ムツコとミュウ

Aug.23,2003
神戸から出張で状況していたムツコが、昨夜は横浜市内の親戚の家で一泊して、今日はうちに遊びに来た。幸太が引き取られて以来だから、ムツコと会うのは8ヶ月ぶりだ。幸太の旅立ちの日は、氷雨の降る物凄く寒い日曜日だった。今日は凄まじく暑かった。しかしムツコは若いから元気だ。声もデカい。

我が家の猫たちは、マルコを除いて全て会って貰えた。マルコだけは、やはりお客が来るとベッドの下に隠れてしまう。あんなに大きくなったのに、まだ入れるのかと驚いている。ムツコは、実物のジャムやミュウの大きさに驚いていた。幸太や他の飼い猫たちの写真がたくさん入ったデジカメで、うちの子たちもいっぱい撮って、スイカをたくさん食べ、アイスコーヒーを飲んでから、ミヨコの家に一緒に移動する事にした。

ミヨコの家では、既に幸太を保護してくれたKさん一家が待っていた。テーブルの上には、色々な料理が並んでいる。今日は加減して食べるよ。間もなくぴょんちゃんも到着し、みんなで猫の話ばかりしながら昼食をとった。旺盛な食欲を見せるムツコは、好き嫌いもないらしく気持ちの良い食べっぷりだった。

ぴょんちゃんは、保護猫の里親募集のポスターを貼りながら歩いて来たので、さぞかし暑かった事だろう。色白のぴょんちゃんの頬は紅潮して、とても綺麗に見えた。私にとっては、娘のような歳のぴょんちゃんだ。そういう娘が、一人で遊歩道の野良猫たちのエサやりをし、もう30匹もの避妊をしたのだから、若い人の力と成長には目を見張る思いである。

Kさんも若いお母さんで、エサやりと避妊をコツコツと単独で続けている。控え目で穏やかな語り口調だが、芯の強さを感じさせる人だ。ミヨコのお山のエサやりを、週に一度手伝い始めてくれたところだ。自分でものを考えて行動してくれるので、エサやりとしても大変頼りになる。

ミヨコの引き取った「ふみこ」は、私が行った時には玄関までお出迎えしてくれたし、スリスリゴロゴロの懐っこい猫である。こうちゃんの膝には、自分から乗って寝てしまった。つくづく猫に好かれるこうちゃん。足が長いから猫が寝るには安定感もあるのだろうが、彼特有の静的なデリカシーこそが、多分猫には安心感を与えるのだろうね。

私たち夫婦は4時半に歯医者の予約が入っているので、途中でお暇したのだが、ムツコはKさんの車で新横浜に送って貰い、猫たちの待つ神戸へと帰って行った。猫たちは、姉のヒロコがお世話に行ってくれている。いいなあ・・・姉妹で近所に住むって。うちの妹も越して来られるといいのだが、両親の傍に住んで毎日のように通ってくれているのと、妹自身の勤め先もあちらだし、私の都合に合わせる事は不可能だ。実現するとしたら老後の事だね。それまで私も生きていなくちゃ。

歯科治療が意外と時間がかかり、予定していたプラケージの引き取りには行けず、アメ太の治療費・入院費の支払いにだけ行って来た。野良猫の保護猫ではないので、きちんと家猫料金で計算して下さいとお願いしてあったのだが、それでも安いと感じた。申し訳ない。この費用は、全て元の飼い主が負担している。預かった金額から少し残金が出たので、預かって下さっている工藤さんにケージでも買って戴く為の費用にして戴きたいと思っている。

うちで注文したのと同じケージをお勧めしようと思う。アイリスオーヤマのプラケージ813というものだ。これは床面積も大きいし、3段ケージでは一番大きいタイプではないかと思う。もちろん外国製の木製で大型のものはあるのだが、掃除のし易さ(イコール清潔に保てる)という点ではプラケージか金属ケージが勝るだろう。

加納さんからメールで知らされてはいたのだが、ロイの具合が悪い。さっき電話を貰い、ひとしきり話をした。状況は厳しいけれど、悲観して絶望はしないで欲しいと伝える。結果がどう出ようと、飼い主が明るい様子を見せてやらないと駄目だと思うから。無理にでもそれを努力して欲しいと伝えた。私だってロイには強い思いがある。考えれば考える程不憫で辛いが、ロイの生命力を信じていたい。まだ早いよ、ロイ。負けないで。元気になろうね。ふみこのように。ジーコも頑張っているし、アインだって奇跡的に強い発作を起こさずに生き長らえているんだから。

私のお粗末な脳味噌ではもうオーバーフローしそうな位に、色んな事が飛び込んで来る。病気の子の知らせが一番辛い。でもみんなが頑張っているのだから、聞いてあげる事位しか出来ないけれど、少しでも励ましたいと思っている。うちも他人事ではないのだしね。FIVキャリアのルス・リマやワクチンの打てない病気の老猫たちがいるのだから、私も外から感染症のウィルスを持ち込まない努力をしなければいけないと改めて痛感している。これは大切な課題だ。

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