リマ

ルスを枕に

Oct. 5,2003

朝からスパゲッティ。だって体力が必要なんだもの。カーボン食で頑張ろう!という事で、今朝のパスタはベーコンとキャベツ炒めの応用。簡単であっさりしていて美味しい。説明するまでもない位の簡単さだが、一応休日のランチの献立のヒントになればと思い、書き残しておく。

ベーコンとキャベツのスパゲッティ

1.薄切りベーコンは3センチくらいに切り、キャベツはざく切りにしておく。どちらもたっぷりが美味しい。
2.たっぷりお湯に塩をたっぷり入れ、スパゲッティを茹で始める。
3.フライパンを中火にかけ、ベーコンを炒め、脂が充分出たらキャベツを投入し強火で炒める。
4.炒めたところに塩コショウしてから、固めに茹でたスパゲッティを投入、よく混ぜて出来上がり。
5.さっさと食べる。

5分で食べて食器や鍋を洗ってから、ミュウをキャリーに入れ、また今日の検査と治療に連れて行った。ミュウはあまり嫌がりもせず、すんなりとキャリーに入ってくれるので助かる。それだけ元気がないのかも知れないが、問題はキャリーがとても重たい事だけだ。私では車から出せない。腕の力だけで持ち上げるのは厳しいのだ。

今朝も一番乗りだが、その代わりにシャッターの前で20分近く震えて待つ羽目になる。今朝は太陽が出てくる迄は肌寒かった。ミュウのキャリーには、風や冷たい空気が入らせないようにと毛布を掛けている。しかし、間もなく大型犬を2匹連れた夫婦が来て、シャッターが開いて中に入ってからも狭い待合室で一緒に待つ事になった。いずれも毛並みの良いレトリバー2種類なのだが、どんなに手入れの良い大切にされている犬だろうが、散歩に出る以上は被毛に色んなもの(極端に言えばウィルスだって)が付着しているだろうと思うと、同じ空間に免疫力の落ちている年寄りの猫(しかもとりわけ弱い純潔種)を置きたくはないと思った。せめて猫専門の動物病院が近くにあれば・・・と、犬を飼っている人には申し訳ないけれど、正直な気持ちを言えばそう思う。ちょっとした事が命とりなのだもの。

断っておくが、私は犬も好きだ。犬と猫とどちらが好きか・・・などという質問は、ナンセンスだ。しかし犬の方が好きだと即座に言ってのける人の中には、猫は嫌いだと言う人が多かった。極端な例だが死んだ舅などは、犬は良いが猫なんて気持ち悪いものを良く飼うものだ・・・と私たちに面と向かって言っていた。舅は性格が極端に悪いだけでなく精神病もあったので、これは例が悪過ぎたな。

猫好きで犬が大嫌いと言う人には、今まで出会った事がない。不思議な事だが。という訳で、私は犬もかなり好きなのだが、ずっと勤めていたし、そうなると散歩させる時間や体力がないので、自分で飼う事は諦めている。せめて病院などで、色んな犬と触れ合えるのは楽しみだった。しかし事がミュウを少しでも余計なリスクから守ろうと思うと、誰ともどんな犬とも出会いたくはなかった。ご都合主義も極まれりだな。

ともあれ、今日もレントゲンと血液検査をし、3本も注射されて(して戴いて)、X線写真を見ながら詳しく説明を聞き、あまり楽観出来ない状態を告げられて帰って来た。水が抜けきれないので、また抜かなければならない日は遠からず来るだろう。石灰化した肺の前方の他に、肺の下の方に写った大きな丸い影2つも気になる。昨夜は咳の発作が続いた。食欲も当然ない。寝る場所に冷たい床の上を選ぶのも、熱っぽいのかと心配になる。完治する事はなくても、生きていてくれたらそれだけで良い。自分にも猫にも無闇に延命措置をしたくないと言っていた私が、馬鹿だと思うがミュウには何としてでも生きていて欲しい。

明日からも同じ事を続けて行く。明日は会議の資料の準備があるだろうから、どのみち相当早くから出勤する予定だ。6時半に家を出れば、こうちゃんが私を送ってとって返しても8時半には家に着くだろうから、9時には病院に入れる。毎度言い訳をするようだが、うちからラボへ徒歩とバスと電車で行くのは、かなりの時間のロスなのだ(多分、1時間半ではきかない)。しかも、今の私の体調では辛い。つまらない事で意地を張って頑張り、肝心な事に支障があるのでは困る。こうちゃんの優しさに甘えて、当分は送迎して貰う事にした。

ミキコは『日々の想い』の中で、ファビの逝った日の事を悲しみの中にあっても極めて客観的に淡々と、しかし本人の悲しみは痛い程伝わる文章で、きちんと書き記していた。彼女は優しい母の顔と、極めて知的で冷静な知識人の顔を、全く矛盾させずに同居させている珍しい人だ。その2つの面を違和感なく結びつけている「にがり」のようなものは、多分天性の「豊かさ」ではないかと思う。

それは決して物質的な豊かさという意味ではなく、自らを与える事を厭わない心の豊かさの事だ。それを多分、無自覚にやれる数少ない人だ。私は自分に言い聞かせなければそれが出来ない小者だ。ミキコには、必要以上に自己主張する事のない包み込むような静かな豊かさを感じるのだが、それがちゃんと感じられる私はきっと素直ないい子なのだと自画自賛している。どうだろう?

テトは、あれ以来極めて順調に見える。食後に具合が悪くなる事もないし、ウンチもしっかりしている。鳴き声も大きいし、体重も570グラムまで増えた。どんどん大きくおなり。そして早く、リマ姉ちゃんたちと遊んで貰おうね。

テト

光と影

Sep. 5,2003

夜は、久々に禁を破って味噌汁を作る。ワカメとエノキをどっさり入れる。私はお碗に箸が立つ程に、具だくさんの味噌汁を作る。おかずの一品にもなるし、塩分のある汁を摂り過ぎずに済むからだ。味噌は実家のママが作っていた味噌汁の味噌から離れられなくて、一時は色んな味噌を試してみたものの、結局その味噌を買って送って貰うようになった。白味噌ではあるが、深みのある塩分の強くない素晴らしい味噌だ。近所の酒屋で量り売りしているものらしい。こうちゃんと二人で、何度も「美味しいね」と繰り返す。味噌汁にこれほど感動出来るなんて、やっぱり私は日本人なのかな?バスタばかり好んで食べているので、てっきりイタリア人なのかと思っていたけれど。(こういう事は、どうぞマトモにとらないで下さいね、最近、何でも真に受けて下さる方がいるので困ってしまいます。)

鯖の一夜干しも焼いた。すだちをかけて醤油はかけず(私も自覚が出来て来たものだ)。得意の安上がり手抜きメニューの「もやし炒め」も作った。もやしは、生のうちにマルコとジャムが競って食べた。変な猫たちだ。ペリー部屋のペリーとイオは遊んであげてからでないと食べないし、カワムラ部屋のカワムラは遊びながら食べるルス・リマの分まで食べようとするし、テトのご飯はまだ日に4回でi/dだけだし、2階ではw/dをあげる子、k/dをあげる子、ドライしか食べない子、一時間おきに少しだけ舐める子・・・食事の世話だけでも、それぞれに付き切りにならないといけないので、実に時間がかかる。

全員が健康で何のトラブルもなく若ければ、日に2回ドンドンと頭数分の皿を置けば済むのかも知れないが、付いていてあげないと食べない子もいる家では、きっと同様に手間暇かけているのだろうね。付きっきりで食事に1時間かかる子がいると言うから、岐阜の暢子さんの話を聞いていると私も頑張らなくちゃと思う。

その暢子さん一家のサイトが新しく生まれ変わるにあたり、私のサイトの《Catpeople Net Magazine》を基地にしてくれる事になった。『Ito家』としてご紹介する。これからは、あかたんととうさんは私の店子だ。店子と言えば子も同然・・・同い年の暢子さんだが、これからは娘か。とうさんなんか、こうちゃんより年上だぞ。それも息子か?

滝沢さんとの出会いのきっかけとなった11匹の保護猫たちは、昨日無事に最後の子まで里子に出せた。最後の里親さんは、少し前に猫を飼う事に関してのご相談を下さった埼玉の女性だ。むろん励まして、出来れば姉弟で里子を迎えて欲しいと願っていた。そうしたら昨日の夜滝沢さんから電話があり、嬉しい報告を聞かされた。埼玉から来てくれて・・・と言うのを聞いて、直ぐにあの人だろうか?と閃いた。案の定、その方だったので嬉しさ倍増だった。しかしまた、新たな保護猫が11匹・・・頑張っている滝沢さんを、どうか応援してあげて下さい。

明日からまたハードなので、さっさと更新して寝なくちゃ。明日は6時半に出動だ。起きるのは3時半の予定。

今日のにゃんこ

はじめまして、お腹を向けて寝ているグレーのサビ猫は「あお」ちゃんです。

はじめて目が開いた時に、目が青く見えたのでその名前をつけましたが、今はちょっとグリーンがかった茶色の瞳です。しかも、サビという柄というのは、ここのオーナーの川口さんに教えていただき、初めて知りました。

産まれたてを保護して2ヶ月弱、9匹兄弟だったのが、3匹天国にいってしまい、今は6匹兄弟。その兄弟達も4匹里子が決まり、にゃんにゃん隊と称していたものの、今では2匹の小隊になりました。

性格は兄弟のなかでも慎重派で、いろいろ匂いをかいだり触ったりしてから行動し、危険なことはしません。他の兄弟にくっついて歩いている甘えん坊さんです。

でも、いったん安心してしまえば、写真のとおり、お腹を向けて寝たりしています。こんなあおちゃんの里親さんを募集しています。

あおちゃんの募集は、募集コーナー No.1065-4で詳しく見てね。

「今日のにゃんこ」を募集します!詳しくはこちら

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