ペリー

机の上で

May 25,2003
ペリー・マイラブ

朝、ペリーの部屋に行って見ると、ペリーはベッドの上で寛いで寝ていた。

私と目が合うと「シャー!」と威嚇。可愛い顔をして、そんな威嚇など怖くも何ともない。

玩具で少し遊ばせて、可愛い甘えたノド声も聞けた。しかしふと思い出したように威嚇する。自発的に足元まで来て、頭突きまでするではないか。

スキを見て頭に触ってみたら、バシッとパンチされた。爪は半分位出していたが、引っ掻き傷になる程ではない。寝そべってお腹を上に向けながら、シャーッ!と言う事もある。どういうつもりの威嚇だ?この子は気の弱い、とぼけた面白い子だ。


オシッコはちゃんとトイレでしてあったし(昨日から2度目のオシッコである)、フードも食べてある。寝室とベッド独占で、まるで王子様のようだ。我が家では一番の待遇だな。

ここが自分の家なのだと諦めて、私達がパパとママである事を認知する日がきっと来るさ。半年や一年は辛抱して待つ覚悟だし、最悪の場合はずっとこのままだろうが構わない。可愛い我が子である事に変わりはない。触りたい、抱きたい、あわよくばキスしたい・・・と欲求は色々あるものの、相手は抵抗力のない子供だ。焦って無理は禁物。やがては私の手中におちるのだから。ふふふ。



ポコ・ニャ

午後には、昨日避妊の為に入院させた2匹の引き取りに行った。1匹のサビ猫は、ぴょんさんが家に置いて里親募集をすると言う。その為のケージを買いに行く事にした。『ONE』まで車を走らせる。ケージを買って帰ろうとしたら、仔猫が捨てられていたのを店の人たちが保護したと言う。うちに貰って欲しそうな口ぶりだったのでよくよく事情を聞くと、クロネコヤマトのダンボールに入れて店の前に捨てられていたのだと言う。そこは貸し倉庫そのままの外観で、一見してペットフード屋に見える店ではないので、店の常連客が捨てたものと思われる。無責任な飼い主の仕業に違いない。

仔猫を見ると、可愛い姉弟だ。縞三毛とキジ白。しかし目ヤニが出ている。放置しておいて風邪が悪化してからでは大変なので、直ぐに病院に連れて行く事にした。うちで保護して里親募集をしよう。見てしまったからには、手を差し伸べない訳にはいかない。義を見てせざるは勇なきなり。

店員のお兄ちゃんたちは気の好い連中だが、病院にかけてくれるまでは手や気が回らないようだし、実際にお金も掛かる。どうせ私は猫オタクだし、猫にお金を掛ける事は厭わない。よし、さっき後にしたばかりの病院へと逆戻りだ。ぴょんさんをずっと付き合わせてしまったが、ご近所で良かった。

先ずは検便をして貰ったが、今のところ回虫の卵もコクシも出ない。しかし念の為、ドロンタールを貰う。目ヤニは風邪からくるものだろうから、インターフェロンを注射して貰い(一日おきにインターフェロン注射に通う予定)、抗生物質と眼軟膏も出して貰う。自力で食べられるし排泄も出来るようなので、入院はさせずに家に連れ帰った。仮の名前はこうちゃんが決めた。「ポコ」と「ニャー」である。インドネシア語でpokoknyaとは「要するに」という意味らしいが、響きが面白いので、聞きかじりで私が時々使っていたのだ。ポコニャ。

ボクは「ポコ」
里親募集はここを見てね!
あたしは「ニャー」

家に戻り、早速ドロンタールを飲ませ(ちょっと苦労した)、眼軟膏を注入する。トイレもちゃんと出来たし、ご飯もパクパクと食べる。一応、ケージに入れてリビングに隔離している。里親募集する以上はエイズキャリアの子たちとは一緒に出来ないし、2階の年寄り猫たちとの同居は言うまでもなく無理だ。ペリーとの同居はどうかと思ったが、ペリーがまだあまり馴れていないというのに、これからチョロチョロし始める仔猫たちと一緒では却って世話がし難いと判断。仕方ない、しばらくの間は4箇所で隔離である。とほほだな。

早速、ポコとニャーの里親募集を開始する。うちに置いてやれればいっそ気が楽だが、密度を濃く相手しようとすると3箇所の隔離でも大変なのに、4箇所というのはもはや限界を超えたと思う。姉弟で貰って戴ける方を優先したい。仔猫シーズンだけに苦戦するかとは思うが、妥協もしたくない。良いご縁がきっとある。性格も良いし元気だし、何たって姉弟で凄く仲良しだから、一緒であるに越した事はない。一番可愛い時期に里子に出してあげたい。皆さん、どうか宜しくお願いします。今日は写真が良く撮れなかったのだが、明日からまたいっぱい撮ってお見せします。

それにしても、2日で3匹も増えてしまった。うちだけではなく、精神的なキャパの大きいところには増えるのさ。みんなもそうだよね?さて、ますます忙しいぞ。

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