ジャム

宝石猫

Jul. 1,2003
面白いものだな・・・と思う。やはり人は、似たりよったりで集まるんだな。私の周囲だってそうだし、他所のサイトでも同様だ。先日、あるサイトへのリンクを切った。悪気がないのは解るのだが、あまりに繰り返し繰り返し失礼な事が多く、それでも付き合ってしまった私が愚かだと遅蒔きながら反省したからだ。全ての人とうまくやる事は不可能だ。かと言って、価値観や感性の違う人と争う事も無益だ。15匹のSOSの最後の時と同様、些細な事をきっかけに同じ磁石だと思っていたものが実は対極に分かれていて、それぞれの性質にふさわしいものたちが引き寄せられていくのが解る。これは至極自然な成り行きなのだと思う。

急激に離れて行く人もあれば、別段マメに接触を持たずともお互いの存在が張り合いとなり、且つ心に沁みこんで行く人たちもいる。むしろ最初に過剰な反応で近付いてきたものは、大抵これまでにも過剰な拒絶反応を示して離れて行ったものだ。多少の軋轢があったとしても、本当に惹かれ合うものはそんな流れの中でも絆を強めてすらいると感じる。

今日、虐待に遭ってか舌を切り取られたキジトラの女の子「むーちゃん」のSOSへのリンクをした。ルスとリマの故郷で保護された猫だ。一応飼い主はいたらしいが、その飼い主が安楽死させて欲しいと病院に連れ込んだものを、獣医さんのご好意で保護してくれている。『プチポンもりおか』の小原さんやルスリマの元ママが、こうした厳しい状況の子たちを、1匹ずつ自分の手と足を動かして救おうと努力してくれている。

同じ猫たちだというのに、一体何が明暗を分けるのだろう?多分、猫の持つ運もあるのだろうが、人間がかなりその運命を左右している事は確かだ。外に出している猫は、どんな目に遭うか判らない。人の手によって傷つけられないとしても、あるものは車にはねられて死に、あるものは感染症を貰って来る。

外に出たがるものを出さないと猫はストレスになる・・・と本気で言っている人達がまだ大勢いるし、トイレにお金をかけたくなくて外でさせる人達もいる。そして避妊せずに、子供を産ませては、そんなには飼えないからと捨てる人達が物凄い数でいるのだ。

マルコ

むふっとした口元

Jul. 1.2003

7月も8月もイベントが色々と入ってしまった。また準備で忙しくなるだろう。

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