ジャム

顔だけ高貴

Jun. 8,2003
快挙

何と、こうちゃんと入籍して、今日で10年である。その前に1年以上は一緒に暮らしていたので、驚異的に長く保った。この歳の余所の夫婦であれば、もっと歴史が長いのが普通だろうが、何たって再々婚である。20代の終わり頃、最初の再婚を考えた時、結婚には絶対に向かない女だからやめろと、実父にきつく釘を刺された経緯がある。父は何を以ってそんな失礼な事を言っていたのか?先ずは、父親は私が男として生まれるべきだったと考えているような奴である。父が娘に何を一番求めているかと言えば、一生仕事の世界で生き甲斐を見出す事である。それは極端な話が、どういう職種でも良いのだ。

家庭に入り良き妻になる事は到底不可能であると、実父に呪いの予言をされて18年、娘は3度目ではあるものの無事に結婚生活10周年を迎えた。そして、まだ当分は続きそうな見込みだ。どうだ、恐れいったか。昨日電話で話した時には、結婚記念日の事など頭をかすめもしなかったので言い忘れたが、今夜また電話してやろう。しかし多分母親が出て「パパはもう昨日話したから、(電話に)代わらなくてもいいと言っているよ。」と言うに違いない。ああ、腹が立つ。

ちなみに、入籍は別にいつでも良かったのだが(入籍すらしなくて良いと思ったのだが、こうちゃんの親との同居を契機に、やっぱり籍は入れた方が風当たりが少ないだろうという判断。)、皇太子のご成婚が間近だったので、1日先んじてやろうというだけの事だった。しかもニュースで必ず毎年話題にするだろうから、自分の結婚記念日も忘れなかろう・・・と考えたのだ。我々の入籍は日は、確か土曜日だった。だから、皇太子は10年前の6月9日の日曜日に結婚したのだ。



銀髪の吸血鬼

フレッド・ブラッシーが死んだ。流石4チャンネルである。今朝のあるTV番組のスポーツ特集では、昔のプロレス中継の映像と共に、その訃報を長々と流していた。しかしブラッシーだって死ぬよなあ・・・力道山と闘っていたような歳だぞ。享年85歳だという。特に好きなレスラーではなかったが、1961年にはWWAの世界王者にもなっているのだ。噛み付き攻撃だけで獲れるタイトルではない。実力者だったのだ。しかし噛み付きとは・・・本人も苦肉の策だったのだろうが、必ず流血するし、病気感染を思うと嫌な技だ。そもそも「技」なのか?

ヒール(悪役)で好きだったのは、「銀髪の吸血鬼」ブラッシーよりも断然「鉄の爪」フリッツ・フォン・エリックだった。彼も死んでしまった。彼らのような、その技(キワモノだが・・・)一本でフィニッシュ(ギブアップ)に持ち込むレスラーが少なくなったような気がする。確かに昔に比べて、実力は上がっていると感じるし、試合開始後から大技連発で、それより何より、プロレス中継がなさ過ぎる。



さよなら、ウィズ・アス

今日はいよいよ、ウィズとアスのお渡しの日だった。里親さんは昨日東京のお友達と会ってから新宿のホテルに泊まり、午前中にキャリー持参でお迎えに来てくれた。この1週間で色々と準備をして待ってくれていて、今日は2匹の為に両手を空けていられるよう、軽装にリュックといういでたちであった。

色々とお喋りした後、最初の爪切りをさせて戴く栄誉に預かった。こうして私は猫の嫌がる事をしては、またも保護猫たちに嫌われるのだ。悲しい宿命である。アズは嫌がりながらも手足とも全部切らせてくれたのだが、ウィズは足の爪を切り始めたら、ちょっと深爪してしまってかわいそうな事をしてしまった。ごめんね、ウィズ。

新しい名前は、アズが「ソウ」君で、ウィズが「ルア」ちゃんに決まった。太陽と月に因んだ名前だ。呼び易くて良い名前だ。良かったね、2人とも。しかも里親さんの愛車は、アルファロメオのクーペだ(しかもなかなかの走り屋らしい事も判った)。いいなあ、あんた達。お坊ちゃまとお嬢様になるんだよ。私も一緒に里子に貰ってくれないかなあ?

さよなら、ウィズ・アス


アス改めソウ君

Jun. 8,2003
ウィズ改めルアちゃん
ルアちゃんとママ

搬送ボランティア

金曜日に捕獲して、その夜はイダさんの車とうちの車とでぴょん邸へ搬送し、昨日は「お初はつはつでんがな」様ご夫妻に病院まで搬送して戴いた野良猫たちは、今日はアーニャちゃんのパパとママの凄い車で退院して無事に元の場所に放した。その後で、うちにちょっとだけお立ち寄り戴いた。目的は、アズとウィズの姉妹で里親募集を始めたばかりのイルを見て戴く事だ。車はとても大きくて(まるでバスのようだ)、我が家の狭い路地を入るのは苦労なさったと思うが、アーニャちゃんのパパはなるほど運転が上手で、きっちり玄関脇の車寄せに停めた。お見事。

イルはまだ威嚇をするが、だからと言って攻撃するではなく、むしろ抱っこされるのは大好き。アーニャちゃんのママの膝に乗ったらリラックスして、すっかり眠ってしまった。しかもとても長い時間。人間と猫との相性というのは、確かにあるのかも知れない。その様子は、募集ページに追加したので、是非ご覧下さい。

アーニャちゃんのパパとママ

Jun. 8,2003

よこちんの捕獲の相談には同じ兵庫のpepeさんが対応してくれる事になったし、広島のカズ君は捕獲器を借りる前にお目当ての猫を保護出来たようだし、あっちもこっちも頑張っている。そうだ、頑張れ。誰にでも出来る事なんだから。私に出来る事は、誰にでも出来るのだ。私に出来ない事まで、最近では若い世代が頑張ってくれているし。凄い事だと思う。この分で行けば、私も早晩楽隠居出来るかも知れないぞ。そしたら晴れて隠遁ならぬキントン生活(キントン生活とは、キントンはかつて大ご馳走であったらしい事に因んだ、私の造語である。お粗末。)だ。猫まみれで毎日6時間は寝るぞ。それだけが先々の楽しみなのだから。

今日も忙しくて、病院からのSOSの老猫の処理が出来なかった。他にも里親募集の掲載依頼が色々と届いているが、写真の加工だけしたものの掲載に漕ぎつけるには時間が足りない。明日以降の作業とさせていただく。朝から真夏のように暑かったので、是非寝る前にシャワーを浴びたいのだが、まだこれから鶴見のエサやりだ。帰ったらイオとペリーと遊んでやって、元気が残っていたらシャワーを浴びて、ダメだったら明日の朝に持ち越しだ。そしてカワムラ・ルス・リマと一緒に寝よう。自分の爪も切りたいし、髪も切りに行きたいし、自分の体の検査にも行かねばならないのだが、如何せん時間が足りなさ過ぎる。



こうして結婚記念日は瞬きする間に過ぎてしまった。

こうちゃん、これからも宜しくね。

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