カワムラさん

意外とハンサム

Mar.12,2003
仔猫が生まれるシーズンを前に、何だか里親募集が大変な事になってきた。週末だけの更新作業では追いつかないかも知れないと思い、昨日と今日は帰宅してから物凄い集中力を発揮してみた。まだ一部だが、少しずつ仕事を減らしておかないと、土日はまた一日中PCに向かう羽目になる。

平日だって、やれば出来るじゃないかって?しかし犠牲が大きく、体力の消耗が激しいぞ。オバサンは、職場を出る時は既にクタクタなのだ。朝は腰の痛さは別として、なかなか起き上がれない。布団の中に未練が残る。「仕事なんか休んで猫たちと寝ていたい・・・」と心底思う。しかしそれをやったらお終いだ。一度緩んだ緊張は、なかなか元には戻れない。そして仕事があるだけ有り難いのだ。

忙しいと、晩ご飯の支度はどんどん雑になる。肉を焼く。今日は既に味付けして売っていたカルビだ。野菜を炒める。と言ってももやしとえのき炒めだ。えのきの石づきを切り落としただけで、殆どまな板を使わないこの調理。しかしもやしは偉い。包丁すら使わせない謙虚さで、栄養価に優れ、しかも安い。うちで一番使われる野菜は、多分もやしだ。昔は一手間掛けてもやしのヒゲ根を取っていた。確かに味が良くなるような気がする。しかし今では勿論、そんな事はしない。洗いもしない。袋を開けたら、熱したフライパンの上で逆さにするだけだ。味付けはオイスターソースと醤油、胡椒だけ。実は昨日ももやし炒めを食べた。しかし昨日はえのきではなくて白菜と共に炒めたのだが、これも美味しかった。

捕獲と避妊のご相談が相次いでいる。捕獲器もとても足らず、《猫の手倶楽部》から4台買い足した。数多く避妊を予定している人への金銭支援も少しはしたい。搬送ボランティアのお願いにも、数人名乗りを上げて戴けた。いよいよ繁殖シーズンに突入したので、毎日電話が絶えない。しかし『捕獲の猫の手隊』窓口・お笑い系ノグチが交通整理を助けてくれるので、どれほど助かっている事か。

彼女の明るさは救いだ。自分だって3匹の遺棄猫たちの募集がまだ始められないでいるというのに・・・。決して何事も悲観しないのは、真面目に働くことによってもたらされる経済的な基盤と、タフに鍛え上げた精神の賜であろうか。これは我々の間では、全ての目標達成の最低条件と言えるかも知れない。悲観しても何も始まらないのだし、悲観や絶望はある種のまともな人々の心を遠ざけると思う。楽しんでこそ人生だ。こんなに腰が痛くとも、疲れていようとも、楽しくなければやっちゃいられない。何も悲壮感と使命感で頑張っている訳ではないのだ。

とは言っても、明日の朝もまた起きるのが辛いのだろうなあ・・・。さて、風呂にも入らず、カワムラさんを抱いて寝よう。今日の写真は、この角度から撮ると別猫のようにハンサムに見える事の証拠である。本物は、もうちょっと奇妙なのだが・・・。
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