昨夜はリマが大歓迎してくれた。降ろしても降ろしても抱きついてくる。顔もじーっとみつめてくれて、舐めてもくれる。「猫雑記」で寂しいと書いた事が解かったのだろうか。ゴロゴロと喉を鳴らしながら、いたまでも抱きついていてくれた。しかし、やがて電灯の存在を思い出してしまい、ニャーニャー(あれで遊ぶんだ!)と鳴いてせがむ。飽く事を知らないのは、やはり仔猫だな。それにしても何と言う愛らしい性格なのだろう。長年連れ添っているほかの猫たちを遥かに凌ぐ甘えぶり。
電気を消してからも、ルスが水の容器をおもちゃにしているらしい音が聞こえてくる。しょっちゅう水で遊んでいる。しかも重たい陶製の容器を運ぶらしい。カーペットが水浸しになっている事もしばしばだ。「ルス!」「こっちにおいで、ルス!」と名前を呼びつづけると、ちゃんとやって来る。自分がルスだという事は、もうすっかり理解している。お利口で可愛いルス。この姉妹は、本当に素晴らしい猫たちだ。貰えて良かった。ご縁を有り難う。
その仔猫が2匹、やっと落ち着いて私の布団の中で大人しく寝ようとしているのに、カワムラ爺がやって来て私と枕を独占したがる。顔は私の顔の上に、身体は枕に乗りたいという意味だ。カワムラの吐息が、もろに私の鼻腔に吸い込まれる。大分臭いはマシになってきたと思う。口を口にくっ付けたがるのはどうしたものか。やめろと言って聞く相手ではない。やりたいようにさせるしか手はないと解かっているから、最近では抗わずにいる。
ヨダレもすっかりなくなった。しかし相変わらず鼻息は荒い。鼻息と言うよりは、鼻が詰まって口から息を吐いているようだ。食べた後などは「ゴゲ〜ッ」「ガ〜〜ッ」とうるさい。横向きに寝ると幾分呼吸が楽になるらしく、寝息が小さくなる。気持ちよく眠れるような態勢を見つけたのだろうから、そっとしておいてやる。但し私の顔の上ではあるが。カワムラさんも、うちに来て幸せだよね?大好きだよ・・・と毎日言って聞かせている。カワムラが私を大好きらしい事は、嫌と言う程知らされている。家中で一番の密着猫となってしまった。
次に密着度が高いのはアインかな。私がPCに向かえば必ず、いそいそと「ベッド/PCデスク/膝」という経路で抱っこしてしまう。ファィルの転送をしている時やメールチェックの時などは、中間地点のPCデスクでウロウロされるとキイボードを踏みつけて色々とやってくれるアインだけに、まずい事が起きたりするので困る。
日曜日のご褒美、昼寝も楽しんだ。午後6時から90分、2階のベッドで寝た。ジーコが早速布団の中に入って、控え目にゴロゴロ言い始める。そこへミュウが布団の上からノッシノッシとやって来て、ジーコが下にいるというのにジーコ入りの布団をご機嫌で踏み踏みし始める。ジーコはミュウだと判るのか、逃げない。しかし流石に重たいらしく、更に下の方へと避難して私のお腹あたりで落ち着いた。このまま私が起きるまで、どちらもその態勢をキープしていた。しかし何時の間にかアインが割り込んで、私の肩にお尻を乗せて寝ていた。ちゃっかりアイン。いとおしい猫たち。
目覚めたのは、電話が鳴ったからだ。今日も一日、電話が多かった。しかし、自分でやろうという人たちの相談が増えているのは確かだ。自分でも猫をたくさん飼っていて、野良猫の避妊を急ぎたい人からの電話もあった。捕獲器の貸し出しだけで済みそうだ。既にその子も妊娠はしているだろうが、迷わず避妊を急ぐと言っていた。何度も保護をして里子出ししている人の判断というのは、やはり揺るぎなく厳しく責任感に満ちている。自分で出来る事の見極めも出来ている。有り難い。疲れきった気持ちが報われる。真剣な人たちを突き放す事はやっぱり出来ないな・・・と思う。おこがましいのは承知だが、そういう人の気持ちを支えてあげたい。
今回の週末は《サビ猫CLUB》を更新出来たし、簡単だが『川口写真館』も開設出来た。来週は是非とも『アクビ』と『ベロ出し写真館』『でか猫』を更新したい。と抱負だけは語っておこう。連日の様子では、何がどう転んでもおかしくない。
昨夜食べられなかった春キャベツ・・・今夜はたっぷりとロースハムと共に千切りにしてサラダで食べた。豚肉はもやしとエノキ(出ました、定番)と共に炒めて、豚汁は先送りになったが、届いたばかりのいかなごのくぎ煮も美味しく戴いた。至福のひととき。TVでは『ミッション インポシブル』を放映している。
「カズエちゃん、このテーマ曲(その昔TVドラマの『スパイ大作戦』の時と同じテーマ曲だ)誰の作曲だと思う?」とこうちゃんが言う。知らないけれど、何となく曲調に思い当たるものがあり、しばし考える。「えーっとね・・・名前が出て来ないな・・・なんとかシフリン!」と私。「当たり!ラロ・シフリンだったんだな・・・俺も知らなかったんだけど、さっきクレジットに出ていた。」いかにも、それらしいメロディーだものね。燃えよドラゴンの調子の良さを思い浮かべていただければ、納得でしょ?では久し振りで映画でも見るか。
しかし電話で中断された。やっぱり仕方ないか。猫を自分で保護すると言う人を応援すると宣言しているのだから、もう少し頑張らなくてどうする。
ああ、うるさい、宇多田ヒカルのうっとおしい声のCM。