ミュウ

ガスレンジの上

Aug.30,2003
毎日あまりに忙し過ぎて、大好きな「世界陸上」を見ている暇がなかった。末続(すえつぐ)慎吾が200メートル決勝で銅メダルを獲った事も、早朝のニュースで知っただけだった。シュツットガルトの世界陸上の時には、毎日寝不足で出社したのを覚えている。今はもう、PCの電源を落とした時には精根尽き果てていて、陸上だろうが海上だろうが区別がつかない。毎日、頭も痛いし。

昨日の滋賀の仔猫は、無事に金井おブリ様のお寺に到着した。私が寝ている間にお寺に戻って電話をくれたので、朝の私の定刻・4時に起きて電話してみた。この時間は、金井さんはまだ起きているのだ。私たち夫婦は、猫11匹のお世話があるので、この時間に起床するようになって久しい。ジーコに付きっきりで食べさせないといけないし、1階の2部屋5匹も、ただご飯を与えてトイレの掃除をするだけではうちの場合は心理的に駄目だから、朝の時間はたっぷりとっておかないといけない。抱いて遊んで話し掛けて涙を拭いてやっているうちに、どんどん時間が過ぎて行く。

引き取って来た仔猫は、予想していたよりもずっと小さいようだ。元気にミルクを飲んでいると言う。数日はそのままお世話をして様子を観察してから、おブリ様の判断で預かり先を決めて戴く事になった。この後の搬送もして戴く以上、どなたに預かって戴くかの決断は信頼してお任せしよう。おブリ様から白羽の矢が立った方は、どうか宜しくお願い致します。里親募集となれば、私も最大限協力しますので。

今日は午後から車の6ヶ月点検に行く予定にしていたので、午前中に自分の病院へ行って薬を貰い、お昼をそのまま出先のどこかで食べたいのを堪えて帰宅する。キャベツとピーマンをたっぷり入れた薄味のヤキソバを作って食べる。ハヤカワ先生には、思い切ってヒエとかアワとか菜っ葉だけ食べていろと言われた。そんな事は無理だ。それはあんまりだ。本当は焼き肉6人前食べたいところを(食べられるところを)必死で我慢して、普通の人並みに抑えているだけでもストレスなんだ。過食症ではない。そういうのとは違う。ただ中年の割には、たくさん食べられる体質であったというだけだ。

スバルのディーラーの近くには、行きつけのペットフード屋がある。そこに仔猫が3匹捨てられた。以前はそのまま私が引き取ってその足で病院に連れて行き、風邪の治療をしてから里子に出した。それがポコ・ニャだった。しかし今は、具合の悪いジーコやアイン、ミュウの事を思うと、またうちで引き取りますよ・・・とは言えなかった。それが先週の日曜日の事。風邪のウィルスのせいか、目がグチャグチャだったので病院を紹介し、きちんとインターフェロンを打って貰い、目薬と抗生剤を続けるようにお願いしておいた。

そして今日、ディーラーに行く前にそこに立ち寄り、様子を見て写真を撮って来た。里親募集が開始出来るかどうかの瀬戸際のところだ。まだ目が綺麗になりきっていない。来週もまた写真を取り直すから、頑張って治療を続けて欲しいとお願いしておく。きちんと手洗いも励行して、大切にしてくれているのは判るのだが、如何せん夜間は真っ暗な倉庫で無人になる。暑い夜も締め切りだ。スタッフが家に連れて帰れないのか?と訊いてみたが、それは無理らしい。私が預かれない事が辛い。人懐こい生後4週間ほどの仔猫たちで、ケージから出たくて仕方ないようだ。そりゃあそうだよね。ごめんね、連れて帰ってやれなくて。

野良たちの為の缶詰を大量に買い(先週買った分は1週間で終わった)、ジーコやアインが比較的吐かない缶詰を買い込む。今はもうナチュバラの缶詰を食べている子はうちにはいない。これ以上体重を落とさない為には、嫌がらず食べてくれて、しかも吐かないフードであれば何でも良いという気持ちでいる。比較的食べてくれて、しかも吐かないのがマ●ハの「健康缶」だ。今のところは。

ディーラーでは、6ヶ月点検とエンジンオイルとエレメント、ついでにトルコンオイルを交換し、タイヤも交換するつもりで現金を持参して行ったのだが、タイヤはまだちょっと早いでしょうと言われる。あと数ヶ月は大丈夫と言われると、12月にはスタッドレスに履き替えるので、夏タイヤの交換が来年の3月になってしまう事になる。もしも来月に交換したとしても、2〜3ヶ月履いただけでスタッドレスに交換して保管しておくというのは、ゴムがその間にも劣化して勿体無いと言うのだ。困ったな、予定がどんどん狂っている。

しかも車高を下げる話を再度してみたが、やはりバランスが狂うからお勧めしないと言うのだ。ストラットとスプリングを替えたとして、ストラットが1本4万円前後、スプリングが8千円、これが4つずつで工賃が5万ほど・・・都合25万かけて車高が2センチしか下がらないとしたら、見た目だけを今は問題にしている私としては(スミマセン、ミーハーな動機で)、やはり諦めようと思う。それよりは、ワゴンをやめてセダンのマニュアル車にしようかという気持ちがムクムクと湧き上がってきている。まだ2万キロも乗っていないので買い換えるにはちと早い。カーディーラーなんかに行くと、ついつい新車が欲しくなって困る。

その後は動物病院に行ってぴょんちゃんの保護猫の薬を貰い、手土産にシフォンケーキを置いて来る。まだ済ませたい用事があるのだが、一旦戻って猫たちの様子を見ないといけない。ご飯を食べさせ、トイレの掃除をし、何件か電話を受け(帰宅する度に留守電が3〜5件も入っているのだ)、メールの返信を幾つかしてから、今度はエサやりに出掛けた。一日に一体何度出掛けるのだ。じっと家に居たいよ。しかし鶴見の猫たちだけでなく、ラボのみ〜ちゃんたちもお腹を空かせている事だろう。猫には土日が休みだなんて理屈は通用しないものね。人間は誰も出勤していない事を期待して出掛ける。

幸い誰も居なくて所内は真っ暗。車を敷地内に乗り入れると、どこからともなくみーちゃんが駆けて来た。車で判るのだ。偉いものだ。車のライトと懐中電灯で照らしながら缶詰を開け、ドライと水も置く。その間にガンガン蚊に食われた。鶴見は相変わらず最低の環境。猫の姿ナシ。辛いお届けだが、やめる訳にもいかない。ここはもう、ドライブだと思って楽しもう。

猫には理屈が通用しないと書いたけれど、気持ちや言葉のニュアンスは通じていると思う。先日、ドブに300円を捨てたと評価した週刊文春だったが、その8月28日号に興味深い記事が1つだけあった。水に音楽を聴かせてから凍らせると、聴かせた音楽によって結晶の形が変わるという研究結果の写真が見開き4ページのグラビアで掲載されていた。また、声をかけてみた場合も、「ありがとう」「きれいだね」「かわいいね」という言葉には、それぞれ違った美しい結晶を見せるのに、「ばかやろう」と罵った場合には結晶を結ばないのだ。これは「IHM総合研究所」というところの実験結果である。これは実に面白かった。

音楽や言葉という音の場合は、もしかしたら波動が何らかの影響を与えるのかと素人考えで思ったが、みんなで手をつないで思いを込めただけでも影響が出るという実験結果を見ると、水ですら人の気持ちが解かるのかと愕然とした。水に植物などのエネルギーを転写したものが、以前から話題にして来たフラワーレメディである。水のパワーは計り知れないと改めて思った。水ですら人の心や言葉を感じるのだ。いわんや猫をや・・・だろう。出来るだけ優しく語り掛け、スキンシップし、思いを込めて接してやりたい。愛する猫たちなのだから。

今日は誰も吐いていない。一日一日がハラハラの綱渡り。しかし平らで穏やかな気持ちでいるよう努めよう。私たちの心のあり方が、猫に影響を与えるのは確かだから。

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