日々受けるけれど、約束しているスケジュールの変更はあまり好きではない。待つのも待たせるのも嫌い。この辺は几帳面で気の小さいA型の典型である。マルコと七生を貰う事には保護主・里親共に依存はないのだが、お宅拝見がなかなか実現しない。実際に家を見たからと言って「お断り」はないと思うが、里子に出すのには慣れていても、里子を貰うのは初心者なので落ち着かないのだ。ちゃっちゃと事が運ばない事も、まどろっこしくて仕方ない。私が仲介役をお手伝いしましょうか?と言いたくなるが、当の私が里親なのだからなあ・・・。

月曜日は、歯科検診の日となって久しい。今日は技工師さんによる歯の間の消毒だけで、石原先生にチェックして貰い「良い状態ですね」と誉めて戴いておしまい。先生に教わった「治療よりも予防」を実践して、出来る限り痛い目に遭わないで全ての歯を保ちたいと思う。どんな病気の治療より、私は歯科治療が恐いのだから。とりあえず歯周病は進行を食い止めているし、素敵な石原先生に誉めて戴けて気分良く帰って来た。ご機嫌ついでに、ついつい甘いデニッシュなんか買って来てしまった。大丈夫、私の場合虫歯にはなりにくいのだ。問題は歯茎の炎症だけ。しかしそれも初期であれば、適切なブラッシングと歯間ブラシの併用でかなり改善出来る事も判った。ドリフは正しかった。「歯、磨けよ!」

今日のにゃんこ

ボクは仮の名前を「ミカエル」とつけて貰ったの。天使の名前だよ。ボクには兄妹もいるんだけど、まだ保護されていないの。だって、本当はボクは飼い猫なんだ。

ボクのお母さんは、外で飼われている猫なの。飼い主のオバサンは、お母さんの避妊もしてくれないし、僕たちが風邪をひいても病院にも連れて行ってはくれないの。どうせ仔猫は車に轢かれるか病気で死んじゃうんだから、避妊なんかしなくても良いんだって・・・。

それで可哀想に思って保護してくれた人のお家にいるんだ。風邪は大した事ないので、直ぐにこの目も治るよ。だから、ボクを貰って下さい。お願いします。

(ボクの事は、里親募集 No.418 で詳しく見てね♪)

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