リンリンとランラン

お気に入りの窓辺で

Mar.26,2003
今朝リンリンとランランの部屋に入ると、2匹ともそれぞれしばらくは警戒モードをとっている。しかしこちらが体勢を低くして呼びかけ続けていると、まずはランランが箪笥の上から鳴きながら降りて来た。私の周りを鳴いてグルグル歩き回る。しばらく抱きながら「ランランは可愛いねえ。」とか「ランランはママが大好きなのね。(適当な事を言うようだが・・・)」などと言い続ける。部屋の隅でそれを見ていたリンリンが、これまた鳴きながら小走りに近づいて来る。そして伸び上がって頭突きを繰り返し、甘えた声で何かを訴える。そして部屋を出ようとすると、ランランは追って来る。何て可愛いのだ。

この調子で、もともとの快活で無邪気な2匹に戻って欲しい。とりあえずはレスキューレメディを試そうかとも思っているのだが、何事もゆっくりやってあげたい。大人がせめて3人いたら、あの子たちの部屋でも誰かが寝てあげられるのに・・・。

朝日の中で、綺麗な写真が撮れた。他にも大分リラックスした可愛いのが撮れたのだが、今夜はそれを処理する時間も気力もあるだろうか?帰りも遅くなったし、昨日と今日はやたらと疲れた。やりたい事をやり残すのは悔しいけれど、時間が来たら寝ないともたない。11匹になり、朝がますます忙しくなったし、充分に一通り手間と時間をかけてあげないと気が済まない。一番大切な時間なのだから。せめて1ページだけ、追加しておこう。

ラボではサーバー室を作っていて、毎日とてもうるさい。やっと瓦礫の模型が出来上がって工事が終わったと思いきや、また工事だ。いつになったら静かに仕事が出来るのだろう?

三陸から、生きたホタテが届いた。生きているという事は、殻付きである。ごめんね・・・と詫びながら、ナイフを入れて貝柱をはずす。殻からヒモをこそげ取り黒い部分を取り去ろうとすると、ヒモの部分がキュッと縮む。生きているのだ。自らの手で非情にもナイフを入れると、命を戴いているという実感がふつふつと湧いてくる。誰かに汚れ仕事を任せて美味しい部分だけ日頃享受しているものだから、たまにこういう事をすると相手が貝だろうと「申し訳ない。」「ごめんなさい。」という気持ちになる。そして、実際大変に美味しかった。

猫たちもにも貝柱だけを生で与え、私達はヒモも卵巣(?)も食べた。刺身で食べ、残りはバターで炒めて固目に茹でたパスタを絡めた。いずれも感動する程美味しかった。今夜誰かがうちに来ていたら、一緒に極楽を味わえたのにね。でも、私の帰りが遅いから無理ね。猫たちと言っても、リンリンとランランとカワムラは全く興味ないみたいだ。ルスとリマは少しだけ食べた。

ルス・リマ・カワムラは、日に一度のドライフードの時が近づくと(部屋の外のキッチンで、こうちゃんが皿にジャラジャラと入れる音が聞こえると)、狂ったように鳴き叫ぶ。私はまだ布団の中だ。私を起こしに来てくれる優しいこうちゃんは、猫たちにとっても美味しいフードを持って来てくれる優しいパパなのだ。部屋の襖が開いて、こうちゃんが姿を見せると鳴き声はますますやかましくなる。私を起こしてくれるのは、最近ではこうちゃんではなくて、こいつらの鳴き声の大合唱である。

そしてナチュバラの缶詰は、ルスもリ真似砂をかける仕草をして食べなくなってきた。罰当たりめ。リンリンとランランもゴマとジャムも食べない。ドライもナチュバラなのだが、鳴かずに待てない程、そんなに美味しいのか?
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