ジーコ

巣篭り

Dec.30,2002

私がゴロゴロしていると、こうちゃんが「また何も掛けないで寝ている」と口うるさい事を言って、その辺にある衣類を適当に掛けてくれる。どうせ掛けてくれるなら、ちゃんと押し入れから毛布を出してくれたら良いのに、袖なしのチョッキなんかかぶせてくれるのだ。

それをひっ剥いで起き出してPCに向かっていたら、ジーコが上手に潜り込んでしまった。フリースのチョッキの腕の穴に、ちゃんと顔を入れている。器用なものだ。横から見るとこうなのだが・・・。頭隠して尻隠さず・・・・。うちには、こういうモグラタイプの猫が3匹いる。ジーコとジャムとマルコだ。いずれも「末っ子」の座を争う3匹だ。奴らは何故に潜る?!

それにつけても、ラボ所有のデジカメの具合が悪い。最後に撮った画像がヘンだったので、持ち帰って色々と調整してみているのだが、ジーコのこの写真を見てもやはりいまひとつ締まらない。間抜けな事に、取説を持ち帰るのを忘れたのだ。手探りではどうしようもない。途中、他の人に触らせたのが間違いだった。それまで調子良かったのに・・・。どこがどうヘンだと言えないところが苦しい。困った。ラボまで取説を取りに行こうかとも思うが、それもアホらしい。

だいたいまだ熱があるし、頭も目も肩も痛い。(昨日よりも痛い場所が増えているじゃん。)何の為に、昨夜も早く寝たのだ。寝ていて寝返りが打てないのも辛い。ミュウとジーコが、申し合わせて真ん中に陣取る。ちっとやそっとでは動かない。今までミュウが気に入って寝ていた猫ベッドは、ゴマが頻繁にオシッコするので誰も入らなくなってしまった。しかし、それでなくとも猫たちは私たちのベッドで一緒に寝たいのだ。こうなると、ダブルベッドが2つ必要だ。もちろんそんなスペースはない。

マルコは、最近はもっぱらダイニングの椅子が寝床である。ジャムも仔猫の頃は、ここが好きだった。しかしすっかり自分のものと思っているらしくて、こうちゃんが座ろうとして椅子を引くと、どこにいてもすっ飛んで来て自分が陣取ってしまう。仕方なく、こうちゃんは私の椅子に座ろうとしてまた椅子を引く。するとシュルシュルと素早く蛇のように向かいの席に移動して、そっちの椅子に陣取る。どこもボクのものだ!と言いたいらしい。3本足のチビめ、なかなか抜け目がないな。

今日は遂に食料の買い出しに行ったのだが、三浦大根がなかった。あれでなますを作りたかった。こうちゃんが私の体調を気遣って「五目なますはやめよう!」と言う。確かに、今日明日となます作りに掛かりきりになるのも辛い。ちょっと外に出ると途端に熱が上がるし、昨夜は寝ていても筋肉や関節がしくしくと痛んだ。あれ?もしかしてインフルエンザかしら?と思ったが、咳や洟は全く出ない。ま、休めば治るさ!

そして突然なのだが、うちに新たに2匹の猫を迎える事になった。東北の保護猫たちだ。まだ仔猫だったので里親さんがついたのだが、エイズキャリアという事が判明して行き場を失った。保護活動をしている人達の保護猫なので、あまり猶予も余裕もない。活動している会の代表者の方針で、キャリアと謳ってインターネットで募集する事は避けたいらしい。オフラインで一時預かり先、もしくは里親さんを探したいらしいが、それは私には手伝えない領域の事だろう。

一部では、そういう募集自体をバッシングしている事実がある事も知っているが、私のサイトではハンディキャップのある子たちもちゃんと幸せなご縁に出会えているし、それが無責任な事と受け取られないよう、保護主さんたちには厳しく実情を明らかにして戴き、丸裸になって戴いている。自分が飼えない猫を人に貰って戴くという事は、それ位のリスクを負って然るべきだと私は考えているから。

ご相談のメールを読んでいて、一瞬で決めた。うちで貰うと。11月の中旬、4兄妹でダンボールに入れて捨てられていたが、この寒さでどんどん弱ってしまったものを、必至で手当てして元気にしてくれたものらしい。今夜までは里親募集していることも知らなかった猫たちだが、エイズキャリアというだけで里子に行けないというのは、私の理想に反する事だ。だったら私が引き取ろう。

という事で、早ければ明日にもお届けとなる。楽しみだ。1階のご隠居さん・カワムラさんの養女となる予定。エイズはあまり恐れていないが、鼻気管炎が酷かった子たちでもあるので、アインやジーコのようなワクチンが接種出来ない心臓病の年寄り猫たちとは同居させられないし、そもそも2階はもはや満杯だ。1階の猫たちとなって戴くしかない。それでも精一杯、大切に可愛がるさ。

さて困った。折角『我が家の6匹プラス1』と作り直したばかりなのに、早くも訂正が必要になってしまう。『我が家の6匹プラス3』か・・・。こっちの方がエイズキャリアより厄介だぞ。やれやれ・・・。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ

月別INDEXへ戻る

「猫雑記」INDEXへ戻る

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》INDEXへ戻る
inserted by FC2 system