マルコ

お手伝い?

Dec.17,2002

朝は5時にベッドから出て、ゆっくりシャワーを浴びて、荷物の整理をする。昨日の資料がたくさんあって、荷物が増えてしまった。しかも紙って重たい。身軽な服装で帰ろうと思っていたのだが、かさばる服を着て荷物を減らす事にした。7時前にチェックアウトし、7時丁度に開くダイニングで朝食を摂り始める。昨日は和食にしたのだが、塩鮭を除くいずれのおかず(がんもどきの煮物、ひじき、キンピラ、小松菜の胡麻和え)も薄味でしかも甘かったのとご飯が柔らか過ぎたので、今日は洋食にしてみた。クロワッサン1個にコーンフレークス、ヨーグルト、ハム、ソーセージが1つずつ、小さなオムレツが1つ、そしてコーヒーなどは飲み放題だ。こういう朝食が付いて5800円なのだから安いだろう。

食べ終わる頃、フルトさんが降りて来た。彼は今日はウラヤマさんと共に長田区役所に行く予定になっているので、こんなに早く起きる必要はないのだが、気を使ってくれる人なので何かと歩調を合わせてくれるのだ。聞くと、2次会から戻ったのは夜中の3時近かったらしい。どひゃ〜、そんな事をしていたら私は死んでしまう。若い頃には朝まで飲んでも平気だったけど、今だったら確実にダウンだ。一緒に行かなくて良かった。

タケウチ先生も降りて来た。先生とは新横浜で待ち合わせて、一緒にラボに戻る約束をしていた。今日の見学には、先生の作ったシミュレーションを画像で見せる予定なのだ。そして、こうちゃんが新横浜まで車を届けてくれる事になっていた。まだ仕事が終わっていないのに申し訳ないけれど、ラボからの帰りの事を思うと助かるので、やっぱり甘えてしまった。有り難う、こうちゃん。先生は「のぞみ」で帰ると言うが、私には「のぞみ」の切符代は支給されないので、「ひかり」で帰って来て、駅で待ち合わせたのだ。

しかし喫煙車の指定をとったのは、結果から言うと大間違いであった。まずプラットフォームの一番端っこの16号車だった事、どうしてもオヤジの占有率が高くて、今日のような暖かい日には車内が蒸れてオヤジ臭い事(タバコの臭いも凄いが)・・・そして私の隣に米原から(そうなのだ、米原だとか岐阜羽島なんかに停まる列車だったのだ!)乗り込んで来たオヤジは、靴を脱いで胡座を組んだりして見苦しいし汚らしいし、どんどん私の座席の方へと身体がはみ出して来る。ああ、嫌だ。

しかし米原あたりでは雨が降っていたのだが、まもなく上がり、山間の開けたところに虹が見えた。地面から立ち昇っている虹だ。その地面から虹が生えているかに見えるあたりに、是非行って見たいと思った。しかも山間の集落がとても美しい。何故だろう?と思ったら、家々が全て黒い瓦屋根なのだ。家の形はみな違うが、色が沈んだ昔ながらの和風建築で、それが日本の山村の風景によく溶け込んでいる。安芸の宮島に行って山の上から見下ろしたときにも感じたのだが、黒錆色の瓦に覆われた家が立ち並んだ様子は、この上もなく美しい。

帰りも富士山は素晴らしい眺めを提供してくれたし、虹は見られたし、オヤジたちの傍若無人ぶりには目を瞑って、爽やかな気分で新横浜に戻って来た。階段を下りて改札に近づくと、見慣れた顔が2つ。こうちゃんとタケウチ先生だ。既に挨拶を済ませていたらしい。先生の顔はウェブサイトで確認済みだから、こうちゃんから声を掛けたのだろう。キイを受け取り、電車とバスで帰るこうちゃんに心から感謝しつつ、私の運転でタケウチ先生を乗せて川崎へと向かう。道は混んでいたし、何しろ日差しが暑い。車の中にいるとクーラーを入れたい程だったが、外に出れば丁度良い気候だった。

昼を食べる間もなく、戻って準備して待ったが、見学者は土壇場でキャンセルになってしまった。その訳は、また明日。引っ張るようなネタではないのだが、もう眠くて根気が続かなくて駄目だ。おやすみなさい。

ともあれ、猫たちが全員大歓迎で迎えてくれたので、ホッとして疲れがドッと出た。

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