昨夜は又ろくでもない夢を見て、拳を突き出して寝言で怒っていたらしい。こうちゃんが「カズエちゃん、どうしたの？」と優しく訊いてくれているのは聞こえていたけれど、返事はしなかった。だって物凄く眠かったんだもの。ごめんね、こうちゃん。 夢というのは（また夢の話かい）、またも実家にいる夢だった。最近、繰り返し繰り返し父や母、妹が夢に出て来る。親きょうだいと離れて暮らしてもう２５年。それもとっくの昔に所帯を持って自分の家族を持つようになっていて、決して親離れ出来ていないという娘ではない。そして普段は、さほど心配しなければならないような問題を抱えた親きょうだいでもない。（むしろ無鉄砲な私の方が、よほど心配を掛けているかも知れないのだ。）にも拘らず、親きょうだいの存在というのはこんなにも意識下にこびりついているものなのか。 この事を考えた時、北朝鮮へ拉致された人達は２４年やそこらで親を忘れられるはずがないな・・・と初めて思った。大人になってからの２４年など、文字通りあっという間の年月だもの。年老いた親の側は尚の事だろう。 ８月末に避暑地で脱走させてしまった飼い猫を保護したいという方が、今夜捕獲器を借りにいらした。人が大勢集まる場所に連れて行ったので（子供も大勢いたらしい）、猫にとってはそりゃあ怖かっただろうと思う。その点を一応はご注意させて戴き、相手も反省していらしたので、対面してご説明した上でお貸しする事にした。２ヶ月近くも寒い軽井沢で外にいる家猫が、一体どうしているかと思うと胸が痛む。 先日行った時に、首輪に付けた鈴の音だけは確認したと言っていた。元は里親募集されていた仔猫を里子に迎えたものらしい。手作りの迷子チラシも見せて戴いた。みょーこ姉ちゃんちの瓢六に良く似た、キジトラの男の子だった。無事に保護される事を心から祈る。頑張って必ず保護してあげて下さい、良いお知らせを待っています・・・そう繰り返し伝えた。 今日、デマウィルスの親切な情報が何通も届いた。ご存知の方も多いかも知れない。『テディベアウィルス』というものだ。これに感染しているかも知れないという警告メールがある日突然届く。「jdbgmgr.exe」という実行ファイルがそれだという内容のメールだ。 ファイルにはテディベアのアイコンがついている（こんなアイコン→  にするから悪いんじやないか？）。一応「ファイル検索」をしてみると、何と自分も感染している事が判明する。ショックを受けて慌てて削除する。しかし、この「jdbgmgr.exe」という実行ファイルは、ウィンドウズのシステムに最初から含まれているプログラムだ。なので、検索すれば誰もが発見する仕組みである。それを削除させようとする、これはこれで悪質なイタズラと言えよう。 しかし、「このウィルスに感染すると14日後にシステムを破壊する」などと言われては、我々素人連中はただでさえ「ウィルス怖い！」と思っているのだから慌てて削除をしようとするだろうし、心優しい人ほど急いで人にも伝えようとするものだ。でもこのテディベアウィルスというのはデマのイタズラ・チェーンメールですので、慌ててファイル削除しないでね。しかし、「WORM_BUGBEAR.A」（バグベアー）というものもあるらしいので、こちらはご注意。 今や、ウィルスは誰もが被害者にも加害者にもなる得るものだ。私のところはメールの着信がそこらの団体なんかに比べても格段に多いので（今や日に２００通は届く）、日によってはその１割近くがウィルス添付である事もある。私もかつては、こんなもの送りつけやがって、ただで済むと思うなよバカヤロー！と思ったが、多くの人たちがメーラーにアウトルックを使っている限り、なかなか感染を防ぎきれないのではないかと今では冷静に思っている。ウィルス駆除ソフトも浸透しているかとは思うが、心配な方はウィルスバスターのオンライン・ウィルススキャンをして感染をチェックしてみては如何だろう？正式に購入していない人でも、感染の有無は解るから。 れいさんにお貸ししている捕獲器は一時近くの方にお貸しする事になったし、明日も１台貸し出しの予定だし、私も今夜これから捕獲の予定がある。福岡ではおニャアニャンの捕獲器を県内の方に貸し出し予定だし、保護・避妊目的で正しく使われてフル稼働なのは素晴らしい事だ。みんな頑張ってね。私も今夜は寒さに負けず頑張るから。
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あたしはユキ。
