ルス

ふかふか猫

Nov.11,2003
2003年11月11日
動物病院と人間の病院の掛け持ちの一日。外は寒くて一日中雨降りだった。身体に力が入って疲れるね、寒い季節は。外の猫たちは、もっと寒いだろう。アライさんから、ぷーちゃんが猫トイレを工夫した猫ハウスに入っていたとメールで報告されて、とても嬉しかった。この雨続きの日々だものね。

家の猫たちの為には、オイルヒーターとホットカーペットを色々と工夫している。先ずは一番広い(貧乏性の私には広過ぎて、いっそ仕切りたい位だ)カワムラ部屋。ケージの床をはずしてホットカーペットの上に置き、中にはお昼寝用毛布をゆったりフカフカと敷き、ケージの上には厚手の毛布をすっぽりと掛ける。入り口は、毛布を垂らしてわざと狭くしておく。あっという間に、美味しいエサを仕掛けた捕獲器に猫が入ってしまうかのように、わらわらと猫たちが集まる。4匹全員、中で仲良く寛いでいた。もっと寒い朝晩は、ガスファンヒーターも併用する。

ペリー部屋。ここにはオイルヒーターとホットカーペットだ。この部屋は機密性が高いので、オイルヒーターで充分暖かい。おまけにムートン調の毛足の長い、素晴らしく手触りの良いカーペットも買ってあげちゃった。ペリーは噛んでいるけど。

2階は元より暖かいのだが、年寄り猫と具合の悪い猫がいるので、オイルヒーターとガスファンヒーターを駆使している。湿度にも注意しているので、大変に暖かい。私は半袖Tシャツで過ごせる程だ。アメリカの家庭か、ここは?

ジーコとマルコは、あと3日間治療を続けて駄目だったら入院させる事になった。しかしジーコから回復し始めているようだ。食べる量が少なかったせいだろうか。マルコは入院になるかも知れない。マツモト先生はマルコが保護されて断脚し、長く入院していた時から「この子はボクのお気に入りなんだ。」と言っていた位だから、「これで駄目なら入院ですね。」と言った時、ついニコニコしてしまっていた。先生、今のマルコは先生が知っているマルコとは別猫なんです。とんでもなく我儘なんですよ、手を焼きますよ。

さて、とても複雑な気持ちでお知らせしなければいけない事がある。しーちゃんは、実は腎臓がかなり悪かった事が先週のうちに解かっていた。小野さんが病院に連れて行って下さり、その結果をお知らせ下さっていたのだが、即日入院だったので数日してからの結果を待っていたのだ。しーちゃんは甘えん坊で鳴いて駆け寄って来ていただけではなくて、もしかしたら助けて!と言って鳴いていたのかも知れない。そう思うと辛かった。

今日、しーちゃんは退院させて貰えたようだ。人間の人工透析のような処置をして戴けて、そして退院後は投薬で毒素を排出させるようだ。療法食は食べないらしい。我儘なしーちゃん。これが一過性のものなのか、慢性の腎不全の悪化なのかは、この先の幾度かの検査結果を待たなければ解からないだろう。

小野さんは、「このまま静かにうちで様子を見させて戴きます。」と言って下さった。申し訳ない。本当は、この事が判明した時点で、我が家で引き取りますと申し上げてみたのだが、私のところには12匹と2つの場所の外の猫たち、そして仕事とサイトでの相談等があるからと、小野さんには「川口さんは無理よ。」と優しくたしなめられた。そんなに甘えて良いものか、かなり困惑したけれど、小野さんがしーちゃんを思って下さっている気持ちが有り難く、それ以上に何も望むべき事は思いつかない。

どういう結果が出るかは解からないが、しーちゃんは本当にラッキーで幸せな猫だ。最高の保護者を得たしーちゃんは、やっぱりシンデレラだった。こうちゃんに報告し、抱き合って喜んだ。しーちゃんの病気が軽くなるよう祈る気持ちはあるけれど、極端な事を言えば、たとえこれで直ぐに天国に行ってしまっても悔いはないと思う。それ位の幸せを、しーちゃんと私は小野さんに戴いた。(私はまだ天国には行けない。それは解かっているから大丈夫。)

そんな訳で、今日でしーちゃんの募集を打ち切らせて戴いた。これまでにたくさんお問い合わせと励ましを戴いてきた事には、皆様に深く感謝致します。

ジーコ

少し快復

Nov.11,2003

月命日に戴いたお花も、雨で部屋が暗かったのだが、また撮影しておいた。しつこくまたご覧戴こうかな?

夜も電気をつけっ放しにしていたのだが、ミュウだって眠りたいだろうから、夜だけは猫のステンドグラスランプの灯かりにした。このランプが、買って以来やっと役に立った。

実はランプだのライトだのというも好きで、色々と集めていた。猫モノだけでも2つある。黒猫のシルエットが浮かび上がるものがあるので、黒猫屋にでもあげようか。物々交換でね。

ピンクのバラは、私たち夫婦が毎週お供えしているものだ。今週は入荷が危ぶまれたのだが、さっき花屋から電話があり「何とか入荷するようです。」と言われて喜んだところだ。

これは熊本で個人が栽培している花なのだそうだ。結構高地なので冬には積雪もあると言うし、安定供給は難しいらしい。でも寒いシーズンだけでも、ミュウの為に続けていきたい。もちろん贅沢である事は承知の上だ。ますます別のところで節約に励もう。

別のところと言っても、猫フードや猫関係は一切節約しない。その代わり、人間は外食を極限までしない、出来合いの食べ物は買わないでマメに作る、サラダドレッシングなんか絶対に買わないぞ。洋服なんか洗濯してあれば何でも良い、化粧品なんかもちろん買わない、だって最近はもはや化粧もしないのだ。そうして節約すれば、花代くらい軽く出るはず。

どうせ夏場には生花は保たないから、きっと途切れがちになるだろう。花とミュウのお骨の為に、エアコンをつけっ放しにするだけの甲斐性と酔狂さは、流石の私にもないと思う。その為だけで電気代5万はいくはずだ。ほほほ。残念だけど、そこまでは無理ざんすね。

しーちゃんの事やら自分の目の不調、家の子たちの容態の悪さなどが重なり、まだお悔やみのお礼をメールしていない。49日までにすればいいかな?と、先延ばしにしていたらお正月になってしまう。遣り残した事を少しでも片付けられるよう、ほどほどに頑張るぞ、と。

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