明日は中秋の名月だ。という事は、今夜も明日も猫は狂うのか。人の体の上だろうがお構いなしに走り回り、テーブルの上のものを落とし、ジグソーパズルのマットを分解する繰り返しも大概にして欲しいが、みなさん元気なのは大変結構。しかし年寄りのアインまでが調子を上げすぎて、後でどっと疲れが出ないようにね。仔猫も真っ青の発狂ぶりなのだから。
昨夜は冷えたので厚い本格的な毛布を出して、しっかり肩まで包まれて寝たが、今日の昼間はかなり気温が上がった。昼頃にはツクツクホーシが鳴いていた。何だかちょっと嬉しい気分になる。夏が終ってしまった事は、あの恐ろしいまでの湿気から開放されて、ダニやカビへの怨恨も少し忘れられるので有り難いのだが、やはり寂しい。夏は人をハイにさせるものがあるのだ。これからの長い冬の季節(私には夏と冬しかない感じがする)は、リウマチ疾患でもある私の体を痛めつけ、野良猫を思う度に心も痛む。村上春樹の《Sydney!》を読んでいて、オーストラリアが10月から3月まで夏だという話に触れ、つくづく羨ましい気がする。しかしいたるところで山火事が多かったり、車で道を走っていてコアラやワラビーを撥ねたりする危険があるのは厭だ。 朝ご飯に茄子とトマトのソースでスパゲッティ(正確に言うとフェデリーニ)を作るが、朝から平気でこういうものをバクバク食べられたはずが、ちょっと重たく感じるようになっている。大人になったのかな。本当は白菜の漬物にアジの開き、茄子の味噌汁に炊きたてご飯、納豆と卵焼きも少しずつ・・・そんな朝食が良い。あるいは、何かの本で読んだような、トリュフ入りの半熟卵、焼きたてのクロワッサン、新鮮なアンディーブにはキャビアを乗せて、そしてシャンパン・・・そんな朝ご飯も良いな(ざけんな、バカヤロ〜)。誰かが作ってくれるのであれば、和食でも洋食でも良い。とてもじゃないが3食作っている今では、朝からそんな手間暇かけられないし、年がら年中料理している感じがして、正直に言えばご飯作りにも飽き飽きしているのだ。人の作ったご飯が食べたい。 そこで、いつぞや募集した「私の朝ご飯」・・・オオデコさんの里親・し〜さんからのお便りでご紹介する。
たらの白子のお吸い物・・・これは美味しそうだ。実は白子など、生まれてから1度しか食べた事がない。確か味噌汁にした覚えがある。濃厚な味がした。動物性のものが入った味噌汁は、贅沢品であるという気がする。せいぜい豚肉の細切れを入れて「豚汁」にするのが関の山だが、その時はどういう訳か白子があった。もちろん自分で買って来たのだろう。(記憶がないのだ。)何となくフラフラッと買ってしまったのだろうと思う。自発的に「白子を食べるぞ!」と思って食べないと、印象に残らないのかな。今度、お吸い物にしてみよう。いずれにしても、まだ季節が早いし、たらは年々獲れなくなって高級魚になりつつあるから、いずれにせよ贅沢品の感は拭えない。 納豆入りの冷やし中華・・・これはイメージ出来る。冷やし中華では試した事はないが、納豆でうどんや蕎麦を食べる事がしばしばあるからだ。その場合は、大根おろしを大量に用意し、納豆はひき割を使う。麺つゆでも悪くはないが、それではちょっと甘いので、生醤油を掛けて戴くと美味しい。簡単で凄く美味しし、蕎麦でもうどんでも合う。見た目が寂しければ、カイワレでも散らせば良い。きっとあんな感じだろうと思うと、冷やし中華でも納豆はイケそうだ。冷やし中華は、生野菜を沢山にすれば麺入りのサラダと化す事も可能だし、なかなか便利かも知れない。胡麻だれもあるしね。 という事で、し〜さん、美味しいお便りを有り難う。英国への旅立ちが近いようだけど、世界に冠たるブリティッシュ・ブレックファストを是非ともリポートして下さい。そして大量にものを食べるアフタヌーン・ティも。お待ちしています。皆さんも、是非朝食自慢して欲しい(本当は自慢するだけじゃなくて、ご招待して欲しいけど)。読んでいるだけでヨダレが出るような・・・。 3食作っては食べ、仕事の合間に大量の更新をし、メールの返信は平均30通ほどを乱雑に要件のみを書き、数件の電話相談を受け、日によっては打ち合わせや銀行へ出掛け、掃除と洗濯は欠かせないし、夜中には片道12キロの道のりをエサやりに行く。ああ、忙しい。これでゆったり風呂に入れと言っても、そりゃ無理だ。我が家の風呂桶は、とっくに無用の長物と化している。シャワーしか使われないのだもの。あのスペースが2階にあればなあ・・・。 集中力の鈍ってきている頭を必死で働かせて仕事をしていると、ついつい甘いものが欲しくなるので、いい年こいておやつの時間も必要だ。今日のおやつには、日吉駅近くの無添加高級パン屋「大地の実」に行ったついでにクッキーを買って帰った。普段なら口の中の水分を奪うようなパサパサした食べ物は嫌いなのだが、先日いただいたら美味しかったので、1枚ずつバラ売りしてあるものを買った。1枚110円の贅沢品である。心して食べていたら、早速ミュウ大王がお味見すると言ってひとかけら召し上がった。ミュウが食べる気になるクッキーやパンは、いつもとびきり美味しいのだ。多分バターの分量が違うのか、変な香料が使われていないのか、他にミュウ様がお気に召しているのは「ウエスト」のリーフパイである。これも滅多には買えない贅沢品だ。私はバラ売り専門で入手するが、ミュウに負けず劣らずこれは好物なんだもの。兎に角、おやつまで食べて長時間動かずに仕事して、こんな生活でどーする!? 明日の捕獲の為に捕獲器を届けてから、エサやりに回る。よりことブスアカ、キジ白は出て来たものの、ハナクソは随分と待ったけれど遂に姿を見せず。近隣を探し回るが、1時間ほど滞在して諦めて帰って来た。よりこにはシーバをあげるが、あまりお気に召さなかったようで食べ残していた。罰当たりめ。 帰り道、尻手黒川道路の南加瀬交番付近に交通警官が大勢いた思ったら、停められてアルコール検知器に息を吹き掛けろと言う。ムカつくけれど素直に従う。「はい結構です。気をつけて行って下さい。」と言われるが、ふん!と思う。そんな事よりも、もっと違法駐車を取り締まれと言いたい。 |
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