アイン

ご飯ちょうだい

Sep.26,2003

テトの様子を見ていると、こんな小さな身体で病気と闘っているのが不憫でならない。肝性脳症を起こす最も一般的な原因が「門脈シャント」(註参照)であるという事は判った。テトにこの門脈シャントが確実にあるかどうかは、お腹を開いて調べるしかないが、それをするにしても大人になってからでないと耐えられないだろうと言われる。

そしてリスクを冒して開腹したところで、猫の場合手術をしても予後が決して良くないとも言う。麻酔や抗生剤などもアンモニア同様に症状を起こす事が多いと聞くと、投薬も怖い。今は兎に角、テトの生命力を信じて、療法食と投薬を続けながら、容態の変化を見守るしかない。本音を言えばとても不安だけれど、それ以上に回復のイメージを強く持とうと必死。マルコの時も、予想以上に回復してくれた。きっとテトだって。

ウンチもオシッコも一人でトイレでする事を覚えたし、小さくてお利口さんのテト。あと数日様子を見ていれば、だいたい一日のうちの体調と必要なケアに目処がつくだろうと考え、食後の変化を集中して数時間見守り、何か変化があったら直ぐに病院にいけるよう、昨夜からずっと付きっきりで過ごした。いささか疲れたな。今夜は布団で眠ろう。

(註)門脈シャントとは・・・

シャントとは「近道」という意味。通常、腸管からたくさんの栄養素を含んだ血液を運ぶ血管(門脈)は、いったん肝臓に集まり、ここから後大静脈を経て心臓に入る。肝臓は門脈に含まれるたくさんの成分を蓄積したり、分解したり、作り替えたりする。

しかし、この病気はその門脈が直接後大静脈に入り、本来体に流れてはいけない物質が流れてしまう結果となる。それはアンモニアと呼ばれる成分である。

食事をすると大量のアンモニアが門脈より吸収されて、本来なら肝臓に入り毒性のない状態にしてから体中をめぐる事になるのだが、「門脈シャント」がある動物は直接アンモニアが体中を回ってしまう。

血中のアンモニアの増加は、脳に悪影響を与え、意識障害や痙攣や昏睡といった脳神経症状を起こす。従ってこの門脈シャントのある動物は、食事後に症状が現れる。食事療法と投薬でうまく
コントロール出来る場合がある通常は、先天的なケースが多い。

イオ

足先を舐めたい

Sep.26,2003

色々と想う事が多いのだが、書き残しておきたいような、人目に晒したくないような複雑な気分だ。こんな余裕のない時にも更新が多く、そして不完全な掲載依頼が多く、手間をとられるのが堪らない。みんないい加減だよな、自分の事なのに。それで良いのか?私がこだわり過ぎているのか?他人事だというのに、こんなに時間をとられている自分は一体何をしているのだろう・・・とも思うが、丁寧に手間隙かけて作って来た事に対しては後悔はない。続けるのであれば、誠実に且つ丁寧でありたい。

アインが吐いているが、食欲はある。少し太った位だ。まだまだ頑張っている。ジーコはマルコに鼻筋を引っ掻かれたようだ。イオも太った。体型に変化がないのは、ゴマとペリーだけだね。

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