マルコ

出窓大好き

Jan.3,2003

昨夜のエサやりも寒かった。外気温2度とクルマの温度計が表示していた。あまりに寒くて凍えてしまい、空腹でもないのにその足でラーメン屋に立ち寄ってしまったではないか。しかも辛みそチャーシュー煮卵入り。ここのチャーシューはバラ肉を巻いたチャーシューで柔らかく、しかも味が良い。普通の辛みそラーメンをとった時にはご飯と餃子もいくのだが、その際に二人で1皿のチャーシューを追加する。だしがらのような固いぼそぼそしたチャーシューは嫌いだ。昨夜のチャーシューはいつもより厚切りで、5枚食べるとお腹いっぱいになってしまった。しかしそれを思い出して書いていると、また食べたくなるから困った。今夜はスキヤキなんだよ。ラーメンは食べちゃ駄目。

エサやりから戻り、熱いお茶を1杯飲もうという事になり、ついTVをつけたら映画をやっていた。ロビン・ウィリアムス主演の『パッチ・アダムス』という映画で字幕スーパーで放送していた。張り付いて観ないと、原語を聴いて全て理解出来る訳がない。しかもこの物語では、主人公のハンター・パッチ・アダムスは、早口で饒舌に喋るシーンが多い。もともとスタンダップ・コメディアンであった彼の真骨頂なのだが、とても原語ではシャレも解からないし、テンポに付いて行けない。字幕担当の戸田奈津子さん、苦労の跡がしのばれた。

「パッチ」とは自らが名乗る通称で、継ぎを当てて修理する「パッチ」の意味。人の心を笑いで癒して、生きる力を強めたいというような意味で、ある時点から使い始める事になるのだが、観た人には判るし、これから観ようとする人には説明しない方が良いだろう。この「パッチ」するエピソードといい、幾つかの象徴が転換点を作っているのにはちと現実味が欠けるが、主人公は実在する人物らしい。私は単純だから「私も負けるものか」と感動して観終えたけれど、実を言えばこの役を演じるロビン・ウィリアムスが、あと20歳、いや15歳若い時に演じていればもっと適役だったろうと感じた。晩年の渥美清が、寅さんを演じるには悲壮感が漂ってしまっていたのと同じに。50歳にもなる男優が、20歳位の女の子に本気で恋するのは見ていて苦しい。

そんな訳で明け方までTVなんか観てしまったから(正月くらいいいかな・・・)、朝起きると箱根駅伝はとうに復路をスタートしてしまっていた。学生のやるスポーツで、これだけは好きだ。絶対にスタートから見ようと思っていたのに、今年も早くも挫折だ。今日は午前中からきちんと働いて、カワムラさんを病院にも連れて行き、和室の多さうじをしようと思っていたのだ。結果から言えばカワムラさんを病院に連れて行けたし、大掃除も出来た。しかし朝寝坊した事は、色々と影響が出てしまった。サイトの更新が出来ない、年賀状の返事が書けない等など。

年賀状は、喪中だがおめでたい気分でもあるので、これから時間を作って必ずお返事します。下さった方、どうかあきれずにお待ち下さい。

カワムラさんの調子は、ずっと安定していたのだが、ちょっと具合が悪くなってきた。食べると軽い痙攣が起き、もしや脳をやられているのではないかと思う位にウロウロと歩き回っては頭突きして回る。顎のアクネも悪化してきているし、涙は血が混じって、半日で目の周りにかさぶたのようになってしまう。それを取り去ると、却って痛々しい状態になる。カワムラさんの写真が少ないのは、あまりにも最近顔が汚くなっているせいもあるのだ。毎日、お湯でふやかして綺麗にしようとはしているが、痛いのかとても嫌がる。

昨年末は自分が転職して余裕がなかったり、他所の猫のことで動き回っていたりして、ついぞカワムラさんを保護した11月2日から病院に連れて行っていなかったのだが、仔猫を同居させるにあたり、エイズ以外の病気を持っていないか検査しておいた方がよいだろうと判断した。今日はとりあえず入院している。一通り様子を見て戴き、感染するようなものがなければまた仔猫たちとの生活に戻すつもりだ。病院に着いた時、外は雪が舞い始めていた。そして病院を出る頃には、かなり本格的に降っていた。これは積もるかな・・・と憂鬱になりつつも、スタッドレスを買った甲斐があったと思う事にした。

カワムラさんのいない間に、仔猫たちはケージに入れて和室を徹底的に掃除した。仏壇は出してしまい年寄りの寝室へと移動させる。ガラクタばかり詰め込んであったサイドボードは、中身を全て捨てて仔猫の遊び場にする事にした。ちょっとしたハウスというか、段差のある遊び場になった。カーペットにはスチームクリーナーを念入りにかけて殺菌する。もしもノミの卵やちょっとしたウィルスがあったも、これで死滅しただろう。高温の蒸気を噴射すると、意外と湿らない。直ぐに空気中に蒸発してしまっている。

ホットカーペットとオイルヒーターで部屋は暖かいけれど、仔猫たちの寝場所としてケージにマイヤー毛布をくしゃくしゃにして入れてやる。私達の使っていたものだ。それまで敷いてやっていた毛布は、全て熱湯をかけてから洗濯した。全てを終えるとどっと疲れた。1部屋だけで、ゴミが大きな袋に5つも出た。まだ大量の使っていない古い食器だとか書類、飾り物、訳の解からない部品やら何やらが優にに40年分は溜まっているのだ。姑はボケる前に、もう少し身辺整理をしておいて欲しかったものだ。今後も、大量に捨てなければならない。大型の家具は、捨てるのも有料だ。粗大ゴミの回収が無料の川崎市だったら良かったのに。

掃除している間も、ルスとリマはとてもお利口さんだった。掃除機をかけようがスチームを噴霧しようが、2匹で身を寄せ合ってぐっすり眠ってしまっていた。そして終了後に開放すると、真っ先に私の膝や背中に駆け登って来た。可愛い子たち。こんな可愛い仔猫を貰えたのは、やっぱりご褒美かな?

仔猫が来た気配が解かるのか、マルコまでがとても甘ったれになって、夜はベッドで私に添い寝するようになった。そこへアインが来る。マルコが腕枕していることに気づいて、しばし固まってためらっている様子。しかし意を決して、マルコに重なるようにして自分も腕枕に加わる。ジーコがいる場合と同じなのだと解かったようだ。アインは、ジーコとマルコにだけ寛容だ。こんな按配。私が寝ているまま、こうちゃんが慌てて撮ったのでブレてしまっているが、雰囲気は伝わると思う。マルコが頭を乗せている青紫のものは私の腕だ。私は首をのけ反らせているが、本来はアインの手の先に私の顔がある状態。


今日のにゃんこ

わたしはゴマ。「野良ごま」とも言われるけど、いまは動物いのちの会・いわてのスタッフさんに保護されています。

推定年齢2歳の女の子(避妊手術も済ませました)。由緒正しいサビ猫です。もしも里親さんにもらわれたら、「サビ猫倶楽部」に入会したいな。

「とってもいい子」って、みんなに言われます。かわいらしい声で鳴くのよ。
仲間のことは、http://www.ictnet.ne.jp/~taki/tiikineko/tiikineko.html を見て
ね。
それから、もっとたくさんの犬や猫たちが心優しい里親さんを待ってるの。
http://www.ictnet.ne.jp/~taki/ もよかったら見てください。

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