ジーコ

ボクは痩せた

Jun.20,2003
昨夜は熱帯夜だったようだ。

エアコンをつけっ放しで寝たのだが、それでもコンプレッサーが止まるととたんに暑くなる。幾度となく目が醒めた。その都度、ジーコとミュウとアインの位置を確認し、息をしているかどうか確信が持てるまで観察してしまう。朝、全員が生きているとホッとする。



今朝も早く行ったのに、門が開いていて、しかもイノウさんのSTiが停まっている。昨日も車で来ていたのに、2日連続なんて珍しい・・・と思いきや、昨日はラボにお泊まりしたようだ。ゴキブリの巣窟、狸の巣窟、あのラボに。勇気あるなあ・・・あんなところに一人きりで。やっぱ男の子だね。



今日は突然また苛められた。とんでもない仕事をさせられるところだった。

明日から所長が、アルジェリア地震の視察に行くのだが、その為に色々と準備をしている。アルジェリアの地図をスキャナーで16分割して読み込んだデータを、私に地図上のラインできっちり切り取れと言う。ラインは、いい加減にスキャンしたものだから、かなり曲がっている。それをピクセルの単位で計算して回転させ、ピシャリと全部が繋がるようにしろと言う。


自慢じゃないが、私にそんな緻密な事が出来るはずがない。毎日の「猫雑記」の写真だって、大きさがマチマチなのだ。全て目見当、気分任せ、感覚次第。仕事はラフで速いのが取り得なのだ。私にやらせる方が間違っている。そして画像をスキャンした人が、最終的にどういう処理が必要なのかをはっきり把握していないで作業して、こんな部分だけ私に回すのは酷い。

結局は時間切れで、スキャンしたラスタデータだけを繋ぎ合わせる事で許して貰った。
所長は納得していなかったみたいだけど。

どうして私には物凄く厄介で膨大な作業をやらせるのか?

報告書だけでも死にそうだったんだぞ!

本当に大袈裟じゃなく、死ぬかと思ったんだからな。


おまけに、別にスキャンしたまた別の地図を、データだけで良いと言っていたくせに、やっぱり夕方になってからプロッタで出力してくれと言う。hpの使い難いプロッタは、全然言う通りに動かないで苛々。やっとA1サイズで2枚出力してお渡しした。切羽詰まらないと準備しない人達なんだから!


昨日、お休みして特にお願いしていなかったというのに、アライさんはちゃんとBOOちゃんたちに缶詰を買って来て与えてくれていた。有り難い。お礼という訳ではないのだが、私の昔の服を貰って戴く事にした。昔の・・・と言っても、ワンシーズン、しかも2〜3回しか着ていないものだ。こうちゃんと知り合って、お洒落していた時分のスーツ。とてもサイズが小さい。幾分普通サイズに近いものを持って来て見たら、アライさんにピッタリだった。紺のタイトスカートに、赤とグリーンの格子のシャネルスーツっぽい上着だ。麻なのでシワになる。もう絶対に着ないし、そもそも着られない。

クローゼットから選び出すのに、他の服も見てみた。こうちゃんが好きだった、紺のロングのフレアースカートも出て来た。見ると物凄く細い。何だこりゃ?!こなモノを本当に穿いていたのか?5号サイズだよ。ふざけんじゃねー!と怒り狂うところだった。怒ってもしょうがない。見なかった事にして、また奥の方に仕舞いこんだ。妹にだったら穿けるだろう。いつかくれてやろう。

私はステロイドを毎日飲むようになって、13キロ太った。こうちゃんは同じ年月で10キロ痩せた。ジーコは3キロ痩せて、カワムラさんは2.5キロ太った。

カワムラさん

オレは太った

Jun.20,2003
家に戻ると、リフォームは済んでおり、窓という窓に全て面格子が付いた。これでもう、網戸がはずれても猫は外に出られない。うちの子たちは、先日も書いた通り、間違って外に出ても名前を呼べば鳴いて戻るだろう。しかし私が猫を窓から脱走させては、格好がつかない。こうすれば簡単に安上がりに脱走防止が出来る・・・というサンプルになればと思う。もっとお金があれば、みょーこやノグチのように、木製の格子戸を特注で作らせるのだが。しかし思ったよりも綺麗に出来ていて嬉しい。
リビングの面格子

窓の向こうはブドウ棚とコンクリートの庭、その更に向こうは小さな公園。今はむせ返るような緑で溢れている。夏は恵みの時だ。しかし虫が多くて閉口する。

今日、掲示板でちょっとした出来事があった。ある女子大学生の友達が仔猫を保護したけれど、うまく育てられなくて生きるか死ぬか・・・という瀬戸際だという。色んな人がアドバイスしてくれていた。私もレスポンスした。しかし私は、次第に苛々してきた。緊急時には、インターネットしている場合ではないと。それで色々と厳しい事を言ったのだが、今回の大学生は逆ギレするどころか、ちゃんと食いついてきてくれた。素直な娘なのだと思う。こういう子のお手伝いをするならば甲斐がある。そしてきっと、ふさわしい結果を出す事だろう。頑張って欲しい。私とて、若い子が憎くて叱る訳じゃない。大人は、時分の子じゃなくても、よってたかって育てる責任があるのだ。

育てる・・・などという言葉を、思い上がりも甚だしいと批難してきた人もいるが、育てるという事は実際あるんだ。私だって人に育てられた部分が大きい。いちいち価値観や言葉の感覚が違うからと言って、人にメールなんかしないで欲しいね。とても相手にはなれましぇん。

明日はルス・リマの避妊手術と、イルの里子出し、そしてペー助・パー子のお見合いだ。また忙しい。

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