ジャム

マルコにスリーパー

Sep.12,2002

ちょっと説明が要るかも知れないな。今日の写真は、マルコを抱きかかえて舐めて可愛がっているジャムのひとコマなのだが、まるで「スリーパーホールド」(プロレス技です)をかけているかに見えるので、こういうタイトルにしたという次第。本当は写真を言葉で説明すべきではないのだろうが、ただ見ているとバトルで勝利を治めたかに見えてしまうのだ。実はジャムは毎日お姉ちゃんぶりを発揮していて、すすんで抱いては舐めてやっている。

そしてその反動なのか幼児退行現象も起きており、私たちには甘えて抱っこして「高い高い」をしてくれとせがむ。なに、高い高いして貰っては電気の紐で遊びたいだけなのだが、自分が巨大なデブ猫になっている事は斟酌しないらしい。肩口にジャムを乗せて両手で捧げ持ち、ジャムが「もういい・・・」と言うまで遊ばせると、またまた乳酸が溜まるという按配だ。とほほのほ。

嗚呼、タマちゃん・・・もう最悪だ!今度は横浜の市街地を流れる帷子(かたびら)川に出現したと言う。帷子川を覗き込んだことがある人だったら良く解るだろうと思うが、あんなのは生きている川ではない。完全にコンクリートで護岸工事した都会のドブ川だ。恐ろしいような濃いエメラルドグリーンの水は、透明度ゼロだ。鶴見川も汚いけれど、まだマシだったと思う程だ。かつてここでも「(鶴見川は)大田区の呑川よりマシだ」と書いたが、呑川と帷子川は良い勝負だ。タマちゃん、どうかしているよ。どうして汚い川にばかり行っちゃうんだ?地方の人も、今度横浜に行く機会があったらば、帷子川を是非覗き込んで見て欲しい。必ずゾッとするから。私は水が恐いので、特にあんな尋常ではない色で水量も凄い川は、夢に見るほどに恐い。同様の理由で、入江川も恐い。どちらも「超汚い運河」と呼んだ方がピッタリだ。鶴見川はまだ川としての面影が岸辺には残されているが、帷子川も入江川もひたすら悲しい風景だ。私が田舎の河川を見慣れて育ったせいばかりではあるまい。そしてどっちも超ローカルでスミマセン。

帷子川という名前を地図で見て、一発で読める地方の人は少ないと思う。私も最初は読めなかった。しかし長年不動産広告の案内図を描く仕事をしていたので、毎日横浜西区あたりの物件を描くにはゼンリンの住宅地図で「帷子川」を目にしていたし、実際地図にも描いていた。川を描いては「かたびらがわ」と入力して変換する。手書き文字入力機能がなかった頃には、読めないと入力出来なかった。他にも読めない地名はたくさんあった。「追浜(おっぱま)」や「弘明寺(ぐみょうじ)」など京浜急行沿線のに住む人には何と言う事もないような平凡な地名ですら、神奈川県に越して来たばかりの頃は読めなかった。大阪や九州にも色々と難読地名はあるが、身近なところにも落とし穴はあるのだ。

今日発売の「猫の手帖」に、みょーこ姉ちゃんが出ている。「平成猫バカ列伝」というコーナーらしい。お山のエサやりの様子と、自宅の様子を取材して行った事は聞いていたが、まさかそういうタイトルだとは。ま、猫バカである事は事実だから仕方ない。私だって、見る人から見たら猫キチガイだろう。猫バカと評されたみょーこ姉ちゃん・・・それは文化勲章を貰ったようなものだと思えばいいんちゃう?

しかし今日のうちに当該雑誌を入手する事は出来なかった。あとで姉ちゃんに見せて貰おうと思ってエサやりの前に立ち寄ったら、会社で読んで帰りに知り合いにあげちゃったと言う。仕方ない、明日どこか駐車場完備の本屋まで出掛けよう。既に見たという人から、掲示板にも書き込みがあった。私はまだ見ていないんだよ〜ん。近くに本屋なんかないんだもん。今日はちびっと本来の仕事に没頭していたし、更新だって溜めちゃっているのだ。

エサやりに行くと、毎日心が痛い。今日はまた雨の降り出す前に・・・と、辺りを箒で掃いていた。そしてトレイを全て洗って缶詰を開け、車に戻るとなんと車のすぐ脇にハナクソがいた。車をちゃんと認識しているのだと改めて思った。用心深い子で、車の近くになど寄って行く事はないはずだ。私たちの車だと知っているのだ。小さくて可愛い。急いで、グラビア広告の紙の上に、ハナクソ用の特別の缶詰を開けてやる。エサ場には既にブスアカ2号が陣取っており、強いよりこも来ていたので、ハナクソは寄り付けない。フェンスの陰に置いてやると、辺りを見回し見回ししながらゆっくり食べていた。

食べ終わると路地をトコトコと歩いていったので、もうねぐらに帰って行ったのかと思いきや、ごみを片付け終って路地を見やるとまだいる。「ハナクソ」と呼ぶと、肩越しに振り返ってこちらを見ている。車に乗り込んで発進すると、後を付いて来るかのように近づいて来た。窓を開けて話し掛けていると、ずっとこちらを見ている。「うちに来るかい?」と言ってみるが、ダッシュで走って行ってしまった。追いかけて来たのではなくて、本当はこっちに帰りたかったんだね。

最近はいつも道を渡って食べに来るから、あちらにテリトリーを変えたのだろう。どこで寝起きしているのかは定かではないが、屋根付きの人通りの少なそうで静かな駐車場があり、あちらの方が遥かに清潔だ。但し、エサやりが出来るような場所ではない。駐車場の上は大きな個人宅(大きな個人事務所でもあるようだが)である。よく吠える犬が繋がれている。神経質そうな初老のおばさんんが、いつも箒を持って辺りを掃いている。文句を言われる訳ではないので、こちらからペラペラと事情を説明するのも憚れる。

ハナクソは、私たちをじーっと見ていた。胸が詰る。長く辛い冬になると、この痛みはもっと大きくなり、毎晩苦しいのだ。「ハナクソをもう一度捕獲しようか?」と言ってみるが、ケージに閉じ込めて飼わなければならないのは、生まれた時から何年も生え抜きの野良で生きていたハナクソにとって、決して幸せとは思えない。全てが家猫になれればこんなに安心な事はないけれど、実際にはそれは不可能だ。また冬がやって来る。尤も今夜はまだ暑いけど。さて、アイスでも食べよう。仕事がちょっと残っているので、更新も今夜はこれまで。おゼゼを稼がなくては、ご飯が食べられないからね。

今日のにゃんこ

私たちは兄弟で保護されたんだけど、他の子は里子に出ました。私たちは、サビ猫だから出ないのかな?

でも、サビ猫を里子にすると、このHPの管理人さんのサビ猫クラブに入れるよ。

写真は仮ママがヘタクソで、こんなんだけど、結構可愛いのよ。よろしくお願いします!


(アタシの事は、里親募集 No.507で詳しく見てね 尻尾も立派よ♪)


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