昨夜はミュウが、自ら選んでケージの最下段に置いた新しい猫ベッドで寝ていたので、その前の床に私が寝た。寝たような寝ないような・・・。

昨夜水を抜いて元気になるかと思えば、そんな都合の良い事はなかなかないらしい。ぐったりとしたまま朝を迎えた。このままお別れする事になるのではないと不安で堪らず、今日の通院は一緒に行く事にした。９時５分前に病院に到着。この１週間、毎朝一番乗りだ。今にも呼吸が止まりそうなミュウを、順番待ちさせるのは辛い。

レントゲン撮影は、バンザイの格好で押さえつけられているのがかなり嫌らしく、撮影の時に暴れて毎回てこずるらしい。あのお利口で聞き分けの良いミュウが暴れる？私にはとても信じられない。しかし今日はすんなり終わった。それだけ衰弱しているという事か。

今日も水を抜いた。昨夜は１８０ｃｃ、今朝は８０ｃｃ。やはり出血していると言う。止血剤と抗生剤、ステロイド、利尿剤、消炎剤を注射。今日の午後は休診なのだが、何かあれば電話して下さいと言ってくれる。昨夜と今朝と水を抜いたので、明日の朝までは大丈夫だろうと思うんですけどね・・・マツモト先生はそう言った。そんな短い時間じゃ嫌だ。悪夢のような舅・姑から開放されて、やっと自由になったばかりだ。これからだよ、ミュウちゃん。

今日も、犬を連れたご婦人が来ていた。さっきまで外の地面を歩いて来た犬を、待合室の長椅子の上に座らせている。汚い。やめて欲しい。どうして犬飼いには、こういう傍若無人な人がいるのだろう？病院の待合室は公共の場だ。もう少しマナーを心得て欲しい。

１０時半には終了。こんな時ではあるが捕獲を予定したので、土曜日に避妊の予約をとって戴き、急いでミュウを家に連れ戻る。自分からケージの最下段に設えたベッドへと向かう。あとはぐったりとしている。ずっと傍に居たいけれど、私は仕事に行く。こうちゃんがいるから大丈夫だね。後ろ髪ひかれるなんて生易しいものじゃない。

ちょっとした事がきっかけで、涙がツルツルと流れて落ちる。ミュウの事を考えてしまうと、何か思い出すと、それは抑えが効かなくなる。よくもまあ、ドライアイでシェーグレン症候群の乾燥症の私が、こうも涙が出せるものだ。