アイン

巣篭り

Dec.29,2002

午前中、今年目一杯お世話になったボランティア獣医のマツモト先生に、年末のご挨拶に伺った。今年は随分とたくさん野良猫の避妊が出来たのは、この先生のお陰だ。としこ(現あやちん)は随分と長期間預かって戴いたし、先生のところではマルコとも出会えた。こうたんをお願いする時には先が全く見えなかったが、手厚くお世話して戴いて今ではすっかんり幸せな様子を聞く事が出来る。たくさんの幸せを生み出せたのは、先生と奥さん先生のお蔭だ。元日しか休診せずにやっているようなので、新年のご挨拶にも伺おう。この先生を紹介してくれた、藍子さんにも感謝。

ご挨拶を済ませたその足で、「ONE」で猫トイレの砂や鶴見の「カミン」で正月の食材も買い出しするつもりで出掛けたのだが、どうにも熱っぽい。触ると首のリンパのところが腫れている。どこか身体で炎症があるのだろう。もとより私の持病には体内のどこかしらで炎症があるものなのだが、忙しいとそのまま済ませてしまう。そろそろ身体が悲鳴をあげているのだろうから、無理をせずに今日は家に戻る。買い出しは、また明日も明後日もあるさ。最悪の場合は、コンビニだってある。

今年はおせちも作らないつもりだ。毎年作っていた好物の「五目なます」も、今年は作る元気がない。準備も力仕事だし、そもそも食べられるまでに最低でも4日は必要なのだ。初日は大量の胡麻を擂る。ねっとりと油が出るまで擂るのは重労働だ。しかし、炒りたての胡麻を自分で擂らないと香りが出ないのだ。こうして1日寝かせる。2日目に大根と人参を大量に刻み、いわゆる普通の「なます」までに作り上げる。その日は、この辺でギブアップする。3日目には、油揚げと厚揚げの豆腐部分をこそげ取り、白和えの和え衣を作る。残った皮を細く刻み、細切りにした干ししいたけやレンコンと共に甘辛く煮て、冷めたらこれまでの全てを混ぜ合わせる。そして大量の柚子の皮の千切りを混ぜ込む。これを1日寝かせると、甘過ぎるかと思った白和えの和え衣と胡麻ペーストと酢が馴染み、何ともコクのある美味しい五目なますが出来上がるのだ。ああ、食べたい。誰か作って。やっぱりこれだけは作ろうかな。

私のおせちは五目なますが一番大変で、あとは屁みたいなものである。手綱こんにゃくの煮たの、筍の土佐煮、厚焼き卵(甘く焼いて、わさび醤油で食べて酒のアテにする)、あとは買って来て並べるだけのロースハムかスモークサーモン、気が向けば煮豚くらい作るが、ここ数年は気が向かないので美味しそうな蒲鉾と刺身をサクで買っておく位である。

きんとんと伊達巻きは嫌い、ごまめの田作り、煮豆、カズノコ、昆布巻き、、蒸し海老、アワビの類いは嫌いというよりも金と手間を使ってまで食べたいとは思わない。筑前煮みたいな煮物は、むしろ正月以外に食べたい。冷めたローストビーフ(邪道だ)なんか食べたくないし、カニなんか食べるのに面倒臭いし高い割には感動しないから買わない。おせちに関しては、結構安上がりな嗜好ではないかと思う。

三が日にお餅を食べない家訓の実家では、まだ毎年正月にはおでんを作っているのだろうか?おでんも良いけど、結局私は正月にも炊き立ての白い米のご飯が食べたい。作り置きした料理が、実はあまり好きではないという事なのかも知れない。電化製品のなかった昔の主婦は一年中家事労働が大変だったろうと思うが、今では煮炊きの度に火をおこす必要もなければ、洗いものだってお湯が出る(下手をすれば機械が洗って乾かしてくれる)、洗濯も機械がしてくれる。それでも365日続けているとウンザリなのだが、おせちを作るよりは外食してしまった方が本来的な意味では主婦は楽出来るはずだ。おせちの為に重労働するのは、作り手である私が自分で本当に食べたいものだけにしたい。

カップ蕎麦だかうどんだかのCMで、和服姿の優●とかいうタレントがJリーガーと共に出ているが、見事に和服が似合わない。この娘は多分オッパイ丸出しにして腰蓑を着け、熱帯雨林の中で立っていたらとても似合うと思うが如何だろう。これは悪口ではないつもりだが、悪口かな?

家からも日に1度はラボのサイトへ繋げて見るのだが、サーバーが落ちている事が本当に多い。その事をサーバー管理者である名●大のイトウ先生にメールで伝えてあるのだが、いわゆるセキュリティホールが見つかっており、一度修復に行かなければならないとは思っているという返事が来た。早く来てくれ〜!!昨夜も繋がらなかったぞ。

あかん、熱のせいか頭痛い。寝よ。

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