アイン

でこちん?

Feb.23,2003

私の子供自体のアダナは、可哀想な事に長年「でこちん」とかオデコに関係するものばかりだった。今は太って顔の面積が増したが、痩せていた頃にはオデコがもっと目立った。自分では麻痺していたけれど、初対面の他人にはオデコが強烈に印象に残ったらしい。いまだにみょーこにはオデコだと言われるし、改めてこうちゃんに「私、オデコ?」と訊いたら「極端に広くはないけどオデコだ。」と言われた。そうかなあ?自分ではこれが標準的だと思うのだが。猫の「オオデコさん」に惹かれるのは、このせいだったのかなあ?

しかしアインのオデコは、鼻が低いせいかデコチンのオデコである。私のオデコはでこちんタイプではない。しかし鼻が高い訳でもないのだが。年老いても尚こんなに可愛いというのは、猫だからこそだろう。人間はそうはいかない。年年歳歳、どんどん汚らしくなっていくのだ。死ねば清潔な灰にして貰えるが、まだ当分は肉と水と脂とウンコの塊である。ああ、厭だ。

今日も、ボランティア獣医さんのところには、私の紹介する猫が続々と運び込まれた。病気の保護猫、避妊目的の捕獲猫・・・そして今日晴れて退院した猫たちもいる。マツモト先生ご夫妻には、本当にお世話になってしまっている。退院した3匹は、リエさんの保護猫だ。搬送はイナガキさんがしてくれていた。帰りがけにちょっと我が家にも立ち寄り、お茶を召し上がって戴いた。マルコは声の大きな男性客は怖いらしく、ずーっとベッドの下に隠れていたが、お客が帰ると間もなく出て来て「にゃあ〜〜ん!」と文句を言った。ごめんね〜!とご機嫌をとり、求められるまま抱っこを続けていたら、足の付け根がすっかり痛くなった。軽くとも滑り落ちないように足に力を入れているから、それだけで乳酸がたまるらしい。軟な身体だからな。

掲示板には、色々な出来事が刻まれていく。嬉しい事、悲しい事、腹の立つ事、病気やオシッコの相談・・・中傷やデマ以外は何でもアリだ。今日、大阪の個人ボランティアの方から、こんな書き込みがあった。

ごぶさたしています。川口様、皆さま、お元気ですか?
春はもうすぐですね。

ところで、昨日、悲しい出来事がありました。ウチの雑種雌犬カンナと、雨の中を散歩していました。カンナに強く引っ張られて目にしたものは、恐怖の段ボール箱でした。カンナがいつまでも立ち去らないので、まさかと思って開けてみたら、生後間もない小猫でした。みんな冷たくなっていました。3匹いました。

しばらく考えて、その場で3匹を埋めました。その上に椿の花を散らしました。

カンナは段ボールに入っている小猫のお尻をなめてあげようとしていました。カンナはこの子たちが生きていると思って、また新しい家族が出来たかのように大喜びしていました。(毎回カンナが小猫を見つけます。連れて帰ったら我が子のように世話をしてくれます。)埋めている間、カンナはなぜ埋めてしまうのかが分からない様子で、掘り起こそうとするのです。何とか言い聞かせましたが、本当に悲しかった。

私がいつも小猫を拾うのは、いつも公園の同じ場所で、同じ段ボール箱に入っていて、捨てる人は同じ人だと思われます。いつもへその緒がまだついたまんまで捨てられています。こんな生まれたての赤ん坊を箱にいれて捨てるんだったらなぜ親猫に去勢手術をしてあげないんでしょうか?動物でも、人間と同じように大切な命があって、それは守られるべきです。あの子たちの生きようとする姿は、人に感動すら与えます。

また春になれば、沢山の小猫が捨てられるでしょう。みんな天使のように愛らしくて、私たちに癒しを与えてくれるに違いありません。でも、またこんな思いで悲しくなるのは、ほんとうにいやです。

知り合いの人が、保健所に引き渡されかけていた2歳位のシーズー犬を引き取っています。とりあえずその子の里親探しをしようと思っています。我が家のねこたちは、何事もないような顔して、幸せに眠っていますが、彼らも捨てられていた子達です。

気持ちのやり場がなくって掲示板に投稿しました。すみません...。

この方は、少し前にたくさんの仔猫を保護して下さり、掲載してほどなく全て無事に里子に出した人だ。日本中に、この人のような暖かい心を持った人たちが散らばっている。一朝一夕では解決出来ない問題がまだまだ多いけれど、心有る人たちもいるのだと思うと、些細な事でへこたれてはいられないな・・・と思い直す。

今日、山下家のポプちゃんが福岡のおニャアニャンのところに里子に行った。ポプちゃんは、山下さんから初めて里親募集の掲載依頼が届いた猫だ。一度里子に出たけれど出戻りした経緯がある子だったので、是非幸せになって欲しいと思っていた。

そして大分の高校生の保護猫も、どうなか里親さんが決まりそうだ。未成年という事もあり、掲載を引き受ける代わりに責任をもって仲介もさせて戴く事にした。やや遠距離ではあるが、空輸の方法を伝えたところだ。高校生の後藤さんは、電話で話してみるととてもしっかりした礼儀正しい娘さんだった。「私どもでは土日も店を営業しているので・・・」と言うから、てっきりお母さんから電話が来たのかと思ったら、やはり高校生のお嬢さんだった。学校が休みの日には店を手伝っているというから、そういう事もあってしっかりしてるのだろうか?それとも本人の資質なのだろうか?いや、驚いた。椋ちゃん似の女の子だったので、とても気になっていたのだ。

椋・・・どうしているだろう?ニシムラも元気だろうか?PCが調子悪いぞ、ニシムラ〜!
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