マルコ
おサルのこうちゃんと
Nov.26,2002

昨日、久しぶりでチームリーダーが出所した。中国・秋田と出張続きで、先週は全然会えなかったのだ。偉い先生なのだが、とても優しい。そして厳しい。初日に壊れた(私が壊した訳ではないのだが、兎に角アプリケーションとPCのスペックに限界が来ていたのだ)データの修復を出来ずに打ちひしがれてお詫びのメモを書き残し、とぼとぼ帰って休み明けに出て来たら「修復出来ました。有り難う。」というメモがあったとここでも以前書いたと思うが、その人である。

私の立場はこのラボの広報係でもあるが、この先生のチームの所属の研究補助員にもなっている。チームのメンバーとして受け入れて下さって(もしくは「これから頑張りなさい」という意味で)、先生から特別にシャープペンシルとボールペンを戴いた。以前から居たチームの研究員の男性3人は既に戴いているものだ。嬉しい。必ず大切にする。専用のペンケースを買おう。とりあえずは家にあったプラスチックの筆箱に入れて、毎日持ち歩く事にした。ラボに置きっ放しにはしたくない。どうしてこう、物に執着するのだろう?

帰宅は遅かったけれど、頑張って更新するつもりでいた。しかしメールチェックしていたら大変不快なメールが2つあり、何だか骨身を削って寝る時間を削ってしている事が馬鹿らしくなってしまった。里親募集もSOS支援も好きでやっているボランティアだと自分に言い聞かせているから、苦労は厭わない。しかし人の世話になった揚句、平気で傲慢な事を言ってくる人間もたまにいる。手間を掛けただけにアホらしくなってくる。そういう日は、兎に角寝るに限る。若い頃ならば強い酒でも飲んで怪気炎を上げたいところだが、今は生活のペースが乱れるのは怖い。酒はかなり飲めてしまうだけに、後の疲れを思うと飲めない。

今朝は、何となく気分が上に向かなかった。車の中では、随分と久し振りでベッド・ミドラーのCDを聴いてみた。”From a distance”を繰り返し聴きながら走り、ラボに着くとサングラスをはずしてきちんと仕舞い、一服してから建物に入った。まだ8時15分なので、総務のタケウチさんしか出て来ていない。職場の花、爽やかな笑顔、何気ない気遣い・・・私は明らかにタケウチさんに好感を持っているな。朝からいきなりのめり込んで仕事をしていたので、今日もお茶を淹れて貰ってしまった。申し訳ない。後でお客様がいらしたときにも、ついでと言って私にだけお茶を淹れてくれた。幸せだなあ・・・オヤジの感覚が良く解る。

今取り掛かっている仕事は、あと少しで第一期分が完成するはずだったのだが、大量にコンテンツの追加が出た。しかし一番重要な部分だけに、確かに必要なものだと納得出来る。兎に角やるしかない。その間に飛び込む仕事を片付けながらなので、自分の仕事は結局今日も残業だ。夕方になると、情けない位にお腹が空く。フルトさんの買っておいてくれたお菓子を食べる。前の職場でもさんざん食べた「ばかうけ」を食べ、「きのこの山」を食べる。本当はタコ焼きとかお握りとかが食べたい。

あまりオーバーワークにならないように・・・と、カクモトさんが帰り間際にニッコリと声を掛けて下さる。シャーペンを戴いたせいではないが、カクモト先生と会うと安心出来る。いずれはほんの研究チームの補助もしなければならないので、その時こそオーバーワークになるだろう。指示系統をきちんとして貰えるよう、所長に呼ばれた時にお願いしてみた。仕事の交通整理は所長がして下さるようで安心した。カクモトさんも、忙しい方なのに「何かあれば相談に乗る」と言って下さっているし、この歳でこんな境遇に恵まれた事は信じられない程ラッキーだと思う。早く、ちゃんとした成果を出したい。

フルトさんと二人で戸締りをして、途中までフルトさんを乗せて帰って来た。体格の良いフルトさんは「私を乗せるとガソリンが減りますよ」と言う。ガソリン代が勿体無くては、ターボ車でなんか通勤しないさ。フルトさんもずっと調子が悪そうだが、チーム内は全員疲れて風邪気味だ。私も疲れてはいるが、風邪もひかないし、今のところは大変元気だ。ご飯も煙草も美味しい。集中力もまだ途切れない。しかし、やっぱり孤独な立場ではあるな。

ゴマの破壊工作は続いている。今朝はベッド代わりの枕を、そして夜には猫マットを犠牲にした。「ゴマちゃんは良い子だねえ・・・トイレでしかオシッコしないよね?ちゃんとトイレで出来る偉い猫だよね・・・」とヤケクソ気味に得々と話し掛ける。ゴマ〜〜〜!

さて、エサやりに行こうっと。

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