アイン 勾玉お役御免 Oct.25,2003

2003年10月25日
休日の度に、１階の片付けを少しずつ進めている。何しろ舅・姑が５０年以上かけて溜め込んだガラクタが、比較的広い家中に一杯なのだ。うちは古物商か？ゴミ溜めか？年寄りは勿体無くて捨てられないから・・・と弁護するなかれ。うちの年寄りは、物凄く贅沢して生きていたのだから。毎年のように海外旅行、年に何度も国内旅行、オペラ、高級な店での度々の会食、軽井沢の一等地の別荘、ゴルフ会員権、庭木とワインには、家一軒建つ程金をかけたようだし、宝石や衣類もたんまり買っていた。化粧品も婆さんなのにコティなんか使っていたし。

それが全て残されたと思ったら大間違い。ゴルフ会員権はとっくの昔に売却したそうだし、別荘は義姉夫婦の名義になったし、宝石なんか残っていなかった。ま、人の宝石なんか欲しくも無いけど。我々に残されたのは、築４０年の傾いた土地家屋と、大量のゴミと、舅の残した莫大な借金だけ。その借金の存在も知らず、姑は最後までお気楽で贅沢をしてくれた。「いい気なもんだよ。」こうちゃんは今日もしみじみと言った。不公平だな、世の中は。苦労せずに終わってしまう人生もあるのだから。

去年は、舅が溜め込んだ空の酒瓶やゴミに近い雑貨を捨てるので精一杯だった。何たってワインの酒瓶だけでも６００本あったのだから。今年に入り、ラボのテストフィールドに作られた瓦礫の模型の中に、ベッドと箪笥、サイドボードを持って行って貰えて、３畳の納戸はスッキリした。

平日も、こうちゃんが少しずつ色んなガラクタ（壊れたラジオがたくさん、壊れた懐中電灯が何個も、何十年分もの公共料金の領収証や料亭のお品書きの山、山のような靴などなど）を捨ててくれていたので、カワムラの部屋は広々とスッキリした。しかし、幾つもある食器棚やキッチンの戸棚には、まだまだ死屍累々と古い汚らしい食器や壊れた調理器具などが、多分ダンボールに１５個分位はある。兎に角、次々と新しい物を買っては、古い物は絶対に捨てないのだから、それは溜まる一方だろう。バラバラに解けた、使っていない寿司桶なんてのも出て来た。１０数年前までは使っていたと思しき新品（比較の問題だ）も出て来たのだが。

今日は、普段使っていた食器棚の中だけでも整理しようとしたら、わずか４段のスペースに、物凄い量の食器が詰め込まれていて、しかもこの１０年一度も目に触れた事すらないような古い古い物まで出て来てびっくり。マグカップだけでも２０個位はあっただろう。どんどん捨てる。使えそうな物と質の良いものだけ選別し、徹底的に磨く。シンプルグリーンで磨くと、あまり力を入れずともピカピカになる。捨てるには惜しいものを残して、あとは９割方捨てる事にした。

殆ど使っていない５客揃いの蓋付き丼など、使ってくれる人はいないだろうか？２セットもあるのだ。私は使わない。だって、蓋なんか閉めている暇なく食べてしまうもの。それに私には、丼としては小さい。後で写真を撮ってお見せするので、希望者がいたらもちろん無料で送料もこちら持ちで差し上げます。

来週末は、鍋類とカトラリーに着手する予定。これも物凄い量があるのだ。まだ手を付けていない戸棚が、キッチンだけで７つあるのだから恐ろしい。少しは捨てといてくれれば良かったのに、景品のクズ食器まで山ほど取ってあるのだから。そして良いものは使っていないで。食器は全て、糸尻や裏側が手垢と脂汚れで真っ黒だった。口うるさい事を言っていた割に、洗い方が全然駄目。私は神経質な実母に似て（そして仕込まれて）食器洗いは徹底しているから、糸尻が黒いなどという状態は許せない。

掃除は嫌いだが、アレルギー軽減の為に仕方なくしている。私が好きな家事は、兎にも角にも水仕事なのだ。洗濯と食器洗い。そして水撒きも好き。水に関係する事ばかり。

昨夜あたりから、やっとマルコのクシャミが治まってきた。涙目もなくなり、流石に若くて体力があるせいか、それ以上に悪化する事なく終わった。今日あたり何が何でも病院に連れて行こうと思っていたのを感じて、自力で必死に治したのかも知れない。マルコ、弱虫で我儘だから。

マルコ 風邪治ったよ Oct.25,2003

夕方には「ＯＮＥ」へ行って、野良猫用の缶詰と、猫トイレの砂を３ベール（１２袋）、トイレ３個、テトの猫ベッド（またか？）を買って来た。

車は後部座席もトランク（荷台？）も満杯だ。


６時過ぎには、宅配便が届く予定だったので、焦って帰る。


有り難い事に、お花が切れかけている今、新しいお花を贈って下さる方がいる。感謝。しかし暗くなってからなので、今日のところは撮影出来ず。今日は明るいうちに、昨日のバラだけ撮っておいたのをご覧戴こうかな。

バラ Oct.25,2003

拡大するとこんな感じ。

ひとつの花は小さめで、八重咲き、１本の茎が枝分かれして３〜５個の花が付いている。茎が細くて柔らかく、花瓶に活けると頭が垂れ下がる。そこが一番気に入ったのだが。

てっきり１本に１つの花だと思っていたので、２０本も注文してしまったが、もし次回注文するとしたら、２〜３本で良いだろう。

今回は、悲しくてヤケになっていたのか、つい特別に贅沢しちゃっただけだ。こんな金があったら、猫缶買え！とミュウに叱られるかな？

掃除にすっかり時間がかかり、晩ご飯は２３時を過ぎてしまった。焼き餃子とキャベツ・胡瓜・ハムの千切りサラダ。ご飯は新米で幸せ。さてエサやりに行こう。