リマ

障子の上

Jan.19,2003

物凄いショックだった。昨日は一日掛かりでいっぱい更新していたら、案の定最後に「猫雑記」をアップロードしようとした瞬間にPCがスタックした。再起動してスキャンディスクが起動し、無事再起動してファイル転送を済ませ、ホッとしてネットスケープ・メッセンジャーの方にあるフォルダの中の作業をしようとしたら、いつものようにアイコンをクリックして起動させた途端、メールアカウントの設定をしろと要求してくる。え?なんで?仕方ないので、言われた通りやりましたよ。すると全てのフォルダが消えており、つまり今までの全てのメールが無くなっている。全て。

勿論少し前からベッキーも使っている。こちらはサーバー上のメールをチェックしたり、単発の用件やご相談のメールはこちらで受けるが、里親募集の掲載依頼や他のコンテンツへの投稿メールなどは、今まである程度フォルダが出来上がって整理されているメッセンジャーの方で受けて溜めていたのだ。しかし全てが消えた。今まで掲載した何百人の人たちのフォルダとメール、、《Catpeople Net Magazine》のメンバー、あるとあらゆる分類のフォルダ毎全て消えている。当座の急ぎの掲載依頼は済ませたものの、後からやろうとしていた楽しいコンテンツの分はパーだ。でか猫も《サビ猫CLUB》も《猫手屋》モデル写真も『アクビ』も『ベロ出し写真館』も・・・。

エクスプローラーで確認すると、「ユーザー」というフォルダにそれらしきものがいっぱい分類されて表示されるが、それをどうやってメーラーの方へ復旧させるのかが解からない。従って、現在、それは無いに等しいのだ。ネスケを使っている人なんか少ないし、こんな現象が起きるなんて滅多にないだろうから、原因は解からないよなあ・・・。誰か解かりますか?誰か・・・。しくしく。

エサやりにも捕獲器を携えて行ったけれど、お目当てのハナクソは出て来てくれなかった。ハナクソどころか、誰も出て来なかった。いいさ・・・毎週末、捕獲器を持って行くから。気が済むまで、やるだけやりたいだけなのだ。ハナクソはとっくに避妊してあるし、私のセンチメンタリズムから捕獲して家猫にしたいだけなのだから。

久し振りで夜明け近くに布団に入り、仔猫バズーカ砲弾の飛び交う中でじーっと耐えて寝ていた。途中、誰か小さなヤツが布団にこっそり入って来て、「もしやお前はカワムラか?」と言いたくなる位にしつこく私の顔を舐めた。どうやらカワムラが送り込んだ刺客だったらしい。朝起きると、カワムラさんの大きな身体にルスとリマがそれぞれもたれ掛かって寝ていた。カワムラさんは、仔猫が来て本当に良かったんじゃないかな。仔猫にとっても、こんなに安心出来る子守役がいて良かった。3匹が仲良しで、凄く嬉しい。

3匹がまどろんでいるうちに、私はそっと和室を抜け出して2階へと戻る。手を洗い、着替えをして(着替えなんか嫌いだが)からアインたちと接するが、髪や首や足まで洗う訳じゃなし、完璧に猫風邪のウィルスを運んでいないという事は有り得ないだろう。2階だって無菌状態ではないのだし、せいぜい涙を拭いてやったり鼻水に触った手を洗う位の注意しか出来っこないのだ。神経質になり過ぎたら、動物病院にだって連れて行けなくなる。診察台をその都度消毒した程度で、本当に把握しきれていない細菌やウィルスまで防げるのかと心配になってしまうじゃないか。待合室には、外を歩いて連れて来た犬も一緒にいる。

午後にはご相談の電話が2件あり、いずれもちょっと深刻だった。近頃は、相手がどれだけ「やる気」を出せるかが本人の口から確認出来なければ、その後の相談には乗らないようにしている。私が相談を受けるのは、たくさんの経験値から心がける事をアドバイスし励ましてあげるだけの事だ。私に他人以上の能力や包容力がある訳ではない。みょーこが言っていた「自分が大変な事は、他人にとっても大変なんだ」という言葉は、そのまま川口にも当てはまる。9匹をも飼ってみて、頭数が少なかった頃に比べると幸せや楽しさをいっぱい貰っていると思う。それは事実だ。しかし手間が大変なのも事実である。トイレの数だけでも凄い。

ただのんべんだらりと増やして来た訳ではなく、悩みつつ1匹ずつ増やして来た(2匹いっぺんの事もあったが)ので、きちんと管理して多頭飼いしてくれている先輩たちへの尊敬も感謝にも似た気持ちもある。事情があって今以上増やせない人の気持ちも解かる。人には様々な背景や季節がある。同じ事が同じ時期に出来るとは思わない。私の場合もそうだった。舅が今も生きてふんぞり返っていれば、カワムラさん以降の猫は我が家に存在していなかっただろうと思うし、姑がまだ我々の自由を認められない程にピンシャンしていたら、これまた同様だろう。

しかし敢えて勇気を出して猫を増やして来てくれた諸氏には、心から労いの言葉を贈りたい。例えば15匹のSOSの里親でもあるおニャアニャン。出会った時には、猫はマシェリと今は亡きクララしかいなかったね。それが、1匹でも決断がつきにくいはずの大人猫でシッコたれの人馴れしていない問題児を、結局3匹も引き取ってくれた。その後自分でも悩みながら保護をし始めて、一体今は正確に何匹いるのか・・・(7匹だよな?)。同じく15匹SOSやSOS静岡猫、そしておくだ病院猫たちの里親でもあるおブリ様・・・彼女が幾らアバウトだからと言って、軽い気持ちでどんどん増やせている訳ではないのも知っている。

暢子さんも大分前に9匹になり、みょーこも勘太を里子に出せて9匹となり(減って9匹だ)、リエさんは来週末には捨てられる予定の3匹を引き取って10匹になる。ユズナさんは14匹?幸太の里親ムツコは5匹、その姉ヒロコは今はまた保護したのがいて7匹か?ロスの猫ばあばが7匹・・・ああもう書いていられない。数が多けりゃ偉いと言いたいのではない(ちょっと偉いんだけど)。みんな悩んで増やして来たとだけ言いたいのだ。そして増やせない人を責めているのでもなければ、そういう人にもそれぞれの事情がある事も理解出来る。だから誤解しないで戴きたいのだが、敢えて言うならば、諸事情を乗り越えて増やしてくれた人たちには、私は敬意と感謝を捧げたいという事だけだ。

山下ファミリーの猫たちへの問い合わせや里親さん候補が続いていて、本当に嬉しい。彼女や家族の人柄が日記でも伝わるからこそだろうと思うが、それでもまだ33匹もが保護されているのだ。家族の大きな協力があるとは言え、彼女に押し付けて行って平気な避妊をしない人間たち・・・恥じて欲しい。山口県だけの問題ではないのは解かっているが、里子に出しても出しても出しても追いつかないのは、家猫をわずかな金を惜しんで避妊しない猫飼いたちのせいだ。彼女のところは、自分で拾って来た保護猫よりも脅迫されて(お定まりだ・・・引き取ってくれなければ保健所へ連れて行くという)押し付けられた家猫の子が多いのだから。

長門には、平気でそういう脅迫をする人種がいるんだな。これを読んで腹が立つ長門市民がいたら、避妊を呼びかけて欲しい。命を盾に取られて犠牲になっている家族がいる事を、もっと市民全体で恥じて欲しい。ま、横浜だって東京だって大差ないのだろうが、事実として挙げられるケースがある分、長門は不利だな。それを不利なままにしないで、問題が起きているからこそ立ち上がれる好機なのだと思って欲しい。私が幾らお節介でも、長門の事までやっていられない。長門の事は長門で考えて欲しい。私の足元の事は、私が考える。

みんながみんなそうしてくれたら、そしてずるい人を許さないきちんとした目と言葉が行き届いたら、もう少し解決の糸口が見つかるかも知れない。見ないふりをしていないで、虐待こそしないもののずるい無責任な人を許さない社会は私達一人一人が作るのだ。しかしいざ問題にする時には、自分が火の粉を被りたくないから極端に走ってしまう。「お宅の猫がうちの庭でウンコして迷惑だから、処分しろ」と。どっちもどっちだ。駄目な人間たちの犠牲になっている犬や猫たち。『猿の惑星』になれば良い。

まずい。顔面神経痛の兆しが出てきた。いい加減ボロボロだなあ・・・。

今日のにゃんこ

ボクは「ちゅう」です。

僕達は4匹で保護されたんだ。はじめは、ママが怖かったんだ。でも最近は、ママの膝をいつも狙ってるけどね。

紅一点だった「ビー」には里親さんが決まったんだ。ボクだって、絶対優しいママが見つかるさ。焦らずに待つんだ。どうぞよろしく。

僕達や、他の保護猫の事は
http://www.hapi.ne.jp/BG_Mypage1.asp?mn=45.54
↑ここでも見れるよ。

(ボクたちの募集はNo.334で詳しく見てね♪)

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詳しくはこちら

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