ゴマ

凝視める先は?

Jan.27,2003

掲示板で猫の寄生虫の話題が続いた時、「目黒寄生虫館」を話題に出したのがし〜さん(オオデコさんの里親)だった。それで思い出したのだが、その博物館を私費で作ったのは亀谷了という医師で、寄生虫に関しての研究では日本で随一の先生となった。幾つも著作が出ているので読んでみて戴きたいのだが、リズムのある文体は若々しく、そして寄生虫に対する愛情やその研究を楽しんでいる様子がありありと感じられる素敵な文章ばかりだ。

私は10年程前に、その文体に魅せられて亀谷先生にお手紙を出した。すると原稿用紙4枚に達筆な手書きで書かれたお返事を戴き、すっかりファンになってしまった。私の感想を芽のつけどころが良いと褒めて下さった。「リズムという点に触れていましたが、文章にはリズムとテンポが大切です。」と書いてあった。当時80を幾つか超えているご高齢だったのだが、アイドルを追っかける女の子の如くプレゼントを贈ったりもした。いつかは寄生虫館に行って、お目にかかりたいと思いながら、そのまま叶わずに月日が過ぎた。

そして先日、寄生虫館の先生たちと寄生虫問題でやりとりをした事のあるし〜さんから、亀谷老先生が昨年お亡くなりになった事を教えられた。ついぞ会えないままだった事が悔やまれるが、いつまでも心に残る人物である事に変わりはない。寄生虫というものに楽しく関心を深めさせて戴き、有り難うございました。あの世では是非お会いしましょう。蛇足だが、亀谷先生の息子先生とはお電話で話した事があり、とても感じの良い先生だった。ミュウのお尻から出た白いものを検査して戴いたのだが、虫ではなくて単なるウンコの一部であった。恥かしかった。

今日は一日中冷たい雨が降り続いた。そんな雨の中、美人のタケウチさんはみんなのお弁当を買いに走ってくれた。仕出し弁当を4つばかり注文し損なったのだ。私も付いて行こうとしたのだが、リウマチの足はそう速くは動かない。小走りに行くタケウチさんの足手まといになるから、「私に構わず、君は先に行け」と八甲田山死の彷徨さながらに叫んだ・・・というのは勿論嘘だ。のこのこラボに帰って来ましたよ。そしてハムエッグとウインナと竹輪の天ぷらと白身魚のフライと唐揚げの添えられたのり弁を買って来て貰えて、美味しく戴きました。タケウチさん、有り難う。

先週折角一段落したと思った仕事が、本山からの指摘でかなりの部分が振り出しに戻ってしまった。デッドラインまで時間が残されていないのに、各方面に再度データの作り直しを依頼し、胃が痛くなる思いで印刷屋さんにも詫びて再編集にかかる。出来た文から次々とデータを送るが、9時になっても遂に終わらなかった。明日の朝、一番でやらないといよいよ間に合わない。帰ろうとすると外は土砂降りだし、寒いし、おなかは空くし、月曜日からこんなに疲れきってしまってよいものか?と情けない気分で帰宅。仕事が結果を出していれば、精神的に上向いていてここまで疲れないのだろうな。仕事は厳しい。お金貰ってしている事なのだから仕方ないね。

全国的に物凄い低気圧で、北海道は吹雪らしい。かの地の野良猫の事を、今日聞かされたばかりなので、やはりどこにでも生活しているのだと感慨を新たにした。どれほど寒いだろう。色々と考えさせられる事が多い。可哀想だというだけでは保護は出来ない。しかし可哀想で見ていられないことも事実だ。避妊をしたいという相談には、やはり乗ってあげたいと思う。資金面という意味ではなく、自力でコツコツやっている人たちの心がくじけないようにと・・・。

今日のにゃんこ

私は山下ファミリーの保護猫「すう」です。私の娘「ビー」は里子に行くらしいわ。

私より後に来た子が里子に行ってしまう時はちょっと悔しいの。

私は美人だし、性格もいいのよ。最近ちょっと体重が増えたのが気になるだけよ。

ママは私の事を「可愛い」と言うけど、「美人」と呼んで欲しいわね。

こんな私ですが、どうぞ宜しくね。

私達の毎日の様子は
http://www.hapi.ne.jp/BG_Mypage1.asp?mn=45.54
↑ここで見れるのよ。

(あたしたちの募集はNo.331でも詳しく見てね♪)

                    「今日のにゃんこ」を募集します!
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