カワムラさん

ふがふが

Dec.25,2002

今朝は幾分道が空いていた。年末の五十日なのに変だと思うが、ちょっと家を出るタイミングが違うとまた渋滞にはまっていたのかも知れない。

昨日、ロボットチームのイノウさんと話したら、先週末に神戸にシンポジウムだか何だかで行くと言っていた時に、私が前週に連れて行かれた「アジアンキッチン」がとても美味しかったので、是非行くと良いよ・・・と勧めた通り、着いた晩に行ったと言う。美味しかったから・・・と言った生春巻も食べたみたいだ。嬉しいな、ちゃんと話を聞いてくれていたのだと思うと。イノウさんには、2月頭の展示会の準備でも色々とお世話になる事と思う。イノウさんとは、ロボットを作っていて、STiに乗っているイノウさんである(そんなんでいいのか、アイデンティティは。ついでに東●大のH瀬教授の物真似も上手いけど。)

あの土曜日、冷たい雨の中、駐車場前で皆さんの乗ったインプレッサを見送りましたが、
その後、私が自分の車に戻ったら、な・なんと、松本先生がお外に立っていらしたんです!
こうたんを見送って下さる為にです。
私が「もう川口さんのお車で行っちゃいました!」と言うと、
少し淋しそうな笑顔で道路の先を見ておられました。
先生が、どれだけこうたんをお優しく守って下さっていたのかを目の当りにして、
帰り道、号泣してしまいました。

これは、幸太を発見して保護する為に力を尽くしてくれたKさんからのメールの一部だ。「Kさん」などと表記するのは露出好き・露出させ好きの私には本意ではないのだが、私の影のようにしていたいと言うご本人のたっての慎み深い希望で、敢えてこうしている。優しいKさんは、カワムラさんの為にフード付きのベッドをプレゼントしてくれたり、疲れている私の為にわざわざ家まで甘いものを届けてくれたり、言葉少なで立ち去ってしまうのだが、お互いに不思議な深い縁を感じて繋がっている間柄である。

幸太はKさんがいなかったら、いまだに7年間繋がれていた店の建物の裏で、怯えて世の中の全てを呪って、そして寒さに震えていた事だろう。Kさんが半年以上かけてその店の飼い猫を避妊させる説得をし、搬送のボランティアをしてくれたところから、実はもう1匹家の裏に繋いでいる・・・という事が判ったのだ。メス猫の避妊もせずに子猫を産ませていた位だもの、むろん去勢もしていなかった。この飼い主を見る限りでは、一事が万事と言うのは正しい。

しかし幸太・・・いやこうたんは、すっかり甘ったれの猫になってしまっている。ムツコさんの膝に自分から乗り、そこで丸くなって眠り、ムツコさんの食べているものは全ておねだりするらしい。いやしんぼのこうたん。(こうたんの事を言えない私だが・・・)すっかりムツコさんをお母ちゃんだと思ったようだ。ホントに嬉しいね、こうたん。

さあ、こうたんに続け。ポロンちゃんチャミちゃんも後に続け。そしてイナガキさんとこの保護子猫たちも全てFIV陰性という結果が出たので、募集記事も差し替えとなった。どうか不安なく里親への名乗りを上げて欲しい。みんな落ちつくべきところに早く落ち着けるといいね!

今日は急にヤマダさんが都合悪くなってしまい、フルトさんが女性3人を連れての忘年会となった。連れて・・・と言っても、連れて行ったのは私だ。車でいつもの駐車場のところまで行けば、隣に目的の店はある。1人前ずつだが、たくさんの種類の料理をとった。オードブルはモツァレラチーズに鴨のロースト、ローストビーフが1切れずつの皿と、ブルスケッタは3種(ツナペーストと焼きトマトと焼きチーズ)、エスカルゴ、豆のサラダ、ピザ2種(アンチョビとマルゲリータ)、手長海老のローストと細く巻いたカレー風味の春巻、ヤリイカのトマトソース煮、パスタはボンゴレロッソとカルボナーラ。どれも美味しい。

ここは隠れ家的な店で、以前から大切に大切にしているのだ。エサ場にも近いし。ただし滅多には行けない。お腹いっぱい食べたら、高くつくもの。私は車だったのでワインは飲まず、みんなはイタリアのワインを2本空けてしまっていた。酔ったフルト隊員・・・もとい研究員は、いつにも増して理屈っぽくなってくる。先入観でそのまま聞くと結構失礼な事を言い始めるので、「何だって?!」と睨んで軽く説教してやる。彼にまったく悪気がない事はよく解かっている。むしろ心優しい控えめな男なのだ。言葉を知らないだけなのだと思う。しかし、たまには鍛えてやらないとな。なんたって、あそこの研究員は研究開発だけでなく、サブ研究チームや協力企業・研究機関をマネージメントするまでが課題なのだ。コミュニケーションの大切さは、言うまでもない。頑張れ、フルト。

近くまでタケウチさんのご主人が迎えに来ていたので、みんなと別れて私は一人でエサやりをして帰って来た。誰も出て来てはくれない。しかし、昨日のご飯は殆どなくなっていた。誰かが食べてはいるのだ。きっとハナクソも、どこかで元気にしているのだと信じたい。しかし、この目で顔を見たい。お腹いっぱい食べている姿を見たい。そして連れて帰りたい。(また始まったぞ、堂々巡りが)

ちょっと疲れた。明日で事実上は仕事納めだ。明後日は昼に食事会だというし、多分仕事にはならないだろう。

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