ミュウ

光と影

Nov.18,2002

朝の冷え込みがなかったので、シャワーを浴びる為に寒い風呂場に入っても楽だった。日中も暖かかったし、暖房の効いた室内にずっといると顔が火照る程だった。顔が火照るなんて、やっぱり更年期かなあ?しかし忙しいせいもある。午前11時の所内ミーティングの際にウェブサイトを初デモンストレーションしなければならないので、少しでも作り進めておきたかった。

作り手の苦労なんか知らずに、きっと言いたい事を言ってくれるんだろうなあ・・・と覚悟して臨んだが、別段ああだこうだという事はなかった。それどころか、私が猫好きなのを知っている所長は、最後にボソッと「どこかに猫が出て来てもいいよ・・・1ページ位。」と私にだけ聞こえるように言った。耳を疑う。何て心の広い、優しい所長なんだろう。しかしお固い機関だけに、主要ページに猫が出て来る訳には行かないだろう。個人のプロフィールのコーナーの、しかも私のページのどこかにちょこっとだけ猫の文字か写真が載せられれば御の字だ。兵庫にある同じ機関のセンターのサイトでは、各々のスタッフの所属学協会だとか研究業績だとか、およそ難しい内容ばかり掲載している。私はこれに習うだけでは味気ないので、「趣味」という項目も加えるつもりだ。そうすれば、私のページでは猫を登場させられるではないか。頭いいね、カズエちゃん。

結果的にそれが無理だったとしても(上の機関の検閲があるようだし)、所長のその言葉ひとつ聞けただけで本当に有り難い。大人なんだなあ・・・と思う。所長はとても立派な顔と体格(大学時代はラガーマンだったらしい・・・耳もちゃんと潰れている)をしているが、人格的にも立派な人だ。心の中でお父さんと呼びたい。

帰宅したら夜の9時。電話を1本受けて、ご飯の支度をして食べ、明日発送するものの幾つかの宛名書きをしていたら、もう11時半。今日はチャチビさんがエサやりしてくれているので鶴見には行かなくて良いのだが、カワムラさんとも過ごしてあげないと可哀想だ。絶対的に時間が足りない。手が欲しい。

電話は、里親募集に掲載した方から捕獲器の貸し出しの依頼だった。お義母さんが外猫にご飯を上げているのだが、お年寄りの常で避妊まではしないらしい。お嫁さんであるその方が次々と仔猫を保護して里親探しをしているが、母猫を何とか避妊してあげない事にはキリが無いし、母猫は痩せて風邪もひいているらしい。ボランティア獣医の紹介もしてあげたけれど、車も免許もないのでかなりの距離を電車を乗り継いで運んで来なければならないようだ。江戸川近辺で、搬送のお手伝いをしてあげられる人はいないだろうか?ご主人も免許を持っていないと言うし、土日でもとてもじゃないがお手伝いはして貰えそうにないと言っていた。私は良い夫を持って、つくづく恵まれているのか。と言っても、3人目にしてやっと恵まれたのだが。

捕獲器は、明日こうちゃんが発送してくれると言う。銀行2ヵ所にも行って貰い、区役所に行く用事もある。仕方ない・・・明日は職場まで車で送って貰い、そのままあちこち回って貰うしかないだろう。帰りも迎えに来て貰い、そのまま鶴見でエサやりをしてしまおうと思う。12月10日締め切りのタイトなスケジュールで仕事を抱えているというのに、こうちゃんには本当に申し訳ない。ボランティアらしき事を続けるには、結局二人とも寝る時間を削るしかないのか。フットワークの良い、字の綺麗な秘書が欲しいよ、本当に(この間までは「有能美人秘書」が欲しかったんだっけ)。フットワークの良い、字の綺麗な、ついでに力持ちの娘か息子でもいいんだけど・・・。

早く猫と眠りたい。こんなに時間に追われていては、猫たちに申し訳ない。ごめんね、みんな。

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