ジーコ

童顔

May.13,2003
朝からずーっと細かい文字を見ていたので、物凄く目が疲れた。大量の文書がやって来た。グチャグチャだ。一応所長が目を通して直しを入れてくれているのだが、そのせいで却って文書と図がとんでもない事になっている。全ての報告書がWordで書かれている。Wordを嫌いな人にはこの気持ちが解かって貰えると思うのだが、人の作った文書・・・しかもオブジェクトとテキストボックスがてんこ盛りの文書を整理し直すなんて拷問だ。何十ものチームが、好き勝手な書式で提出している。それを一定の規則で編集し直すのだが、ネックになるのはやっぱり図であった。

説明文にちゃんと対応して図が入っているのか、読んでいくと見事にグチャグチャになっている。最初からそうなのか、いやそんな事はないだろう、誰かが体裁を整えようとしてトンデモナイ場所に移動しちゃったのだろう。従って全て頭から読みながら、あるべき場所に図を移動させていく。さっきまであったはずの、テキストボックスでの図のキャプションがなくなっている。どこかの図の下に隠れているらしい。書式設定を見ると、塗りつぶし色が「白」に設定されている。ムカムカする。いちいち「塗りつぬぶしなし」に設定し直す。

あるものは複数の図がグループ化されており、あるものは図ですらない。グループ解除してひとつ移動させると、今度は文章がガタガタになる。夜までかかった大変滅茶苦茶なものは●大の先生が作った文書なのに、全くいい加減なものだ。どうしてもっと丁寧に作ってくれないのだろう?これが毎年あるのだと思うと、いっそ今年でクビになりたい。今年度の研究報告と来年度の目標が、毎年書き換えられていくのだ。報告書とは言っても殆ど論文である。期限ギリギリに提出され、期限ギリギリで印刷して文部科学省へと提出するものだから、内容は兎も角、書式なんか少しも決められていたはずの規則に則っていない。それを内容まで全て見ている所長も凄く大変な作業をしているのが解かるだけに、私もひたすらやるしかない。ひたすらやっていれば、いつかは終わる。

昼も寿司屋へは同行せず、アライさんが買って来てくれたお握りを齧りながら作業を続ける。トイレにも行かない。2度ほど煙草を吸いにエントランスに出たが、煙草も不味い。ちょうど12時間ラボにいて、やっとこさっと帰って来た。目が霞む。首がコチコチ。当分こんな日が続くのだ。トイレくらいちゃんと行こう。

フルトさんは寿司屋でお土産を買って来てくれたのだが、冷蔵庫に入れておいたら、帰る時には冷蔵庫のある事務室は鍵がかかっていた。いつ事務室が無人になったのかも気づかなかった。私は握り寿司を明日の朝、出勤してから食べる。少しくらい腐っていても寿司飯が固くなっていようと、絶対に食べる。一人で食べる。前日の寿司なんか誰も羨まないだろうが。

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