マルコは可哀想だ。猫たちの誰も遊んでくれないのだ。マルコはみんなに興味があって、通りがかる猫がいると手を精一杯伸ばしてチョイチョイするのに、みんなそそくさと通り過ぎてしまう。たまにケージから出してやると、ジーコとミュウは威嚇こそしないが、マルコがあまりに落ち着きがないので呆れてどこかへ行ってしまう。アインはやっぱり視界に入るととても厭みたいで、凍り付いてしまう。ゴマが予想に反して殆ど関心を示さない。遠くで監視してはいるのだが、近づいて行こうとはしない。ゴマちゃん・・・母性はどこに行ったの?! 最後の望みの綱はジャムだ。ジャムを抱っこして(重い)ケージの正面に連れて行ったら、「きゅるるるるる・・・」と変な鳴き方をして怯えている。それでも非情な飼い主はジャムを抱きすくめたままマルコも抱いて、二人を密着させようと試みる。マルコは大喜び。しきりに両手を出してじゃれつくが、ジャムは恐怖のあまり私を蹴って逃げ出した。私のスネには、長々と傷が付いた。天下の怪獣ジャムは、恐いものなど何もないわ!という顔をしていたくせに、どうしてこんなおチビが恐いのだろう?大人になった証拠なのかな?(しかも相当ストレスになったらしく、その後の抜け毛が物凄かった。ごめんね、ジャム) という訳で、マルコは専らパパ(こうちゃん)と私で遊んでやっている。こうちゃんなんか、寝ずの番でマルコの様子を見守っているのだ。もう寝れば?と言っても「あと少しでトイレの時間だから・・・」と言って聞かない。ご飯と水は、定時に差し入れて、マルコが「もういい!」と言うまでつきっきりだ。ご飯を食べ終われば、きっちりオシッコとウンチを少しの時間差で出来るようになった。大変規則正しい、立派な子供である。 最近、朝ご飯に「タイ風レッドカレー」というのがお気に入りだ。レトルトなのだが、とても良く出来ている。トロミはなく、鶏肉と筍の千切り、袋茸、赤唐辛子、ココナッツミルクの入った殆どスープ状のカレーだ。あっさりしたスープかけご飯のように食べられる。美味しいので、今日も10個買い置きしておいた。10個程度では、二人で5回分でしかない。100個くらい買い置きしたい位だが、また何でも気に入ると買い過ぎるのは悪い癖なので堪えている。でも今なら安売りしているんだもの・・・。 そして昼は温かい汁蕎麦にした。玉葱と桜海老のかき揚げを乗せる。かき揚げは2つだけで良いので、玉葱は半分で充分だ。残りはまた明日かき揚げ作ろうかな?玉葱のかき揚げ、大好き。しかし会社勤めを辞めると、一番厄介なのは3食作らないといけない事だ。主婦の皆さんは、昼は一体どうしているのだろう?友達が近くにいたら、交代で作って一緒に食べるというのもいいなあ。みょーこ姉ちゃんは殆ど自発的にはモノを食べないから飯友達という訳にはいかないし、もともと姑とは食事や料理を通じて仲良くなろうと努力したにも拘らず、悉く拒否されてしまったまま(普通はうわべだけでももう少し双方が歩み寄るものだと思うが、我が儘で気の強い人だから絶対にそういう事はしないらしい)、もう修復が効かないところに来て久しい。 我が姑は嫁の事は徹底的に見下したいらしいが、私とて姑に対しては哀れみと若干の腹立ちと義務感以外のものはない。これだけお節介で親身な嫁が同居しているというのに、残念だね、失敗したね、縁が薄かったのね、お姑さま(義母だとも思っていないのだ、今では)。こうちゃんに対してもう少し愛情を持ってくれていたら、私としては嫉妬するどころか「有り難い」と感謝して仕方ないのに、親の威厳だけ振りかざして息子の面目を傷つけることが平気なのは、死んだ舅と全く変わりないどころか無責任な点ではもっとタチが悪い。こうちゃんの心をないがしろにする人間は、誰であれ私の「敵」なのだ。そういう無神経な人間とは喧嘩こそしないものの、時間の無駄だから仲良くもしない。猫たちの気持ちを大切に生活していると忙しいのだ、私は。 今日はウィルスメールがどんどん届く。もちろんプレビューもしないで削除しているが、みんなそろそろIEとOEを使うのをやめたらどうなんだろう・・・とお節介な事を考える。
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