ハッピーバースデイ
ミュウ

Mar. 9,2003
今日は、ミュウの13回目の誕生日だ。何もお祝いはしないけれど、お天気にも恵まれて朝から気持ち良い日だった。夜は一緒に寝られなくなってしまったけれど、心はいつもミュウの事でいっぱいだよ。ミュウのお陰で、私には他の猫たちが存在しているのだから。9匹全員が同じに大切だけど、ミュウはたとえ死んでしまってからでも永遠に特別な猫だよ。だけど、うんと長生きしてよね。あんたに死なれたら・・・・・・ちょっと言葉に出来ないな。

とりあえずは、午前中に1時間ほど添い寝を楽しんだ。ミュウが腕枕で寝ていると、必ずジーコが割り込んで来る。今日だけはミュウに遠慮しなさい・・・と言って聞く相手ではないが。ミュウも、ジーコに乗られてもじっと我慢してくれている。どうしてそんなに忍耐強いの?逆はあり得ないよ。

この冬はもう雪は降らないと信じて、今日スタッドレスからノーマルタイヤに履き替える事にした。どうもスタッドレスでは乾いた地面を走ると制動距離は長くなるし、走っているとフワフワした感触で気持ち悪い。今日までは私は腰を安静にする事にして、こうちゃんが一人でディーラーに行ってくれた。ついでに近くの「ONE」で野良猫のフードと猫トイレの砂を仕入れて来てくれた。トイレの砂の消費の早い事と言ったら・・・。

しかし本当に役に立つ夫で、私は助かっている。これが一人暮らしだったら、重たいタイヤを部屋に運び込むのも、重たいトイレの砂(8袋も買えばそれは重たい)や重たい猫缶(野良猫分だけでも週に一度で200缶買うのだから重たい)を運ぶのも、全部自分だ。それを考えると恐ろしい。こうちゃん、長生きしてくれ。こうちゃんに死なれたら・・・これもちょっと言葉には出来ないな。

そのこうちゃんは、今朝がたスパイになった夢を見たそうだ。長々と聞かせてくれた。誰かに頭を撃たれて、次の瞬間は病院で目覚めたそうだ。その病院は、先日ここで少年こうちゃんが膝のオデキを治療された病院だった。ここは入院設備なんかなかったはずなのにおかしいなあ・・・と思いつつも、声が出ない。言語中枢をやられてしまったのかと思って、鏡に映った自分の姿を見ると、少年に戻ってしまっている。これは弱ったな、声は出ないし、子供なんだからとりあえず泣いた方が良いのかな?と思いながら目が醒めたらしい。バカバカしてが、私の見た夢だって、インプレッサでラリーに出場し、スタート直後に自分だけ大きな段差でコケて、亀のように裏返しになってしまった夢だった。これも凄く焦った。今の状況が亀のようだからだろうか?明日からはウサギになるぞ。一応杖は持って行くが、自分で運転して行く予定。

昨日、呼びかけさせて戴いた「搬送ボランティア」については、今回は横須賀の女性が名乗りを上げて下さった。有り難い。これで20日には一気にたくさん捕獲出来るだろう。捕獲する人も搬送して下さる人も、捕獲器を貸し出してくれた人ともまだ一面識もないのだが、何度かのやりとりでしっかりした絆を感じている。

不幸な猫を増やさない為には、保護しなければならない猫を減らす為には、兎に角避妊しかない。エサをあげてくれている心優しい人たちが少しでも避妊し易くなるよう、協力獣医の開拓と捕獲器の貸与、搬送の協力・・・これが当面は大切だと思う。皆さん、ご協力感謝しています。私だけでは到底出来ない事が、その都度見知らぬ人たちの無償のご好意で成り立っている事にこそ、素晴らしい価値を感じている。そして自分のペースで自分が先ず泥にまみれようという勇気を持ってくれたエサやりさんに、改めて有り難うと言いたい。

夕方には、腰の具合を見がてら鶴見までエサやりに行ってみた。運転はこうちゃんがしてくれたけれど、やっぱり車に乗るのは辛いかな。エサ場に行ったら、ハナクソが逃げて行くのが見えた。ちょっと顔が小さくなったような気がする。生きていてくれて良かった。しかしこの様子では、捕獲など出来そうもない。エサのトレイを取りに行こうとして驚いた。エサ場には家電製品の不法投棄がされていた。

冷蔵庫1台、2槽式洗濯機2台、扇風機1台、ビデオデッキ2台、ズポンプレッサー2台がびっしりと建物の陰に置かれていて、エサ場に近づけない。昨夜はなかったと言うから、明け方にかけて棄てに来たのだろう。最初はそこのワンルームマンションの住人が引っ越して行くのに棄てていったのかと思ったが、洗濯機2台ともなると、これはどこかの業者の仕業に違いない。しかも昨日まで使っていたようなものとは違う。相当雨曝しにされていたような汚れ方だ。

二人でやっとこさっと洗濯機や冷蔵庫の位置をずらして、エサ置き場を修復した。腰が痛いのに、どうしてこんな目に遭うのだ。よほど警察に通報しようかとも思ったが、私有地内の事でもあるし、騒ぎになって猫が食べに来られないのも困る。平日に管理人に言う方が良いのかも知れない。いくら目立たない路地裏の物陰と言っても、あれは酷い。さすが鶴見。マナー最低、監視の目も無し。放置自転車の数も増えているし、すっかり粗大ゴミ置き場と化してしまった。もはや物陰には捕獲器を置くスペースもない。

怒りながら帰って来たが、8年も通っていて少しもエサ場の環境を改善出来ない自分が情けなくなる。あの辺りにはコミュニティらしきものがない。居酒屋も雑居ビルの借り手ももテナントで入っている人たちばかりだし、地元住民というものが殆どないのだ。

駐車場に関してはワンルームマンションの管理組合の持ち物らしいが、周辺の空き地となると地主は他所の土地の寺だと聞いている。駐車場を持つマンションの管理組合は自分では管理出来ないので別の不動産業者に管理を委託し、そのテナントの募集には私がかつて在籍していた賃貸管理会社が募集を代行しているという複雑さ。どこも厄介な事を聞きたくはないのだ。

それで誰も苦情を言わないのを良い事に、誰もタッチしない場所になっている。自宅の近くでしているエサやりでない場合、色々と障害があるのは仕方ないのだが・・・。悔しい。

怒りは道中も続いた。後ろも見ずに突然大きくふくらんで走る自転車、左折で右にふくらむ前の車、道のど真ん中を堂々と走って来る対向車の女性ドライバー、何人もが横並びになって狭い道を歩く慶応普通部の男子中学生・日大付属高校の男子高校生、只でさえ狭くなっている電柱のところで立ち話している主婦、車道側を子供に歩かせる母親・・・一歩外に出るとこんなに腹が立つのは、久し振りで表に出たカルチャーショックだろうか?

ああ、マルコが擦れた声で鳴きながら、PCデスクの上にやって来た。可愛いマルコ。すっかり身体は大きくなったのに、まだ赤ちゃんのつもりらしい。ミュウが大好きで、いつも寝ているミュウの頭を両手と1本足で抱えてキックしたり噛み付いたりしている。面倒見の良いミュウは、他の猫と違って逃げたりしないで相手をしてやっている。こういう光景が多頭飼いの醍醐味だろう。

明日が近づくにつれやはり腰の不安も募るが、いつまでも休養してはいられない。どこかで見切らなければ。

今日のにゃんこ

僕、公園でご飯をもらっていたときから「とらちゃん」てよばれてます。

いつからお外で暮らしてたのかわかんないけどとっても寒くてつらかったの。

お家の中はあったかくてうれしいけど僕にはまだお母さんがいないからさみしいよ。

僕、とってもやさしい子だって言われてます。
だれか僕を家族にしてください!

(ボクの募集はNo.698で詳しく見てね♪)

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